RPGツクール2000で作成された作品「捨てるしかない シンソウ版」をプレイしました。
「捨てるしかない」は「第13回ふりーむ!ゲームコンテスト」のアイデアゲーム部門で金賞を獲得している作品です。
本作「シンソウ版」は追加要素をプラスしたバージョンとなっています。
Twitter上で、ゲームのスクショやほかのプレイヤーの感想などを見ているうちに、興味が出てきました。
仲間やアイテムの取捨選択、高難度なボスラッシュ、独特の世界設定など、強烈な印象が残る作品でした。
ひとまず通常クリアするのに、約3時間ほどでした。
隠しボスを撃破しようとすると、さらに3時間ほどかかりました。
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目次
ゲーム概要
「捨てるしかない」は、魔王を倒すために「星のうろ」と呼ばれる場所にやってきたホウルを操作し、捨てながら戦い抜いていくRPGです。
ゲームのストーリー性は控えめですが、キャラクターの背景や設定など、かなり練り込まれているのが垣間見えます。
登場人物のセリフなどから、背景を推測する楽しみ方もできると思います。
本作はRPGですが、通常戦闘は無く、すべてがボス戦と言えるものばかりです。
そのため、経験値稼ぎをしてゴリ押しで倒すということはできません。
限られた手持ちのアイテムから戦略・戦術を練り、強敵を倒していくのが醍醐味です。
拾得物
このゲームの最大の特徴である「拾得物」についてです。
本作では、アイテムは基本的に14個までしか持つことができません。
正確に言えば、15個以上アイテムを持っていると、戦闘に入ることができないのです。
しかも回復アイテムや装備品だけでなく、技や仲間もアイテム扱いです。
戦闘を終えるごとに、新しいアイテムがどんどん手に入るため、否応なしに取捨選択を迫られます。
上位互換のアイテムなら判断しやすいのですが、それぞれに違った特徴があるため、何を捨てるかは非常に悩まされます。
あれこれ悩みながら、戦略を練るのが楽しい人にはたまらないでしょう。
捨テータス(誤字にあらず)
各メンバーの装備画面です。
武器・防具の下に欄がありますが、ある条件を満たすと、ここに破棄した技を1種類付けることができるようになります。
攻撃力・防御力は物理攻撃に関わる数値で、魔法力は魔法攻撃・防御の両方に関わります。
詳細なダメージ計算式は、ゲーム中に確認することができます。
AP回復量とは、毎ターン回復していくAPの量です。
APは戦闘において非常に大事な数値なので、次の戦闘の項目で説明しようと思います。
戦闘
戦闘はターン制ですが、味方ターンと敵ターンで明確に別れています。
味方の行動が先頭キャラから順に行われていき、そのあとに敵ターンに移ります。
ステータスに敏捷がないため、ターン中に敵味方の行動が入り乱れるということはありません。
味方ターン開始時に、敵の残りHPとAP、さらに攻撃力・防御力・魔法力を確認することができます。
一度画面を進めると、次のターンにならない限り、敵ステータスは確認できないため注意しましょう。
倒しやすそうな敵を見定めて、狙い撃ちしていくことが重要です。
APは、ステータス画面で確認できる「AP回復量」の分だけ、毎ターン少しずつ回復していきます。
スキルには、使用時に既定の量が溜まっていることを要求される「必要AP」と、使ったときに消費する「消費AP」が設定されています。
強力なスキルほど必要APが高いので、戦闘がある程度進むまでは使用できないことが多いです。
APの役目でもう一つ重要なのは、50%以上残っていれば、戦闘不能時に自動で復活するということです(HPは半分で復活)。
パーティーメンバーが戦闘不能になってしまうと、復活させるのに手数が必要なので、どうしても負担になります。
