「錯視」というキーワードに惹かれ、ダウンロードしてみた短編アドベンチャーゲームです。
探索ホラーとミステリーの要素があり、プレイ時間は1時間でした。
エンディングは3種類ありますが、同梱のテキストファイルに丁寧な攻略が書いてあるので、誰でも気楽にプレイすることが可能です。
錯視館の狂気
ゲーム概要
ホラー小説を書くために、「錯視館」と呼ばれるいわくつきのスポットに向かう大学生「御匣悠(みはこ ゆう)」が主人公です。
錯視館に訪れた彼が、奇妙な現象に見舞われながら、ここで起きた過去の事件の真相に迫っていくというストーリーです。
ゲームの舞台は、タイトルにもなっている「錯視館」です。
プレイヤーは主人公を操作して、この館を探索していくことになります。
鍵を手に入れたりアイテムを手に入れたりすることで、新たに行ける場所が増えます。
そして、新しいところを探索していくことで物語は進行していきます。
ただしあまり広くない舞台なので、同じ場所へ行ったり来たりすることが多いです。
途中、危険な存在に追跡されて逃げる場面があります。
追いつかれると即ゲームオーバーになってしまいます。
しかしそれほどシビアではないので、アクションが苦手な人であっても、ほとんど問題ありません。
ゲームの特徴と感想(ネタバレほぼなし)
「錯視館」は、「錯視」に魅せられた画家が持ち主となっています。
ゲーム中でも上の画像のように、脳の錯覚である「錯視」による絵がいくつか飾られています。
この少し不思議で不気味な「錯視」という現象が、この館に独特の雰囲気を与えています。
BGMはミステリアスな雰囲気で、どこか哀愁を帯びたメロディーです。
「ファイナルファンタジー5」の「古代図書館」の曲と、「かまいたちの夜」の「ひとつの推理」を合わせたような感じです。
(若い年代には伝わらないたとえのような気がしますが・・・)
ストーリーについては、コンパクトにまとまっている印象があります。
霊的な現象が登場するので、ミステリと馴染まないように思えるかもしれません。
しかし霊のルールがある程度しっかりと決まっていますし、メチャクチャなことをするわけではありません。
その心霊現象を含めた上での推理と真相が面白かったですし、楽しむことができました。
非常に短いプレイ時間でコンプリート出来ますし、攻略ファイルも同梱されています。
100ページくらいの推理小説を読むくらいの気持ちで、あまり難しく考えずにプレイしてみてはどうでしょうか。
館内に飾ってある様々な「錯視図形」を見ることができるので、それだけでも結構面白いです。
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