本記事では、今まで僕がプレイしてきたゲームで、特に自分に影響を与えたものを書いていこうと思います。
コンシューマー作品、インディー作品、フリー作品の区別なく、ジャンルもごちゃ混ぜで書いていきますが、ややコンシューマー作品が多めです。
できるだけ、そのジャンルにそれほど興味がない人にでもオススメできる作品に絞って挙げました。
誰にでもおすすめできるような作品と、突き抜けた個性を持つが故におすすめしたい作品など、ベクトルの違うオススメが混ざっています。
(ここに載せていなくても、好きなゲームはたくさんあります)
自分自身の思い出補正で評価が高くなっている作品もあるかと思いますが、もし興味が湧きましたら、プレイしてもらえると嬉しいです。
「#自分を作り上げたゲーム4選」というハッシュタグを見て、4選じゃ足りないなと思いながら書きました。
管理人自身についての紹介はこちらのページです。
目次
・1992年
ファイナルファンタジー5
FFシリーズで初めて触れたのが、FF5でした。
プレイしている当時は、ジョブチェンジシステムをあまり理解しておらず、難しいなと思いながら、攻略本を参考にして遊んでいました。
特にシステム面では、色々な作品に影響を与えているであろう作品だと思います。
大人になってから低レベルクリア動画を視聴し、その作り込みの深さに心底驚いたものです。
FF6やFF10もかなり好きなのですが、どれが一番好きかと考えたとき、FF5ということになりました。
かまいたちの夜
前作に「弟切草」がありますが、「サウンドノベル」という言葉を広く世に知らしめたのは、本作「かまいたちの夜」だと思っています。
僕の心に刻まれた恐怖体験は、おそらく一生残り続けるのだと思います。
選択肢によってストーリー展開が変わるというシステムはもちろん、登場人物はそのままで、シナリオ自体が全く変わるというシステムも凄いなと思います。
バラバラ殺人編だけだと思っていたのに、スパイ編や幽霊編に突入した当時の興奮は凄まじかったです。
ミステリー作品に興味を持ち始めたのも、この作品の影響かもしれません。
・1994年
ライブ・ア・ライブ
毛色の違う、複数の主人公のシナリオが楽しめるRPGです。
映画を見ているかのような、起承転結がはっきりした物語が心に残っています。
特に中世編の衝撃は凄まじく、大人になった今だからこそ、改めて凄い作品だと感じます。
豊富で耳に残る音楽や、独自のチェッカーバトル、隠し要素の多さも個人的には好きでした。
どんな作品か、雰囲気だけでも味わいたい人は、以下のフリーゲームがオススメです。
・1995年
クロノ・トリガー
発売当時は、ドラクエシリーズを手掛けた堀井雄二氏と、FFシリーズを手掛けた坂口博信、そして誰もが知っているドラゴンボールの鳥山明氏によるキャラクターデザインで、とても話題になったのを覚えています。
時を越えて冒険をする作品は「SaGa3」などもありましたが、当時の僕にはとても新鮮に感じられました。
壮大なスケールのストーリーはもちろん素晴らしいですし、シームレスに戦闘に移行するゲームデザインや連携技など、色あせない魅力がある作品でした。
特に音楽は、光田康典氏の作るBGMに魅了され、完全にファンになりました。
一応、続編にあたる「クロノ・クロス」の方が、音楽についてはとても好きなのですが、ゲーム内容は人を選ぶと思います。
不思議のダンジョン2 風来のシレン
僕が初めてローグライクゲームと出会ったのは、スーパーファミコンソフト「不思議のダンジョン トルネコの大冒険」でした。
そもそも、元ネタとなるローグ自体も知りませんでした。
普通のRPGに慣れていた僕は、倒されるとレベル1に戻ってやり直しになるというシビアさは、とてもつらく感じました。
しかし次第にローグライクゲーム特有の「プレイヤー自身のレベルが上がっていく」という感覚にハマってしまいました。
トルネコも面白かったのですが、その次作である「風来のシレン」で、本シリーズが成熟したのではないかと感じます。
最近発売されている新作も面白いですが、本作も色あせることのない面白さが詰まっています。
ドラゴンクエスト6
ドラクエシリーズは3を初めてプレイして、その後4,5と順にプレイしていきました。
(1・2も、スーファミのリメイクでプレイしています)
ドラクエ6は、スーファミ最後のドラクエということもあり、とても面白かったと思います。
5も好きですが、4人パーティである6の方が好みということもあり、こちらを選びました。