しかしAPを50%以上にキープすれば、復活させる手間が省けます。
AP消費量が多いスキルを使っていると、50%を切ることも多くなってくるので、状況に応じて臨機応変に戦うことが求められます。
敵もAPを持っており、溜まっていくと様々な強力な攻撃を繰り出してきます。
敵は、攻撃を受けることで、APの自然回復量が抑えられます。
たとえ与えられるダメージが少なくても、全体魔法などで攻撃すれば、大技を出される時間稼ぎにはなります。
ゲームの進行
本作は、東西南北の4つに分かれたエリアに、それぞれ2体ずつの敵が配置されています。
エリアの最奥には四配騎と呼ばれる強敵がおり、その手前に四配騎の部下とも言える敵がいます。
どこから手を付けても自由ですが、まずは4つのエリアの部下を倒してから、四配騎に挑戦していくのが無難でしょう。
ラスボスである魔王にはいつでも挑戦できるので、必ずしも四配騎全員を倒す必要はありません。
本作にはレベルの概念がないため、パーティー強化は、以下の手段に頼ることとなります。
・基本能力が高いメンバーと入れ替える
・強力な装備品、アイテム、スキルを手に入れる
・所持しているだけでプラス効果のあるアイテムを手に入れる
・敵を一定数倒すとホウルが新たな死還術を習得する
倒した敵は、味方として使役できるようになるため、パーティーメンバーをどんどん強いキャラと入れ替えていくことが必要です。
特に四配騎は、部下の上位互換に近い性能を持っているので、四配騎をメンバーに加えられれば心強いでしょう。
一度エンディングを見て戦闘に慣れれば、様々な特殊エンディングに挑戦するのも良いと思います。
「シンソウ版」の追加要素として、特定のアイテムを捨てることで、裏四配騎と戦うことができます。
通常の四配騎よりもさらに手強い相手となっているので、腕に覚えがある人はチャレンジするのも良いと思います。
感想(ネタバレ無し)
最初のプレイでエンディング(救済措置なし)を迎えるまで、2~3時間かかったと思います。
試行錯誤も多かったですが、勝ち筋が見えたときのワクワク感は、高難度RPGの醍醐味です。
高難度といっても、本作はチュートリアルや詳しい説明、救済措置などが完備されているため、とても親切な作りだと思います。
隠しボスにチャレンジしようと2周目を始めたときは、1周目の経験が生かして、効率よくプレイすることができました。
初回プレイに比べて、キャラの能力値が上がっているわけではないのに楽だと感じるのは、プレイヤー自身の慣れと成長の結果なのだと思います。
隠しボスの撃破は大変で、そこまでの合計で6時間~8時間ほどかかっていると思います。
たくさんの戦い方がある中で、自分なりの戦術を見つけ、それがどこまで通用するか試されているようで、最後まで熱中することができました。
決して詰め将棋のような一つの解法しかない難しさではありません。
ただし、隠しボスレベルまで行くと、みんなが考える強力な戦法は、ある程度似通ってくるということはあるでしょう。
戦闘は一つ一つ、やり直しを前提としているせいか、長期戦にならないバランスの良いテンポなので快適でした。
詰みそうで詰まないバランスが絶妙です。
とても楽しかったのですが、少しだけ気になった点が2つほどあります。
戦闘での味方ターン開始時に、敵のステータスが表示される場面についてです。
一度表示画面を進めてしまうと、そのターンは再度敵ステータスが見られなくなるので、「どの敵が状態異常にかかってるんだっけ?」とか「どの敵に物理攻撃が効かないんだっけ?」と、分からなくなってしまうことがありました。
システム上、再閲覧は難しいのかもしれませんが、また見直せると嬉しかったです。
もう一点は、アイテムを捨てる際に、アイテム一覧からメニュー画面に戻ってしまう点です。
