「あとらそふと」のWOLF RPGエディター製のRPG「やまとの姫」をプレイしました。
前作の「マッドプリンセス 華麗なる闘士たち」が非常に面白かったので、最新作である今作も購入してみました。
2000円ほどのシェアウェアではありますが、紹介や攻略記事を書いてみようと思います。
2020年5月時点で税込1980円です。
上の画像リンクから購入すると、私にいくらかの報酬が発生してしまいます。
アフィリエイトが嫌いな方はご注意ください。
ゲーム概要
ゲームとしては、カードを使用した戦闘に特徴のあるRPGです。
戦巫女である主人公(デフォルトネーム:ヒミコ)が、呪符を駆使して、各地を鬼国から解放するという話の流れです。
簡易的なマップのダンジョンをクリアしていくことで、新たに行ける場所が解放されます。
各地の拠点では、陳情(いわゆるクエスト)を達成していくことで、報酬がもらえます。
また各地にある「巫女の里」では、報酬として得られる「霊力」を使うことにより、呪符の作成・強化を行うことができます。
基本的にはこの繰り返しで、新たに出現するマップを攻略していきます。
ゲームシステム
基本的には、このような全体マップから目的地を選んで移動します。
ダンジョンであれば攻略が始まり、都市や街などの拠点であれば、宿屋やクエストの報告、呪符の作成・強化ができます。
ダンジョン
ダンジョンは、上の画像のような画面で進めていきます。
踏破している部分と隣接している、未踏破の部分をクリックしていくことによって進んでいきます。
移動するたびに、パーティーメンバーの数だけ「食糧」を消費していきます。
食糧が0になると、移動のたびにダメージを受けるので注意が必要です。
食糧を手に入れるには、敵を倒したりイベントの結果によって増減します。
右クリックを押すことで、いったん探索を終えることもできます。
その場合、探索状況は次に引き継がれます。
しかし、長く探索を続けることによって、得られる「霊力」にボーナスが係るため、なるべくなら一度でのクリアを狙いたいところです。
イベントが起きる場所は「?」と表現されており、様々なコモンイベントが発生します。
イベントの結果によっては「勇気」「慈悲」「冷徹」「鬼道」の4つのパラメータが増えていきます。
これらのパラメーターが、仲間になるキャラクターや、到達できるエンディングの条件となっています。
バトル
バトルは、上の画像のような画面です。
プレイヤーができることは、「呪符を使用する」「山札から引く」「アイテムを使う」ことです。
カードバトルといっても、それほど複雑なものではありません。
行動がカード化されているくらいに捉えれば大丈夫だと思います。
敵や仲間の行動、そのタイミングは常に表示されるため、それを見越した呪符を選んでいくことが重要です。
神力や守護などの解説はRead meに書いてあるので、用語や仕組みに慣れないうちはそちらを参照しましょう。
仲間
ストーリーを進め、ヒミコのパラメーターが増えていくと、色々なキャラクターが仲間になります。
マップ攻略中に仲間に登録されることもあれば、条件を満たした状態で宿に入ると登録されることもあります。
仲間は自分で操作できないものの、戦闘では非常に頼れる存在です。
これまでの作品の登場した人物も大勢います。
攻撃が得意な仲間、補助などの援護が得意な仲間など、様々な特徴をもっています。
どういうパーティーを組むかで、ゲーム後半の難易度に関わってきます。
感想
クリアまでの時間は、正確ではないですが10時間かからなかったくらいだと思います。
戦闘は、必勝パターンを編み出せばしばらく余裕で戦えます。
しかし、そのパターンがいずれ通用しなくなるので、また改良して・・・というように改良を重ねていくのが楽しかったと思います。
ほとんどの戦闘は、こちらが余裕で叩き潰せるか、こちらが余裕で叩き潰されるか、です。
しかし、たまにある実力が伯仲している相手との戦闘は、詰め将棋のような面白さになり、非常に楽しいです。