ドラクエ6は、本気ムドー戦のBGM「敢然と立ち向かう」が非常に好きで、とても深く印象に残っています。
苦労して撃破した後はダーマ神殿で転職できるようになり、一気に世界が広がる感覚が強く残っています。
ラスボスを簡単に蹴散らす隠しボスの凶悪さや、欲望の町や牢獄の町の結末など、様々なトラウマシーンも印象深い、思い出のゲームです。
・1996年
バハムート・ラグーン
スクウェアが送る、ファイアーエムブレムとはまた違うプレイ感のSRPGです。
青空と白い雲を背景に、格好いいドラゴンが駆けるグラフィックが印象的でした。
今では何かとネタにされる作品ではありますが、プレイしている当時は心が純真だったために理解できなかったネタも多かったです。
今になって考えると、かなり攻めた内容だったと思います。
個性豊かなキャラクターたちで4人チームを構成して、敵と接触するとコマンドバトルになるというのは、ゲームシステムとして割と好きでした。
BGMも格好いいものが多いです。
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
僕が初めて遊んだSRPGは、SFC版の「ファイアーエムブレム 紋章の謎」ですが、これを進化させた次作「ファイアーエムブレム 聖戦の系譜」は、多くの人におススメしたい作品です。
親世代・子世代に渡る壮大なストーリーで、ユニット同士が恋人になり、子供の能力に影響を与えるという点が楽しかったです。
タイトル画面を放置した際に流れる戦闘デモの種類が、クリア数を重ねるごとに増えていくので、何度もクリアした思い出があります。
最初は何も考えずプレイしたせいで、子供世代ではバルムンクとフォルセティ、ミストルティン頼みで、無理やりクリアしました。
SRPGが好きな全ての人にプレイしてもらいたいです。
一応、3DSでお安くダウンロード販売されているようです。
・1997年
ファイナルファンタジータクティクス
SRPGという大好きなジャンルで作られたFFということで、とてもやり込んだ作品です。
ストーリーは、政治的な内容も絡んで複雑な部分がありますが、リアルな描写や独特のセリフ回しも多く、とても印象深かったです。
勧善懲悪的な色が濃いファイアーエムブレムシリーズとはまた違い、少し大人のストーリーという印象です。
ゲームとしての難易度は高めで、システムへの理解度が試されるSRPGだと思います。
FF5を彷彿とさせるジョブシステムによる育成や、寄り道的な育成システム「儲け話」は、とても楽しかったです。
本作が面白かったため、このあとタクティクスオウガや、ベイグラントストーリーのプレイに繋がっていきました。
・1998年
バイオハザード2
初代「バイオハザード」の難易度と怖さに魅了され、ついに待望の2作目が登場しました。
2は、1よりもメジャー受けする内容になっていますが、結果的にその調整が上手くいき、爆発的なヒットに繋がったのだと思います。
二人の主人公でレオン表&クレア裏、クレア表&レオン裏で、似ているようで違う展開が楽しめるのが良かったです。
完全なアクションゲームではなく、攻撃方法や移動方法をやや不自由にしているので、アクションが得意な人と苦手な人の差を縮めるゲームデザインになっているのだと思います。
最速クリアを目指したりして、何度も何度もプレイしたため、ほとんど体で覚えている作品でした。
リメイク版はとても興味ありますが、ハードの問題もあってプレイ出来ていません。
メタルギアソリッド
友人に勧められてプレイして、その作り込みの凄まじさに驚きました。
映画のようなストーリーと演出、隠れながら進んでいくというステルスアクション、制作側の遊び心溢れるメタネタ要素など、強く心に残っています。
こういったタイプのゲームはほとんど遊んでいませんでしたが、本作ほど面白いのなら、プレイしがいがあると感じたものです。
「2」、「3」とプレイしましたが、やはり原点となる本作をプレイして味わって欲しいです。
・1999年
街 ~運命の交差点~
「街」は当初セガサターンで発売されていましたが、ハードを持っていなかったため、後に発売されたPS版でプレイしました。
「かまいたちの夜」などとは違い、実写はどうなんだろうと思いましたが、違和感ないどころか、よりドラマ性を感じました。
現在、大物俳優になっている人が出演していたりして、結構面白いです。
一人一人のストーリーが面白いのはもちろん、各主人公同士が影響し合うザッピングが巧妙で、物語の絡ませ方に思わず唸りました。
ゲームのシステム上、大きなシナリオ分岐は難しいため、基本は一本道です。