救済措置を使って取捨選択をやり直すときなど、いちいち最初に戻ってしまうため、アイテムの数が多いと手間に感じられました。
また、現在装備しているアイテムに印が付いていると、さらに整理しやすいなと感じました。
高難度戦闘のRPGは、いままでにいくつかプレイしましたが、本作「シンソウ版 捨てるしかない」も同様に楽しむことができました。
システムにも、ストーリーにも「捨てる」ことが深く絡んでおり、凄い作品だと思いました。
プレイ記録・攻略メモ(ネタバレ有り)
何も考えずに、普通のRPGと同じ感覚でプレイすると、なかなか勝つことができません。
チュートリアルや、ゲームファイル同梱の「詰みそうなときに御覧ください」というテキストを読み、本作の仕組みを理解しましょう。
また、公式ホームページに攻略情報があります。
行き詰まったときは、参考にしてみてください。
全体的なコツ
僕のプレイの際に感じた、攻略のコツと思われる点について書いていきます。
・ステータス異常を活用する
相手が耐性を持っていない限り、ステータス異常は必ず効きます。
物理系の敵には拘束、魔法系の敵には霊障を付与させられれば、かなり楽になります。
特に序盤は拘束を与えられるスキルは大事にしていきましょう。
・AP50%をキープする
中盤以降は、敵の攻撃がかなり激しくなってくるので、自動復活できる50%以上をキープできると余裕が生まれます。
したがって、高威力でもAP消費が高いスキルは、使用を控えた方が安定しやすいと感じます。
AP回復量を著しく下げる装備品も、使いこなすのは難しいかもしれません。
・回復はアイテムに頼る
回復スキルはAPを消費します。
APが50%を切ることは戦闘不能にも繋がるため、できれば回復はアイテムに頼ると楽です。
また、全体HPを回復できるアイテムを1つはキープしておきたいところです。
・物理攻撃と魔法攻撃に対応できるキャラをそれぞれ用意する
敵には防御力が高い相手と、魔法防御が高い相手がいます。
こちらの攻撃手段が偏っていると、有効打を与えられず、苦戦することが多いです。
そのため、物理攻撃が得意なキャラと、魔法攻撃が高いキャラを1人ずつ用意しておくと安心です。
・カスたんの宝箱の優先順
戦法によると思いますが、個人的には、過年の御身 ⇒ 負念の御身 ⇒ 屍原の御身 or 礎台の御身、が良いのではと思います。
過年の御身は、戦闘開始時からAP32%が増加します。
スタートダッシュをかけるのに役立ちますし、戦闘開始でAP50%なら崩れにくくなります。
負念の御身は、今まで捨てた技をすべて使えるようになるため、戦術の幅が広がり、所持品の圧縮という意味でも有用です。
後の二つはお好みでOKです。
攻略メモ・序盤
以下で紹介するのは、僕が2周目のプレイをしながら書いた攻略記録です。
1周目は勝手がわからず、色々と無茶して攻略しましたが、それもまたいい経験だったと思います。
そのため、地力で攻略したいという人が以下の記事を読むと、本来の楽しみが損なわれる可能性がありますので、ご注意ください。
プレイの一例として、参考になれば幸いです。
自分の2周目の攻略順は、以下の通りです。
ポイ(西)⇒キシャス(南)⇒ハイス(北)⇒ディスカード(東)⇒ナベーデル(西)⇒ヘンダブルト(南)⇒スレング(北)⇒フォルジェート(東)
裏四配騎以降は、挑戦の順番で、大きく難易度が変わるとは感じませんでした。
西1
・奪法召喚物、外智民族最終遺児ポイ、業法召喚物
役に立ったもの:虎蛮剣(拘束)、ヂス・プロード(出血)
ホウル:AP温存しつつ、ヂス・プロードなどで攻撃
ホーカス:虎蛮剣で拘束優先
チャル:攻撃・回復
戦略・戦術:とりあえず左から順番に攻撃を集中させて倒していきました。
虎蛮剣で拘束しつつ、ヂス・プロードで出血させると、ダメージ効率が良く楽になります。
