ゲーム紹介文の、『どんなキャラにも告白できる【バカ×ノベル】』というフレーズに惹かれてプレイした作品「The告白!!(ざっこく!!)」。
プレイしてみたところ、結構楽しみながらプレイできたので、紹介記事を書いてみようと思います。
The告白!!(ざっこく!!)
ゲーム概要
ゲームとしては、オーソドックスなアドベンチャーゲームです。
文章を読み進め、たまに出てくる選択肢を選ぶだけです。
上記の画像のように、見慣れたタイプの画面で文章を進めていきます。
それほどボリュームは多くなく、すべてのエンディングをコンプリートするまで、1時間~2時間くらいはかかります。
複数のエンディングがあるライトノベルを1冊読むくらいの感覚でプレイすることが出来ます。
本作の特徴としては、多くの選択肢に「告白する」という項目があり、誰彼構わず告白できるのがウリとなっています。
相手がどんな反応をするのか気になってしまい、ついつい「告白する」を選んでしまう魔力が、このゲームにはあります。
こういったバカな選択肢があるため、主人公自身もかなりのおバカキャラです。
ゲーム自体は明るい雰囲気で進んでいき、気持ちが沈んでしまうような展開は特にないため、楽しくプレイは出来ると思います。
ゲーム部分の感想
さて、より突っ込んだ感想について書いていきます。
まずゲームとしては、シンプルに選択肢を選んでいくだけなので、クリアするのはそれほど難しくありません。
選択肢によって好感度の隠しパラメータが上がったり下がったりするわけではなく、純粋に直前の選択で反応が変わる程度です。
後半、ルート分岐はありますが、選択肢が明確なので、狙い通りのルートに入れると思います。
バッドエンドは、直前の選択肢によるものばかりです。
独自のシステムとして、バッドエンドを見た後、すぐに直前の選択肢に戻って選びなおせるのは楽でいいなと思いました。
本当であれば、いちいちデータロードが必要になると思うのですが、そのまま読み進めていくだけでいいのは快適です。
それと、メッセージの表示速度が変更できないのは少し残念でした。
デフォルトの速度だとやや表示速度が遅く感じられたので、変更できればよかったと思います。
これは製作ツールの制約かもしれませんので、仕方ない部分なのかもしれません。
ゲーム内容についての感想(軽いネタバレあり)
最初はバカゲーなのかと思いましたが、段々と普通の展開になってきたので、少し拍子抜けしました。
しかし序盤に「告白する」の選択肢が頻繁に出現し、ついつい試してみたくなる欲望のせいで、どんどんゲームの世界に引き込まれてしまいました。
このあたりの、序盤のつかみは上手いなと感じました。
またすべてが主人公視点で進んでいくわけではなく、ところどころ、別の登場人物の心の中が描写されるシーンもあり、そこが珍しく感じました。
他にグラフィック関係で言うと、キャラクターの立ち絵の雰囲気が好みでした。
原色ではなく、淡いソフト色使いの素朴な雰囲気が特徴的です。
キャラクターは、見た目と性格が一致している王道なデザインでしたが、それぞれ個性がしっかり描かれているため、魅力的に感じられました。
そんなに思い入れの無かったキャラクターであっても、個別エンドを見ると、結構好きになってしまいます。
また、ギャグパートの文章も普通に面白いと感じました。
特にキノコ・タケノコ論争の場面は、かなりお気に入りのシーンの一つです。
エンディングについては、女性キャラとのエンディングだけではなく、男性キャラとのエンディングも、友情を感じさせられる内容で、素直に良かったと感じました。
むしろ二人の男性エンドは、特に力が入っているように感じました。
まとめ
序盤、何かと「告白する」という選択肢がある以外は、オーソドックスな内容の短編アドベンチャーゲームです。
全ての人に勧めるわけではありませんが、キャラクターデザインなどが少しでも気に入ったなら、遊んでみられてはどうでしょうか。
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