しかし、サウンドノベルゲームの歴史に燦然と輝く傑作だと思っています。
精神的続編にあたる「428」は、本作とは若干コンセプトが異なる作品ではありますが、こちらも同様に面白い作品です。
サガフロンティア2
異端と呼ばれようとも、「サガ」の名前が付く作品では、本作が一番好きでした。
初めてサガシリーズに触れたのは、ゲームボーイの「SaGa2」、次に「SaGa3」、「ロマサガ2」という順に触れていきました。
サガシリーズの自由な作風に慣れていなかった当時の自分としては、やや一本道な本作が合っていたのかもしれません。
世代を超えて、歴史を紐解くように進んでいくストーリーや、絵本のような淡いグラフィックが特徴的です。
BGMに関しては、1つのメインテーマをアレンジして、フィールド用や戦闘用など様々な形に変えて使われており、とても耳に残ります。
サガシリーズの特徴である、あっさりとした会話の中に、色々な感情が込められている作品です。
カルドセプト エキスパンション
ファミ通のクロスレビューで高評価だったことから興味を持ち、購入した作品です。
デッキを構築するトレーディングカードゲーム要素と、「いただきストリート」のようなボードゲーム要素、そして詰め将棋的なバトルが絶妙に組み合わされた、素晴らしいゲームでした。
戦う前に色々と準備して詰めていく面白さというものを、このゲームで知ったかもしれません。
興味をお持ちの方は、3DSソフト「カルドセプト リボルト」(公式HP)がオススメです。
俺の屍を越えてゆけ
世代交代していくRPGとしては、これ以前にも「ロマンシングサガ2」などがありましたが、自分の「血」を意識する作品としては、随一だと思います。
いつでも難易度を変更でき、親切な説明も多いので、独特のシステムでもすんなり入っていけると思います。
ダンジョン探索など、少々作業的になるところはありますが、ストーリーやゲームデザイン全体を含め、独自色が強く押し出された作品です。
現実の世界以外で、家族との別れを強く感じる作品は、本作の他にないと思います。
ぜひ自分の本名の苗字を設定し、思い切り感情移入してプレイして欲しいと思います。
なお、2014年に続編である2が発売されているので、古い作品をプレイしたくない人は、2を手に取っても良いと思います。
シルバー事件
今プレイしても、ストーリーに古臭さを感じさせない、独特なアドベンチャーゲームです。
鬼才・須田剛一氏による、独特のセリフ回しや世界観が貫かれており、理解するより、とにかく「感じろ!」という作品です。
少し自分で操作するシーンはありますが、ゲームオーバーはなく一本道の作品です。
各章ごとに雰囲気が違うテーマで演出がされており、良質な刑事ものとして遊べると思います。
色々な伏線や、明らかにならない謎はありますが、それは気にしてはいけません。
現在も色々な媒体でリメイクされて配信されているので、息の長い作品だと感じています。
なお、次作となる「花と太陽と雨と」は、個人的にとても好きなのですが、他人にお勧めはしません。
プレイするならまず「シルバー事件」を気に入るかどうかで判断して欲しいと思います。
パラサイトイヴ2
僕は「パラサイトイヴ1」よりも、2の方が大好きです。
バイオハザード2の人気が出たせいか、バイオに寄せた作品となっており「RPG版バイオハザード2」という印象です。
銃器とパラサイト・エナジー(魔法のようなもの)を使って進めていくスタイルで、様々な状況に対応するバトルが楽しいと思います。
周回要素も豊富でプレイしがいがあるため、何周もプレイした作品です。
・2000年
機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜
戦略級シミュレーションゲームとして、初めてプレイした作品です。
元々ガンダムが好きで、様々なif展開が楽しめるという点に魅力を感じ、プレイしました。
このジャンルの作品に慣れていない僕とっては、難易度はとても高く感じられました。
しかしコツを掴んでいくと、上手く運用する面白さを味わえて、楽しさが分かるようになっていきました。
アムロたちホワイトベース隊の凄まじさ、厄介さがよく分かる作品です。
一年戦争後にの展開も楽しめるので、ボリュームは満点だと思います。
今プレイするのであれば、「アクシズの驚異V」がオススメです。
SDガンダム GジェネレーションF
初期Gジェネシリーズの中でも、決定版と言える完成度を持つのが、本作「GジェネレーションF」だと思います。