南1
・献花教団の殉教剣士、献花教団撲師キシャス、献花教団の殉教術師
役に立ったもの:ヂス・テリア(ダメージ軽減)、スクラップ(敵全体のAP上昇抑止)、ヂス・プロード
ホウル:魔法攻撃・アイテムでの回復
ポイ:魔法攻撃
チャル:アイテムでの回復
戦略・戦術:敵ステータスを上げてくる殉教術師に、まず攻撃を集中させます。
ヂス・テリア(全員に剣の耐性付与)やスクラップ(全体攻撃)を使えば、かなり有利に戦えると感じました。
北1
・大卑術の匠、寒獄狙墜王ハイス、千人軍皆殺伝説体現者
役に立ったもの:過年の御身、スクラップ
ホウル:スクラップで攻撃、アイテムで回復
ポイ:スクラップで攻撃、アイテムで回復
キシャス:スクラップで攻撃、アイテムで回復
戦略・戦術:
ひたすらスクラップを使いつつ、アイテム回復していれば楽に倒せました。
西1
・甲翼馬竜、竜騎士長ディスカード
役に立ったもの:獣殺しビニルブ黒(竜に4倍威力)
ホウル:悔悟のカンカードで殴って拘束、アイテムで回復
ポイ:獣殺しビニルブ黒で通常攻撃
キシャス:魔法攻撃、アイテムで回復
戦略・戦術:
竜から先に攻撃を集中させます。
「獣殺しビニルブ黒」を装備したキャラの通常攻撃をメインに、手が空けば他のキャラも攻撃に参加します。
ディスカードには物理ダメージがあまり通りませんが、悔悟のカンカードで殴って拘束状態にさせられれば、ダメージを与えやすくなります。
攻略メモ・中盤(四配騎)
西2
・偉法召喚物、四配騎ナベーデル、ムシシシ神の腥呪蛆
役に立ったもの:全体HP回復アイテム、スクラップ、インシネレート
ホウル:スクラップ、インシネレート、アイテムで回復
キシャス:スクラップ、インシネレート、アイテムで回復
ディスカード:物理攻撃
戦略・戦術:
まずムシシシ神の腥呪蛆に攻撃を集中させて倒します。
その後、ナベーデルが腥呪蛆を蘇生させるようになるので、スクラップで巻き込みつつ、毎ターン殺し続けます。
これにより、ナベーデルの手数を減らすことができます。
あとはAP残量に注意しつつ、アイテムで回復しながら戦いました。
南2
・献花教団の殉教司祭、四配騎ヘンダブルト、ムシシシ神の腥牴
役に立ったもの:全体HP回復、負念の御身、インシネレート、デモリッション、深呪剣
ホウル:インシネレート、アイテムで回復
ディスカード:深呪剣
ナベーデル:物理攻撃、デモリッション
戦略・戦術:
ヘンダブルトに攻撃を集中させました。
敵の防が999の時はインシネレートやデモリッションで攻撃、魔が999のときはディスカードやナベーデルで物理攻撃します。
物理攻撃役と魔法攻撃役を用意しておかないと、有効な攻撃ができないターンができてしまいます。
敵の攻が999のときは、AP50%以上ないなら冒死術を使い、他の二人は攻撃を行います。
最後に殉教司祭を残したら、そこそこ強力な全体攻撃をしてくるようになりましたが、残り1体なのでそこまで脅威ではありませんでした。
北2
・重度生髄開窟者、四配騎スレング、ムシシシ神の腥害腑
役に立ったもの:全体HP回復アイテム、負念の御身
ホウル:インシネレート、アイテムで回復、刻死術
ヘンダブルト:デモリッション
ディスカード:子子虎蛮剣(出血・霊障・拘束)
戦略・戦術:
まず子子虎蛮剣(または祖大御-御霊双狐で代用可)で、スレングと開窟者を状態異常にさせます。
これにより、被ダメージがかなり和らぎます。
余裕があれば、ホウルの刻死術を使えばさらに安心です。
その後はムシシシ神の腥害腑を優先して攻撃し、敵のステータス上昇を阻止します。
デモリッションが使用可能になれば、ほぼこちらのものです。
東2(苦戦につき、所持アイテムや装備も記載)
・アルビノ馬竜、四配騎フォルジェート、ムシシシ神の腥爪
