前書き
深海を舞台にした、犯人捜しの推理ありサウンドノベル「深海 – Shinkai」をプレイしました。
タイトル画面に出ている深海の雰囲気に惹かれ、興味を持ったのがきっかけです。
1周クリアするのには、1時間ちょっとくらいだったと思います。
トゥルーエンドへの到達クリア時間は、約2時間ほどです。
ゲーム概要
サウンドノベル黎明期(すなわち、スーパーファミコンの「弟切草」や「かまいたちの夜」のような)の雰囲気を持つ作品です。
人物は、主にシルエットで表現され、選択肢を選びながら読み進めていきます。
ゲームのあらすじは、以下のようなものです。
以上のようなあらすじです。
プレイヤーの行動によって、犠牲者はどんどん増えていってしまうため、早い段階で犯人を見破ることが重要です。
とはいえ、犠牲者が増えていけば行くほど、推理材料は増えていきます。
犯人を推理する際、証拠となるものを自由入力しなければいけない場面があります。
その証拠が何かを見つけるには、細かな点を見逃さない注意力、そこから推測を進められる推理力が必要となるでしょう。
一周目でいきなり到達するのは難しいのではないでしょうか。
感想(ネタバレ無し)
自力でクリアできたので、とても達成感がありました。
犯人が誰なのかが分かっても、証拠品に気づくのは、なかなか難しいなと感じます。
本作で特徴的なのは、犯人が殺人犯ではないという点です。
推理物の作品では、犯人が次々と殺人をしていき、それを指名するのが王道です。
しかし本作の「犯人」にあたるのは「感染者」です。
感染者は、条件が揃えば、仲間をどんどん増やしていってしまいます。
そこが通常の殺人事件とは違い、面白いなと感じました。
「犯人が増えていく」というアイデアはあまり知らないので、個人的には新鮮に感じられました。
犯人は、嘘をついてかばい合ったりもするので、人狼的な作品と捉えることもできると思います。
それほど長い作品ではなく、複雑なわけでもないので、一冊の推理小説くらいの気持ちでプレイすると、楽しめると思います。
システム的に不満だったのは、文字速度を変更できないという点です。
スキップはCtrlキーで可能ですが、文字の表示が少しゆっくり目なので、早くしたいなと思いました。
ティラノビルダー製のゲームは、文字速度を変更するコンフィグが無い率が高い気がします。
(実装に手間がかかるなどの理由があるのかもしれません)
攻略ヒント(ネタバレあり)
さて、本作では最初の事件が起き、一通り捜索が終わった際に、犯人を推理するチャンスがあります。
僕は、犯人指名自体は当たっていましたが、根拠がなかなか見つけられず、苦労しました。
推理するポイントについて、いくつかまとめてみます。
推理のヒント
・感染したのなら、いつ、どういう方法で感染したのか。
・皆がいないタイミングで能見と出会っているので、アリバイが無いはず
・コーヒーを進めている能見の姿が目撃されている
・突き詰めると、能見が自分でケーブル切断に行くことができない以上、誰かに鍵を渡している
・不自然ではないが、よくよく考えると、そこにあるのが不思議なもの
解答
前項の、一文字目を縦読みしたものが、入力するべき単語です。
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