この時点での様々な作品を網羅しており、そのボリュームは凄まじいです。
ガンダムシリーズをおおざっぱに知りたいけれども、アニメを見るのは大変だという人には、楽しみながら遊べる作品だと思います。
純粋にシミュレーションゲームとして見たときは、やや大味な部分もありますが、自軍のオリジナル部隊をコツコツ強化させて、史実のステージに参加できるのは楽しいです。
今なお最新作がどんどん出ていますが、どれか一つおススメを挙げろと言われたら、本作を推薦します。
Phantom -PHANTOM OF INFERNO-
ニトロプラスの初めての作品で、当時PCアダルトゲーム界隈では異彩を放つシナリオが特徴の作品でした。
癖がないハードボイルドなシナリオで、あまりこういったジャンルを読むことが無かった僕にとって、とても新鮮に感じられました。
ひょっとすると「メタルギアソリッド」にハマったことも一因にあるのかもしれません。
妙に銃器にこだわりが感じられるなど、そういった方面が好きな人にもお勧めできる作品です。
月姫
友人から薦められてプレイした同人サークル「TYPE-MOON」のゲームです。
なぜこんなに面白いと感じたのかよくわかりませんが、その後の僕のPCゲーム嗜好に大きな影響を与えた作品です。
「直死の魔眼」「死徒」「魔法」など、設定の細かさが魅力的で、非常にハマってしまいました。
長年リメイクすると言われながらも未定のままでしたが、ようやく20年の時を経て、2021年に発売されるそうです。
「Fate/stay night」やそのスマホゲームから入ったプレイヤーも多いと思うので、また大きな話題を呼ぶのではないでしょうか。
・2001年
逆転裁判
法廷が舞台という、独特の設定が話題を呼んだ作品です。
その設定も面白いのですが、そもそものストーリーの面白さや個性的なキャラクターの魅力も大きいです。
証人の発言の矛盾を探して、証拠品を突きつけるというゲーム性は、プレイヤーが頭を働かせて考える必要があるため、上手く指摘ができたときは、自分が法廷に参加しているような一体感が感じられます。
これほど長く続くシリーズになる予定はなかったでしょうから、1作目はきっちり完結しており、完成度が高いです。
スマホ版なども発売されているため、推理アドベンチャーなどが好きな人には、特にお勧めできます。
大悪司
「地域制圧型シミュレーション」というジャンルを創り出したPCゲームメーカー・アリスソフトの作品です。
現代が舞台になっており、主人公がヤクザということもあって、割と非道な選択ができるという点が、アダルトゲームならではの面白さだと思います。
ついつい続けてプレイしたくなってしまう中毒性や、周回プレイしたくなる要素も多く、とても長く遊べるシミュレーションゲームだと思います。
どのようなプレイ感なのか試しに遊びたい人は、下記のフリーゲームで試してみることをおすすめします。
後に発売される「戦国ランス」「大番長」「大帝国」なども、差異は有れど似たプレイ感の作品で、非常に中毒性が髙い作品となっています。
ファイナルファンタジー10
FF7や8で培ったスタイリッシュなヴィジュアルはそのままに、映画的なシナリオを重視したのが、本作ではないかと思います。
スタート地点から目的地まで、長い街道などを旅していくため、旅をしているという感覚が得られます。
悲劇的な結末が判明しても、それを回避するためにあがく展開は、シンプルが故に勇気づけられるストーリーで、素直に感動しました。
戦闘システムは戦闘中にメンバー入替を駆使するタイプのややシンプルなもので、個人的には好きなシステムです。
ストーリー重視の作品なので、ちょうどバランスがとれていると思いました。
BGMがとても素晴らしく、サウンドトラックとピアノ楽譜の両方を購入したのは、「クロノ・クロス」と本作だけです。
・2002年
Ever17 -the out of infinity
「恋愛アドベンチャーゲーム」というジャンルになっていますが、実際はSFアドベンチャーとでも言うべき内容の作品です。
ネタバレをすると楽しさが半減してしまうので内容を詳しくは語れませんが、ノベルゲームをプレイする全ての人におススメしたいと思わせられる作品です。
緊迫感、伏線の張り方と回収、結末への収束など、すべてが素晴らしく、衝撃を受けました。
欠点があるとすれば、かなりの長編作品であることと、一部中だるみのように感じる展開があるという点です。
必ず面白くなるはずだと信じてプレイしてもらえれば、満足してもらえる名作だと思います。