役に立ったもの:回復アイテム、祖大御-御霊双狐、ヂス・フレート、冒死術、唾塞剣(疎塵唾塞剣)
ホウル:祖大御-御霊双狐、垂れ流れの膿皮、ヂス・フレート
ヘンダブルト:夜魔禍刃スィーガラ、ムシシシ神の腥害腑、ヂス・ホースト
ディスカード:獣殺しビニルブ黒、善塞の須主大器、唾塞剣(疎塵唾塞剣)
戦略・戦術:
とにかく、まずフォルジェートを最大火力で倒すことを考えます。
ホウルの通常攻撃で拘束・出血・霊障にして、ヘンダブルトのヂス・ホースト、ディスカードの疎塵唾塞剣という流れで攻撃します。
2ターン目も回復を考えずに同じ攻撃を行なえば、フォルジェートは撃破できます。
あとは、ホウルは通常攻撃でアルビノ馬竜のステータス異常を保ちつつ、ヘンダブルトはHP残量に応じて通常攻撃か疎塵唾塞剣、ヘンダブルトはアイテムでの回復かヂス・ホーストを使えば勝てます。
攻略メモ・後半
南
・聖者パペスコルゲン、天神骸カトゥロバ
役に立ったもの:祖大御-御霊双狐、東楓剣、回復アイテム+屍原の御身、空間のアルミスチル(空間捻り)
ホウル:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与、アイテムで回復
ヘンダブルト:アルミスチルで空間捻り、アイテムで回復
フォルジェート:馬路東楓剣で攻撃に専念
戦略・戦術:
パペスコルゲンはとりあえず放っておき、カトゥロバへの攻撃を集中させます。
ステータス異常にさせつつ、高威力の技で攻撃します。
カトゥロバの焼夷爆撃が強力なので、状態異常を保たないと辛いです。
APを高く保って、なるべく味方が欠けることのないようにしたいところです。
パペスコルゲンは、ちまちまとこちらを状態異常にさせてくるので、回復手段もしっかり用意しておきましょう。
即死攻撃を防ぐ防具があれば、より安心です(自分は持たずに戦いました)。
裏四配騎を一人倒すと「蔵死術」を取得し、所持数上限が+2されるため、かなり楽になります。
西
・六万人、亡国揮者ムル、月神骸ゴンバイ
役に立ったもの:浮陽石ユーチステル+屍原の御身、梅の盾+垂れ流れの膿皮+ムシシシ神の腥害腑(異常無効)
ホウル:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与、アイテムで回復
フォルジェート:馬路登楓剣で攻撃に専念
ヘンダブルト:魔法攻撃、アイテムで回復
戦略・戦術:
全員に異常耐性の装備を付ければ、それほど苦労しません。
しかし状態異常防止装備を持っていない場合はかなり苦労するので、せめて攻撃役の分くらいは確保したいところです。
月神骸ゴンバイの状態異常が厄介なのと、他の敵の戦闘不能を回復させてくるので、まずはゴンバイに物理系の攻撃を集中させるのが良いと思います。
2番目にはムルを倒していきましょう。
東
・ウスノロ河馬竜、臆病者のガルバーゲ、火神骸チャッカログト
役に立ったもの:ヂス・ホースト、登楓剣、スクラップ、火の理-獣巣
ホウル:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与、ヂス・ホースト、アイテムで回復
フォルジェート:馬路登楓剣
ヘンダブルト:スクラップ、アイテムで回復
戦略・戦術:
チャッカログトは毎ターン復活しますが、倒し続ければ行動させずに抑えられます。
ヘンダブルトにスクラップを使わせて、敵全体のAP上昇を抑えつつチャッカログトを倒します。
スクラップである理由は、デモリッションだと戦闘開始時すぐには使えないのと、高APを維持する必要があるためです。
まずはガルバーゲを狙い、ホウルの通常攻撃で状態異常にしつつ、馬路東楓剣で攻撃して倒します。
ガルバーゲを倒したら、次はホウルのヂス・ホーストで河馬竜を狙います。
