「WOLF RPGエディター」製のRPG、「メタルメサイア -鋼の救世主-」をプレイし、クリアしました。
本作品は、自動的に戦闘を行うAIを編集し、試行錯誤するのが醍醐味のRPGです。
2時間半ほどでクリアしたコンパクトな内容でしたが、思わず熱中してしまう内容のゲームでした。
楽しくプレイさせてもらったので、紹介や感想、攻略メモを書こうと思います。
メタルメサイア -鋼の救世主-
ゲーム紹介
人類が荒廃した地上から逃れ、新天地の空中都市に生活の場を移行させている世界の話です。
そこでも、政府の代わりの役目を果たす企業が抗争を繰り返しており、プレイヤーはその中のいち企業に所属している、「メック」(武装した自動ロボット)を駆る戦闘部隊の一員です。
「アーマードコア」シリーズをプレイしたことがある人なら、その雰囲気をイメージするとわかりやすいでしょう。
ゲームの流れとしては、メックの装備・AIの編集などの準備を行ったあと、ミッションを選んで出撃し、それをクリアすれば報酬がもらえるといシンプルな流れです。
報酬を元手に、新しい装備品やメックを購入し、次のミッションに備えていきます。
新しい本体や装備品も大事ですが、AIの編集も非常に重要です。
複雑そうに感じるかもしれませんが、設定項目は3つだけで非常にシンプルです。
発動条件、対象、行動内容を設定するだけです。
発動内容は、たとえば「自分のHPが半分以下のとき」や「自分のEP(行動時に消費する燃料)が30%以下のとき」、「4ターンに1度」など、どういう条件下で発動するかを設定します。
次に対象は、「自分自身」や、「HPが半分以下の対象」などといった項目が並びます。
そして行動内容は、「修理」や「シングルショット」、「機銃掃射」などの具体的な行動です。
ゲーム内チュートリアルにて、一度行動設定をし、実際に戦闘を経験してみれば、すぐに理解できると思います。
注意が必要なのは、「アクション1」から「アクション6」の順に、条件に当てはまるかどうか判定していくということです。
アクション1に条件が該当した場合は、アクション1の行動をするため、アクション2の条件判定に進むことはありません。
よくあるミスとして、「アクション1」に「自分のHPが50%以下のとき、自分自身に、HP回復を行う」という設定をし、「アクション2」に「自分のEPが30%以下のとき、自分自身に、EP回復を行う」と設定する、というミスがあります。
このように設定した状態で、「アクション1」の「HPが50%以下」という条件に当てはまると、たとえEPが足りず何も行動できない状態だとしても、永遠に「アクション1」でHP回復を行おうとし続けます。
ほとんどの行動にはEPを消費するため、「アクション1」には「自分のEPが少なくなってきたときに、自分自身に、EP回復を行う」という内容登録をオススメします。
ゲーム感想
ボリュームはそれほど多くありませんが、試行錯誤する楽しさと、それがうまくハマッたときの快感は爽快です。
ゲーム自体は、「アーマードコア」シリーズの世界観や、「カルネージハート」のゲーム内容を意識しているように感じました。
しかし難易度が高めのこの2作品より、本作品はかなり取っ付きやすく、親切に感じられました。
自機が1体しかない序盤は、まさに詰め将棋のように、色々な組み合わせを倒して、あーでもない、こーでもないとやりくりが必要になります。
しかし、2体になると飛躍的に楽になり、RPGで仲間が増えるような大きな喜びが感じられます。
やり直すことがほぼ前提のゲーム進行ですが、全滅してしまっても、すぐ直前に戻ることが出来ます。
ミッションマップから撤退したければ、一度準備しなおしてやり直すことが出来ます。
試行錯誤が求められる中、やり直すことに関してのストレスはほとんど感じられなかったのは、良かったと思います。
ただ、後半は力押しの戦略に頼らざるを得ない部分が出てきて、どんな敵でも似たような戦い方になってしまうのが少し残念ではありました。
本作はRPGですが、より詰め将棋的な内容に傾いたフリーゲームだと「ランナーズ・エクリプス」という作品も、似たような楽しさを得られます。
こちらはより厳密な試行錯誤を試される内容なので、難しく感じるかもしれません。
他に、似たような思考が試されるゲームで、キャラクターやストーリーが個性的なゲームとしては「帝国魔導院決闘科」も、非常に面白かったです。
「メタルメサイア」をプレイして楽しむことが出来た人は、同じように楽しめるかもしれません。
攻略メモ
自分で試行錯誤することが楽しいので、こんな攻略メモは野暮かもしれませんが・・・
序盤のソロで戦うあたりが、最も難しかったと感じます。
とにかく敵の数を減らすということ、そして全体攻撃である「機銃掃射」が攻略の鍵となります。
複数敵がいるときは「機銃掃射」、敵が弱ってきたら「カノン」と使い分ければ戦いやすいです。
中盤以降、自機が2体になると、戦闘の役割分担ができるため、非常に楽になります。
全体攻撃である「機銃掃射」「絨毯爆撃」「ビーム掃射」などが強力です。
戦闘開始時に自己修復などの有利効果を付けるよりも、開始直後に全体攻撃などで一気に敵の数を減らすことが大事になってきます。
有利効果の付加は追加パーツで補いましょう。
3体まで増えれば、大体の敵は似たような戦術で倒せるようになってきます。
それでも詰まるポイントはいくつかあります。
しかし、大抵は追加パーツによるステータス異常・属性攻撃対策を施せば、大抵切り抜けることができると思います。
僕の場合は、全体攻撃を持つライオット、プリースト、プライマルフィアでクリアしました。
まとめ
「メタルメサイア -鋼の救世主-」は、重厚な雰囲気を持った世界観とゲームシステムですが、非常に取っ付きやすく、ついつい熱中してしまうRPGです。
少しでも興味を持った方は、プレイして損はないと思います。
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