次作の「Remember11」も、個人的には大好きなのですが、万人に薦められるわけではありません。
ただ、ラストの衝撃度は「Remember11」の方が上だと思います。
ひぐらしのなく頃に
これも、友人から薦められてプレイした作品です。
当時、第1作目の「鬼隠し編」が発売されたばかりの時で、リアルタイムで楽しんでプレイしていた思い出深い作品です。
謎が謎を呼ぶ展開で、新しいエピソードが公開されるたびに、考察材料が増えていき、興奮していました。
サスペンスな雰囲気のアドベンチャーゲームは、謎が謎のまま存在しているときが、一番怖くて不気味なのだなと強く思いました。
後半の解決編は、今までの疑問が解けていく一方で、お祭りが終わるような寂しい感情を覚えました。
2021年に放映されているアニメ「ひぐらしのなく頃に 業」は、本作をプレイしている視聴者だからこそ、騙されてしまうテクニックが使われており、上手くお互いを生かしているシリーズだと思います。
この後に発表される「うみねこのなく頃に」も、個人的には大好きな作品なのですが、少し難解な作品なので、万人にはお薦めできません。
しかしミステリーや推理小説ファンに向けた、メタ・メタフィクション作品として、斬新であることは間違いないと思っています。
・2003年
アーマードコア3 サイレントライン
アーマードコアシリーズは、友人に薦められて2からプレイし始めました。
操作の難易度は確かに高いのですが、自分が上達していくと、パイロットとしての腕が上がっていくようで面白いです。
PS2で発売された作品しかプレイしていないのですが、僕がプレイした中では、本作が一番プレイしやすいのではと感じました。
4以降はプレイしていません。
ランキングを勝ち上がっていくアリーナ戦や、ミッションで遭遇する敵味方のランカーとの関わりなど、ゲーマー心をくすぐる要素が多く、自分の中で楽しいと感じる新たな境地が開拓できたように思います。
アクション操作が苦手であっても、機体の攻勢によっては火力でゴリ押しという方針でも、突破できないことはないという、懐の深い作品なのが面白いです。
「アーマードコア ラストレイヴン」は、難易度はやや高いものの、PS2のアーマードコアシリーズの集大成とも言える作品で、こちらもお薦めです。
CROSS†CHANNEL
今は無きアダルトゲームメーカー「フライングシャイン」の最初の作品として、シナリオで話題になった作品です。
様々なハードに移植されているため、興味がある人は遊びやすいハードで購入すると良いでしょう。
しかし、本作の際どい表現を存分に味わうのであれば、R18のPC版をお勧めしたいところです。
この作品も、まっさらな状態で遊んだほうが楽しめると思います。
沙耶の唄
ニトロプラスが送るサスペンスホラーアドベンチャーです。
手塚治虫の「火の鳥 復活編」を読んだ人であれば、ピンとくる内容の作品です。
読んだことのない人であれば、調べずにそのままプレイしてもらえれば、とても楽しめると思います。
火の鳥と違い、本作はもう少しダークな方面に舵を切っており、独特のグロテスクさが出ていると思います。
それほど長い作品ではないので、プレイしやすいこともお薦めする理由です。
斬魔大聖デモンベイン
「クトゥルフ×スーパーロボット×美少女」要素からなる、科学と魔術が融合したSFファンタジー大作です。
燃える展開が多く、素直に楽しめるボリューム十分な作品です。
クトゥルフ神話をベースにしている部分も大きく、そのスケールが大きい設定はスーパーロボットとの相性の良さが感じられます。
・2004年
Fate/stay night
もう17年も経つという事実に震える、今なお現役の原点「Fate」です。
月姫同様、王道的な展開ながら、細やかな設定で、戦闘シーンに圧倒的な説得力を持たせているのが凄みだと思います。
召喚された英霊の正体が判明する面白さや、3つのシナリオで全く違う展開になる驚きなど、全てにおいてハイクオリティな作品でした。
ゲーム自体はヴィジュアルノベルの形ですが、英霊のステータスをRPGのように確認することができ、実際のバトル展開も、ステータスに準ずる戦闘結果となるところが独特で面白かったです。
書籍やアニメでも描かれた「Fate/Zero」の出来も素晴らしく、本編をプレイした全ての人におススメしたい作品です。
「聖杯戦争」という、マスターと英霊を変えることで、いくらでもドラマを生み出せるシステムを完成させたところが凄いと思います。
平野耕太の漫画「ドリフターズ」も、似たような面白さがあります。
Quartett!
