救国のスネジンカ:Sentinel Girls2(2Dシューティング)紹介・感想・攻略メモ

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架空のディストピア風国家を舞台にした2Dシューティングゲームのインディー作品「救国のスネジンカ」の紹介記事です。
「溶鉄のマルフーシャ」の続編であり、順当に進化した2作目ということになります。
ハイテンポでどんどん進んでいく爽快感と、ランダム報酬によるローグライト的な緊張感が魅力です。
そして何より、傷つきながらもそれぞれの理由で健気に戦う少女たちが見所です。

一通りクリアするまでのプレイ時間は、約10時間でした。
(全ED達成、チャレンジモード100日以上生存達成など)

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ゲーム概要

本作の主人公のスネジンカは、前作の主人公・マルフーシャの妹です。
自分を守るために戦場に向かって帰って来なくなったマルフーシャを連れ戻すため、スネジンカは自らも戦場に身を投じます。

 

スネジンカは、姉を探すために軍を訪ねても門前払いされてしまうため、民間人でも戦地に行ける手段を取ります。
民間軍事会社・ブルーピーコックに入社したスネジンカは、姉を探し戦場で戦い続けます。

 

戦闘パートでは、画面右からやって来る敵を全て撃破するとクリアになります。
画面左端には防衛対象があり、耐久が0になるとゲームオーバーとなってしまいます。
敵が防衛対象に近付くまでに、いかに孤立欲撃破していくかが重要となります。

 

1日が終わると、実績に応じて給料が支給されます。
防衛対象が受けた被害によっては、修理費が差し引かれます。
そのほか、総支給額から色々と天引きされていますが、これはブラックな国を表現するためのフレーバーテキストのようなものです。
こんなにも給料から色々差っ引かれるのはフィクションの中だけにして欲しいものです。

 

ステージをクリアすると、報酬カードが提示されて、ひとつだけ選んで獲得できます。
新たなメイン武装、ステータスの上昇、サブウェポン、パートナーなど、お金と引き換えに入手することができます。

初期装備のハンドガンは貧弱なので、まずはメイン武装を購入すると良いでしょう。
ただし武器には耐久力が設定されているため、日数の経過によって壊れてしまいます。
壊れてしまうと初期装備のハンドガンになってしまうため、壊れる前にどんどん新しい武器を購入していくことが重要です。
いつでも狙った武器が入手できるわけではないので、色々な種類の武器を使いこなしていくことが求められます。

 

報酬として仲間がラインナップに並ぶこともあります。
スネジンカ一人だけでは火力が低いため、パートナーがいれば心強いです。
同行しているパートナーによってエンディングも変化します。

 

一定周期で、兵舎に戻って休むパートが差し挟まれます。
ここでは特定の行動を選び、ステータスを上昇させたり、内職でお金を稼ぐことができます。
パートナーを連れている場合は、スネジンカとのささやかな交流を見られる場合があります。

 

パートナーがどういう人物なのかは、各イベント内容から断片的に背景を窺い知ることができます。
日数が経過するにつれて、だんだん仲良くなっていきます。
(条件を満たすと、おまけからプロフィールの詳細を閲覧することも可能です)

 

パートナーとのエンディングを見ると、本編開始時にそのパートナーの力を宿してプレイすることができます。
本編のプレイアブルキャラはあくまでスネジンカですが、そのパートナーのスキルを利用できます。
その他にも能力値に細かく差があるので、プレイスタイルに合ったキャラを選ぶと良いでしょう。

 

また本編以外のモードとして、どれだけの日数を生き延びることが出来るかを競う「チャレンジモード」がプレイできます。
最初はスネジンカしか使えませんが、条件を満たすことで他のキャラクターが使えるようになっていきます。
デイリーランキングがあるので、ランクインを狙って、どれだけ長い日数を生存できるか腕試しをするのも良いでしょう。

感想(ネタバレ無し)

ハードモードで全てのエンディングを見て、チャレンジモードでも100日以上生存できるようになりました。
難易度によってエンディングに変化はないため、エンディング回収を楽に行いたい場合はイージーモードでプレイするのもアリかもしれません。