河馬竜の防御力は高いため、フォルジェートは攻撃の補助くらいとどめて、メインはアイテムでの回復役にします。
北
・攻城空襲竜、人で無しのソポーナ、須神骸イナエノオン
役に立ったもの:須の理-斉繰、ヂス・ホースト、デモリッション、馬路登楓剣、子子虎蛮剣
ホウル:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与、ヂス・ホースト、アイテムで回復
フォルジェート:馬路登楓剣、子子虎蛮剣
ヘンダブルト:デモリッション、アイテムで回復、虎蛮剣
戦術・戦略:
敵全員が物理攻撃メインなので、最初のターンで全員を拘束状態にすると大変楽になります。
その後はイナエノオンに攻撃を集中させて倒します。
イナエノオンは倒れたあとも、こちらのメンバーが戦闘不能になるとHP10だけ回復して生き返ります。
ただ、残った敵を拘束状態にしつつ、しっかりHP回復すれば、それほどこちらも倒されないと思います。
裏四配騎撃破後の拾得物(救済措置無し)
ラスボス
・奴霊ドラゴン、魔王(腥胚あり)、ムシシシ神の腥腱
役に立ったもの:回復アイテム、屍原の御身、空間捻り
ホウル:空間捻り、アイテムで回復
フォルジェート:馬路登楓剣、子子虎蛮剣
ヘンダブルト:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与、ランドフィル、アイテムで回復
戦略・戦術:
まず空間捻りを使用し、全員に剣・熱の耐性を付与させます。
これにより、敵の火炎攻撃や武器攻撃のダメージがかなり減ります。
即死を防止する防具がなければ、奴霊ドラゴンの致死性ガスが脅威になるので、先に倒しましょう。
ドラゴンと魔王は祖大御-御霊双狐でステータス異常をキープさせておくと楽です。
裏四配騎を倒した後なら苦労はしないはずです。
2周目のリザルト(この攻略メモの周)です。
攻略メモ・隠しボス等
裏四配騎を全員倒したあと、曝神地にいる男性に話しかけると、その場からいなくなります。
その後、魔王に挑戦できるところに行くと、「決着をつけにいく」という新しい選択肢が現れます。
さらに、ムシシシ神の腥胚も捨てることで、カスたんがいる丹田四辻に隠し階段が出現します(救済措置未使用時のみ)。
階段出現後は、救済措置を使用しても大丈夫です。
隠しボス1
・奴霊クヅリュー、寵神腥カスタサイド、ムシシシ神の腥胚
役に立ったもの:引沌石ヨーステル、ムシシシ神の腥牴、ムシシシ神の腥呪蛆、登楓剣
ホウル:冒死術、登楓剣、アイテムで回復
ポイ:登楓剣
キシャス:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与、アイテムで回復
戦略・戦術:
四配騎を連れていると行動不能になってしまうため、四配騎を以外を連れていきます。
カスタサイドはAPが444溜まると腥死術を使用し、こちらに莫大なダメージを与えてきます。
そのターンは冒死術を使うなどして凌ぐ必要があります。
冒死術が効いているターンやAPが十分残っているターンは攻撃を行い、僅かなスキをモノにしましょう。
まずはクヅリューから倒していきます。
敵の数が3体いる序盤が一番大変なので、色々なアイテムを駆使して敵の数を減らしましょう。
全力ラスボス
・奴霊ドラゴン、魔王(腥胚無し)、ムシシシ神の腥腱(不死)
役に立ったもの:引沌石ヨーステル、登楓剣、カスタサイド
ホウル:登楓剣、アイテムで回復
カスタサイド:登楓剣
ヘンダブルト:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与
フォルジェート:馬路登楓剣、子子虎蛮剣
戦略・戦術:
腥腱が倒せない状態になっていますが、裏四配騎を倒している状態なら、それほど苦戦はしないと思います。