現在は活動を休止しているPCゲームメーカー「リトルウィッチ」の作品です。
本作品の最大の特徴は、FFDシステムと呼ばれる見せ方で、これは言ってみれば漫画のように一枚絵と吹き出しによって会話が進んでいく見せ方です。
こういった漫画的な演出方法により、通常のノベルゲームとは違って、迫力のあるグラフィックでサクサク読み進めていくことができます。
ただ、その分膨大なグラフィック数が必要になり、物凄く手間と労力がかかっているだろうなと想像します。
本作は、名門音楽院にスカウトされた見習い楽器職人の学生生活を描いた作品です。
音楽が題材になっているだけあり、使用されるBGMは、弦楽器中心の素晴らしいものばかりで、視覚・聴覚の両方に訴えかけてくる作品となっています。
(余談ですが、音楽を手掛けている細井聡司氏のストリングスの使い方が大好きです。)
原画を担当しているのは、ドリームキャストの「北へ。」のキャラクターデザインを手掛けた、大槍葦人氏です。
氏の淡いタッチのキャラクターが、FFDシステムとも合わさって、可愛らしく生き生きと動いています。
同メーカーの最初の作品である「白詰草話」も同様のFFDシステムが使われたSF作品であり、こちらもお薦めです。
Seraphic Blue
フリーゲーム史に名前を残す作品です。
シナリオパートの長さや、独特な漢字の使い方がよく話題になりますが、間違いなく凄い作品だと思います。
総じて敵の殺意が高く、特にボス戦は戦略を詰めていく必要があり、戦闘難易度は高めです。
僕自身、この作品と出会って、プレイヤーとしてのスキルが高まったと感じます。
戦闘自体面白いことは間違いないのですが、この作品の肝となるのは、やはりストーリーだと思います。
張り巡らされた伏線に、ダイナミックなシナリオ展開、フリーゲームだからこそ許されるグロテスクな表現、姿を見せない黒幕たちなど、サスペンスチックな展開も見所です。
かなり設定は細かいですが、シナリオの進行に沿って少しずつ語ってくれるため、プレイヤーへの情報の出し方は丁寧だと感じます。
プレイ時間は50時間を超える大作ですが、RPGが好きなフリーゲーマーでしたら、履修の価値がある作品だと思います。
・2005年
ベルウィックサーガ
ファイアーエムブレムシリーズを手掛けた加賀昭三氏のPS2作品です。
コンシューマーSRPGとしては珍しく、クリアすること自体がかなり高難度となっている作品ではありますが、色々なシステムを盛り込んでおり、意欲的な作品です。
敵味方が同時に行動する独自のターン制、四角マスではなく六角マスの採用、傭兵システム、捕縛システムなど、様々なやり込み要素があります。
序盤は非力なユニットが多く大変ですが、キャラクターが成長したり、強力な武器を手に入れることで、成長が強く感じられます。
難易度を調整することはできないので、SRPGに自信がある人でないと、オススメすることはできません。
しかし、クリアすることによる喜びも大きい作品なので、今回まとめに加えました。
プロ野球チームをつくろう!3
実際にプレーを操作するより、球団を運営していくことに重きを置いたシミュレーションゲームです。
実在選手だけでなく、架空の選手も多くドラフトで入ってくるので、長く楽しむことができます。
衰えた選手を若手に入れ替えたりしながら、常勝チームを目指して運営していきます。
何十年もプレイできるため、最終的にはシーズン記録や通算記録の更新を狙うのだ、色々な楽しみ方ができます。
色々と似た作品はありますが、個人的には、本作を越えるペナントシミュレーションゲームはまだ出ていないように思います。
killer7
ハイセンスかつスタイリッシュなアクションアドベンチャーゲームです。
「シルバー事件」などを制作した須田剛一氏による作品です。
人格を切り替えることで、肉体や戦法も変わる主人公(たち)を操りながら、エピソードをクリアしていきます。
難易度選択が可能なので、ガンシューティングが苦手な人でもクリアできるようになっています。
ストーリーや世界設定などは詳しく説明されないため、全てに説明が欲しい人には不向きな作品かもしれません。
確かにゲームとして不親切な点もありますが、それを補って余りあるほどの個性を持った作品です。
・2006年
ペルソナ3
メガテンシリーズをプレイしたことはなく、本作が初めてでした。
後から知ったのですが、本作は従来のメガテンシリーズに向けて、かなりメジャー向けの作品となっているようです。