簡単操作で、緊張感と爽快感のある戦闘を楽しめました。
シューティングゲームですが、移動は前後だけのため、余計なことをあまり考えなくていいのが良かったです。
色々な武器がある中で、どれを使ってもクリアは出来る難易度なので、好みのプレイスタイルで攻略できます。

報酬カードのランダム性が絶妙で、何が出現するかで一喜一憂していました。
強力な武器が出たけど装備中の武器の耐久が残っているので、切り替えるのが勿体ないという葛藤があったり、せっかく狙いのカードが出たのにお金が足りないなどという、ローグライト特有の喜怒哀楽が味わえました。
同じ事の繰り返しのはずなのに、無数の過程があり、それぞれ違った面白さを味わえるのが醍醐味です。

チャレンジモードでのハイスコアを狙うなら、どういった組み合わせにするか効率性を突き詰める必要があります。
硬派なやり込み派のプレイヤーも、かなり攻略しがいがあるモードだと思います。

 

本作はあくまでシューティングがメインなので、ストーリーに割かれている部分は多くありません。
ストーリーはトゥルーエンドと、それ以外のエンドに分岐します。
トゥルールートはスネジンカの物語とでも言うべきルートであり、プロローグで提示されたスネジンカの目的が、どのような結末を迎えるかが描かれます。

トゥルー以外のルートは、主にパートナーとの個別エンドです。
民間軍事会社で出会ってから、段々と親交が深まっていく様子が描かれます。
そしてゲーム後半では、パートナーたちそれぞれが抱えている問題とどのように向き合っていくかが描かれ、その結末が提示されます。

本作のイベントパートは短く、そう長いものではありません。
しかしその短い中でも、各パートナーの成長物語としてしっかりと描かれていたように感じます。
作中の世界設定からすると、幸せな結末を迎えるのが難しそうな雰囲気が漂っています。
しかしそれでも、ゲームを繰り返しプレイしていくうちに、全員の結末を見届けたいという気持ちが強くなっていきました。

本作は、ライトなユーザーでもプレイしやすい2Dシューティングゲームとして、非常に熱中できる作品だと思います。
また、パートナーとなる少女たちがどのような結末を迎えるのかという点も、プレイを続けるモチベーションになると思います。

攻略メモ(ネタバレ注意)

・メインモード
メインモードは正直、どの武器を使ってもエンディングまでは行けると思います。
トゥルールートに行くにはリトライ数を抑える必要があるので、難しければイージーを選ぶのも手でしょう。

基本的なステータス上昇の優先度としては【攻撃力≧連射>リロード速度≧マガジン容量≧プッシュバック】というイメージです。
(諸説あります)

 

・チャレンジモード
100日以上を達成した操作キャラはリシチカです。
リロード直後の一撃が2.5倍になるという破格の能力を活かすため、装弾数1のスナイパーライフルが最強のメイン武装となります。
マガジン容量は一切上げる必要はなく、攻撃力・リロード速度・プッシュバック辺りを上昇させると良いと思います。

サブウェポンとしては、火炎放射器が割と広範囲に使用でき、威力も十分だったので使いやすかったです。
良いアイテムが引けるまでは、マルチミサイル、ロケットランチャー等で代用していくと良いかと思います。

パートナーは、ダチカがかなり強かったような気がします。
ただダチカはあまり出現しないので、デジクをよく使っていました。
当たり判定の広いショットガンにより、動きの速い特攻機械兵を止めてくれて、役に立っていたように思います。

そのほか、ドローン系のカードは手数が増えるので、見かけたら優先して獲得していきたいです。
修理系の回復カードも、次にいつ引けるか分からないところがあるので、見かけたら後悔しないように優先して取得しておくと良いかもしれません。

兵舎では、副業でお金を入手するのが、一番安定するのではないかと思います。
後半では、得意武器のスナイパーライフル以外を選ぶことすら危険になってくるので、お金を払ってカードを引き直すことも必要になります。

 

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