特にカスタサイドも加えているなら、ほとんど負ける要素はありません。
裏ラスボス
・開法奴霊ドラゴン、魔王ウダル、無思肢死神ノ腥腱
役に立ったもの:引沌石ヨーステル、登楓剣、カスタサイド
ホウル:登楓剣、アイテムで回復
カスタサイド:登楓剣
ヘンダブルト:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与
フォルジェート:馬路登楓剣、子子虎蛮剣
戦略・戦術:
基本的には直前の戦闘と変わりません。
ただしウダル以外を先に倒すと、回復した状態で生き変えるため、まずはウダルから倒しましょう。
APが溜まると、全員に4444のダメージを与える技を放ってくるため、注意が必要です。
魔王ウダル撃破後のエンディングを見ると、ちょっとしたオマケモードがプレイ可能になる情報が手に入ります。
ゲーム中では一切喋らなかったホウルが、セリフを発するようになるモードです。
ゲーム内容自体は変わりませんが、ホウルの人となりを知ることができるようになります。
クリア後、こちらのwikiを読むと「捨てるしかない」の世界をより深く楽しむことができると思います。
「捨てるしかない」キーワード辞典・キャラクター情報(作者様管理のページです)
カスタサイドを撃破後に、ヘンダブルトと戦った南へ行くと、新たな穴ができています。
その先へ進むと、隠しボスである「死体図鑑」が待ち構えています。
隠しボス
・命在らずの姫君、逝き往く戴冠者、ムシシシ神の腥嘔管
役に立ったもの:引沌石ヨーステル、登楓剣、ムシシシ神の腥呪蛆、残滓:腥呪蛆、冒死術
ヘンダブルト:祖大御-御霊双狐でステータス異常付与、単体魔法攻撃、アイテムで回復
ホウル:冒死術、アイテムで回復
カスタサイド:登楓剣
戦略・戦術:
戴冠者は、ターンが経過するごとに行動回数が増えていきます。
したがって、最優先で倒さなければいけません。
腥呪蛆を二つ分使って、最大HP33%分のダメージを与えないと、激しい攻撃に間に合いません(2ターンに分けて使うこと)。
祖大御-御霊双狐で姫君をステータス異常で抑えつつ、登楓剣で戴冠者を攻撃します。
冒死術を使うタイミングは、3人全員生きており、ホウルのAPが94%以上(冒死術を使っても2回復活できる)ならベストです。
ホウルのAPが少ない場合の冒死術は、その後の立て直しに時間が掛かることが見込まれるので、少なくとも戴冠者にトドメを刺せるタイミングでないと厳しいです。
戴冠者を倒して、メンバーが3人健在の状態を作れれば、あとはほぼ大丈夫だと思われます。
キャラ使用感
・ポイ、ナベーデル
物理攻撃と魔法攻撃のどちらもこなせるステータスで、AP回復量もあり使いやすいです。
他のメンバーによって役割を変えられるので、プレイヤーのスタイルに合わせた運用が可能です。
・キシャス、ヘンダブルト
魔法力とタフさに定評があります。
特に自動復活のためのAPが33%で、しかも全回復します。
APを消費する強力な魔法を使わせるなら相性が良いと思います。
初心者には使いやすくてオススメだと感じます。
・ハイス、スレング
武器を2つ装備できるという強みがあり、物理キャラとしては強いです。
ただし所持数を圧迫するので、防具は装備しないとか、技は使わず通常攻撃中心にするなどの工夫が必要でしょう。
二周目では、僕はこの二人を使いませんでした。
・ディスカード、フォルジェート
物理攻撃中心で、魔法もやや使える特徴を持ちます。
最大の特徴は、竜剣技が使えるということと、HP消費が無いということでしょう。
APも溜まりやすく、攻撃の要として使いやすい特徴を持ちます。
馬路登楓剣は強力ですし、子子虎蛮剣でステータス異常のフルコースにもできます。
・カスタサイド
隠しキャラだけあり、非常に強いです。