そういう理由もあり、僕のような新参プレイヤーでもプレイしやすかったのかもしれません。
ジョジョで言うスタンドのような「ペルソナ」を使いながら、非日常の迷宮を探索していくのは面白かったです。
弱点を突くと続けて行動できるプレスターンシステムにより、戦闘は非常にテンポが良かったです。
また、戦闘BGMがボーカル曲という点も斬新で、BGMやビジュアルなど、総じてスタイリッシュで格好良い作品でした。
普段は学校に通って、部活動などをしながらコミュニティの親密度を深めていくのも、学園生活を模していて楽しかったです。
この後の「ペルソナ4」も非常に面白かったのですが、まずは本作「3」を推薦しておきます。
・2007年
魔王物語物語
ストーリーや次の目的地の説明も少なく、油断するとあっさり全滅してしまう難易度が特徴的な作品です。
しかし不思議な魅力があるゲームで、ついついやめられなくなる何かがあります。
多くが語られないが故に、プレイヤー自身で様々な考察する必要があるため、手取り足取り説明をしてもらいたいプレイヤーにとっては、不親切だと感じてしまうと思います。
演出は素っ気ないですが、盛り上がるボス戦や、特定のスキル使用時にはカットインが入り、ここぞという場面では熱く盛り上がります。
どちらかと言えば、探索や戦闘主体の作品ではありますが、言葉少ない文章から、色々な背景や設定が推測でき、興味深いです。
・2009年
装甲悪鬼村正
ニトロプラスの和風なダークSFアドベンチャーという雰囲気の作品です。
正義いうものの負の側面を、真正面から描き切った、重いテーマのビジュアルノベルです。
「劔冑(ツルギ)」と呼ばれる巨大ロボットに乗っての戦闘、生身での戦闘、どちらも詰め将棋のような見ごたえのある描写が、手に汗を握ります。
展開が違う様々なシナリオが収録されており、全てをプレイすることで、隠された事実が明らかになっています。
第一編・第二編が収録された体験版が無料で配布されているため、興味がある人はそれをプレイして、まずは衝撃を味わってください。
高校野球シミュレーション4
非常に高い完成度を誇る高校野球のシミュレーションゲームです。
全国から学校を選んで部を強くして、実際の高校野球の日程通りに戦っていきます。
ある意味、世代交代シミュレーションゲームと言えるでしょう。
かなり細かく能力値などが設定されており、シミュレーション精度は高いのではないでしょうか。
一試合一試合、自分で細かく指示を出していくプレイスタイルでも、ざっくりと早送りするスタイルでも可能です。
最初は少し複雑に感じる部分があるかもしれませんが、触りながら慣れていけば、面白さが分かっていくと思います。
・2010年
ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生
プレイして、まず思ったことは「逆転裁判」に似ているという点です。
ただし、ゲームとして色々な要素が追加されており、似て非なる作品として確立していると感じました。
どんどん減っていく主要人物や、デスゲームの真実など、全編通して謎に満ちているサスペンスアドベンチャーとして、刺激的で新鮮な作品でした。
シリーズ作品として3までプレイしていますが、使われるトリックなども大胆になってきており、非常に楽しめました。
STEINS;GATE
アニメ化もして、多くの人に知られるようになった作品です。
タイムリープを題材にした、非常にハラハラするストーリーが繰り広げられる感動作です。
ゲームでは、キャラ別ルートをのエンドを見ていくごとに、先のルートが解放されていく構成になっているため、繰り返しプレイする印象はなく、一本道の感覚でストレスなく進めていけます。
ネットスラングを多用や、主人公の中二病的言動が辛いと感じるかもしれませんが、それを差し引いてもプレイする価値はあると思います。
・2011年
ヴィーナス&ブレイブス〜魔女と女神と滅びの予言〜
「大災厄」を回避するために、100年の時を戦い抜いていく、世代交代シミュレーションです。
不死身でありながら人間臭さが抜けない主人公・ブラッドを団長として、騎士団を運営・存続させていきます。
団員同士が親しくなると、結婚して子供が生まれるため、次世代のために強いユニットを作成していくことも重要です。
ローテーションバトルという、敵1体に対して多数で戦うという、独自の詰め将棋的なシステムの緊迫感が面白いです。
さらにストーリー面でも、新たな仲間との出会いや、年老いていく仲間との別れなど、感情を強く揺さぶられるシーンが多い傑作です。