一手一手を考えながら、ゆっくり詰めていく戦闘は、僕が最も好きなタイプのものでした。
たまに強敵が混じっている通常戦闘や、ラスボスでそういうことがありました。
「カルドセプト」などのようなカードゲームの作品として期待しすぎると、少し拍子抜けするかもしれません。
これまでの同サークルの作品は、どれも戦闘システムに一工夫があり、それが面白さとなっていました。
本作も同じように、戦闘に一工夫しているゲームというように捉えれば楽しめると思います。
ゲームが中盤を超えてくると、マップ攻略中のコモンイベントを見尽くしてしまっているせいか、少し退屈になってしまう感はあります。
マップ攻略自体も、基本的にはどのマップも同じ進め方なので、飽きてしまうと作業的になりがちだと思います。
しかし、呪符を強化したり、クリア済みのマップを特殊な方式で再挑戦できる「夢幻ノ修練」など、やり込み要素は非常に多いです。
エンディングも、条件を満たしたENDは同時に獲得できますが、一度のクリアでは見切れないでしょう。
クリア後も、呪符は引き継いで最初からプレイできるため、好みの仲間を使いやすくなります。
攻略メモ(ネタバレあり)
序盤の呪符で大事なのは、火力です。
やられる前にやるというのが大事で、戦闘開始直後に敵を半壊させることを狙いましょう。
火、火炎、煉獄などは、早い段階で強化しておくと、戦闘が楽になります。
序盤から後半まで役に立ったのは、「天恵」が付いていて全体攻撃ができる「狐火」です。
戦闘開始直後にこのカードがあることで、敵全員にダメージを与えられます。
また、中長期戦に有用な「黄泉の契約」も序盤はおすすめです。
消滅する呪符を使うたびに山札から手札が補充されるため、山札から手札を引くターン消費が節約できます。
すべての呪符が対象の「禁呪」は、消費する体力の割合が多いため、僕は敬遠しました。
他に役立った呪符をいくつか紹介します。
・神楽
序盤からお世話になり、最後まで使える呪符です。
ターン消費せずに使えて、戦略の幅を広げられるので非常に使いやすいです。
・祈祷
神力を上げつつ、山札から一枚引けます。
全体攻撃を使う前などに使えば、敵が多い分だけ神力を効果的に生かせます。
・鎮魂の一撃
ラスボス戦でとどめを刺した一枚です。
赤の呪符を使った分だけ強化されていくので、長期戦で非常に効果を発揮します。
使っても消滅しない呪符の格式がどんどん落ちていく一方、このカードは神格化されているため格式が落ちません。
むしろ今までに使った赤の呪符の分だけ増えていくため、最終的にはとんでもない大ダメージも与えられます。
これのお陰で、仲間が二人ともやられてしまっても、ラスボスと戦えました。
・暴風、狂風刃
いずれも敵の守護に対して効果を発揮するため、地味に役立ちました。
仲間は、攻略に大事な要素です。
頭数が揃わないうちは選ぶ余地がありませんが、人数が増えてきたら精査しましょう。
割と序盤に仲間になり、最後まで外さなかった仲間はハシルです。
最初の行動に、必ず全員守護を使ってくれるので、パーティーの安定感が増します。
さらに全体攻撃スキルもあるので、通常戦闘はほぼ安心です。
もう一人の仲間は、攻撃能力の高いメイジーを使用していました。
戦闘開始直後に、ヒミコの先制攻撃とメイジーの攻撃で、敵パーティーの一人を撃破すると相当優位になります。
正直、この二人でほぼ不満がなかったので、ほとんど仲間の入れ替えをしませんでした。
ひょっとすると、非常に強い能力を持った仲間がいるかもしれないので、2週目は色々と試してみようと思います。
アイテムは、基本「永続」効果のあるものを集めていき、それ以外は売ってしまって構わないと思います。
僕は戦闘でアイテムを一回も使ったことはないままクリアしてしまいました。
最大体力や守護、神力を永続的に上昇させるアイテムを中心に持つようにすれば、安心して戦えるようになります。
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