実質アイテム枠を1つ使うだけで、ほぼ全ての技が使える完全装備メンバーが増えるようなものです。
防御力にやや不安はあるものの、物理攻撃・魔法攻撃のどちらも十分こなせる上、AP回復量が29です。
さらに、ムシシシ神の腥呪蛆と腥牴を1回ずつ使えるアイテムも所持している状態になります。
このアイテムはさすがに、使用回数を2倍にする屍原の御身の対象ではありません。
ちょっと舌足らずな、道化師のような人を食った喋り方がかわいいです。
4人パーティーのススメ
3人での攻略が想定されている本作ですが、4人パーティーも、実はコツさえ掴めば楽にプレイできます。
ただ、取捨選択がよりシビアになるので、本作のシステムに慣れた人向きです。
ホウルが喋る特殊モードでプレイし直す際などに、挑戦してはいかがでしょうか。
4人パーティーチャレンジで感じたメリットやデメリットなどを書いていきます。
・メリット
4人パーティーのメリットは、戦闘中の手数が増えることです。
スタートダッシュで敵を一気に倒したいときなど便利です。
また一人増えたことにより、味方の回復や、敵の状態異常に回せるメンバーが増え、攻撃の厚みは増します。
・デメリット
HPが4等分になるため、敵に倒されやすくなってしまいます。
全体攻撃技を持っている敵は苦手で、単体攻撃しか持っていない敵なら、ターゲットがばらければ、かえって安定する場合もあります。
また、最低でも仲間一人分の枠は圧迫するので、取捨選択がよりシビアになります。
特に装備品に割ける枠はだいぶ少なくなるはずです。
・運用のコツ
1人当たりのHPが減るため、刻死術やヂス・テリア、ヂス・クリメト、などのステータスアップ技を使うことで、倒されにくくなります。
手数が1つ多いからこそ、こういった補助スキルを使う余裕も生まれてきます。
装備品については、キャラの役割を意識したものを厳選し、武器か防具のどちらかだけ装備させると良いでしょう。
物理攻撃役・魔法攻撃の役なら武器か防具だけ、アイテムでの回復役ならなにも装備しないということも必要です。
ホウルの装備をしっかり固めて冒死術を使えば、他の3人は安心して攻撃に専念することもできます。
ホウル以外の3人を攻撃特化にして、冒死術で戦闘不能を防ぎつつ短期決戦を狙うのが楽なパターンかなと感じます。
ハイスやスレングは装備が多くなる特性上、4人パーティーだとなおさらきつくなるかもしれません。
アイテム枠を確保するため、早めに「負念の御身」を入手して、スキル系はガンガン捨てましょう。
回復アイテムについても、ヂス・フレートなどのスキルで代用できるものは、捨ててしまうことも必要です。
後半は、祖大御-御霊双狐と子子虎蛮剣で、一度に2体の敵にステータス異常のフルコースを与えるのも有効です。
4人で一気に攻撃を畳みかければダメージ量も大きいので、ここぞというタイミングを見極めるのが重要です。
本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
コメント
自分は隠しボスはホウル・ディスカード・フォルジェート・カスタサイドの四人で行きました
ホウルは冒死術三連打、ディスカードとフォルジェートは状態異常と防御無視霊障追加の剣術で殴り、カスタサイドは呪詛つけたりヂス・トリブトで真ん中の奴吹き飛ばしたり
ホウルに単体物理攻撃がこなければ、三ターン目で真ん中の奴死亡、左HP1000、右HP2000くらいになるので、あとは左を瞬殺すれば右はもう大して怖くないので勝ち
まあ、救済措置使ってるんで集大成(漢字忘れた)ウダルには行けないんですが
コメントありがとうございます、4人パーティで撃破されたんですね。
本作での超速攻型編成が有効な点を、十二分に生かした戦法を使われていますね。
4人パーティの際に、相対的に効果が大きくなる冒死術を全力で使っていて流石です。