現在はPSP版が最新で、お安く購入できると思います。
本作をモチーフとしたフリーゲーム「はにょう9」も存在するため、少しでも興味がある人は、ぜひプレイして欲しいです。
・2015年
グレイメルカ
3世代に渡る壮大なストーリーが特徴のフリーSRPGです。
ストーリー、キャラクター、セリフ、ゲームシステムなど、どれをとっても素晴らしい出来で、SRPGが好きな全ての人におススメしたい作品です。
ボリュームが多い大作ですが、どんどん先が知りたくなるシナリオで、プレイ当時は熱中してプレイしてしまいました。
SRPGが苦手で、ストーリーだけでも追いたい人のために、公式で無敵パッチも配布されています。
神林家殺人事件
ウディタ製の、推理アドベンチャーゲームです。
ミステリ好きな人にはニヤリとさせるネタも多いですし、ゲーム自体に組み込まれた仕掛けも衝撃的でした。
それほど長い作品ではないので、普段推理系の作品を遊ばない人にはぜひとも、遊んで欲しいと感じるゲームです。
・2018年
新説魔法少女
TS氏によるSRPG Studio製の長編作品です。
SRPGには珍しく、現代を舞台としたSFチックな設定で、キャラクターひとりひとりの描写がきめ細かな作品です。
ストーリーの進行についても、論理的で説得力のある流れになっており、ご都合主義な展開は感じさせません。
非日常の世界に巻き込まれてしまった少年少女たちのリアルな感情を生々しく描いているため、心地よい話ばかりではなく、心を抉られるような展開も多いです。
ゲームとしての歯応えも十分で、SRPGに慣れていないプレイヤーは、通常難易度でも手を焼くかもしれません。
同じ作者様による、ファンタジー的な世界を舞台にした「Heartium」も、とてもお薦めしたい作品です。
・2020年
死月妖花~四月八日~
クリア時間が80時間に迫る超ボリュームで、伝奇ホラーや推理、サスペンス要素が含まれるノベルゲームです。
ボリュームの多さに尻込みしてしまいそうですが、少しプレイすると、とても快適に読み進められ、苦にならないことがわかると思います。
シーンごとに小分けされ、プレイに区切りをつけやすいデザインや、発言者によって色分けされた文章、そのシーンの残り文字数など、ここまで手取り足取り整備されているノベルゲームがあるのか、と驚かされます。
ゲームを進めていくと、プレイヤーをあっと驚かせる仕掛けも仕込まれており、衝撃を受けること間違いありません。
イリスのゲーム
緻密な戦略と戦術が必要な、高難度戦闘が楽しい、ローグライク風なダンジョンを潜っていくRPGです。
パーティの組み方やスキルのセットなど、あれこれ考えるのが楽しい作品です。
戦闘は行動の順番がはっきり明示されており、スキル使用によるリソース消費は一切なく、スキルのクールタイムが存在する潔いシステムです。
高難度なRPGは苦手な意識がありましたが、本作は挑戦することが苦にならず、とても熱中してしまいました。
強敵を撃破できた時の嬉しさは、何物にも代えがたい気持ちです。
仲間になるキャラクターのバックボーンは任意で閲覧することが可能です。
仲間同士の複雑な関係性なども本作の見所の一つで、ゲームを進めていくことで、過去が明らかになっていくので、モチベーションが高く保たれました。
終わりに
こうしてみると、僕がハマってきたゲームの変遷を思い出し、懐かしい気持ちになりました。
年齢を重ねてくるにつれて作品数が減っていくのは、昔ほどゲームをプレイ出来ていないということと、趣味嗜好が固まり、感受性も鈍くなってきたということなのかなと思います。
「このゲームは凄いぞ」と感情を動かせられるのは、とても刺激的な体験なので、今後もそういったゲームを見つけていければと思っています。
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コメント
あまりにも膨大な作品の数に圧倒されました。
自分もここで紹介されてる半分位のゲームはプレイしてるので、非常に親近感がわきました。
サガフロンティア2は難しかったです、初めてネットの攻略に頼った作品なので思い出深いですね。
いつも閲覧ありがとうございます。
反応してくださる作品の傾向が僕と似ているので、趣味嗜好が似ているのかなと思っていました。
サガフロンティア2は、後半に行くほど難しくなりますよね。
分厚い攻略本のアルティマニアを購入して、じっくりと攻略した記憶があります。