そにどり様が公開している、ウディタ製のローグライト作品『マグナオペラ』の紹介記事です。
入る度に構造が変わる謎の館の最下層を目指して、徘徊する怪物を避けながら探索していくゲームです。
ゲーム部分はもちろん、ストーリー・グラフィック・BGMのすべてがしっかり作り込まれており、没入感と中毒性が高い作品です。
クリア時間は約8時間でした。
(公称クリア時間6時間~12時間)
ゲーム概要
『マグナオペラ』は、主人公のサラを操作して謎の館の探索を進めていくゲームです。
物語の導入は、以下のようなものです。
本作は『不思議のダンジョン』シリーズのように、館に入る度に構造が変わる作りとなっています。
あちこちに配置された材料や資料をなるべく回収し、館の奥を目指します。
上のスクショはランタンを強化しているため、かなり広範囲が見通せる視野となっています。
しかしゲーム開始時は、せいぜい数歩先までしか照らせないため、慎重に進むことが重要です。
館内では、鍵が掛けられている箱を見つける場合があります。
ピッキングツールを持っていれば、解錠に挑戦することができます。
もしくは、ランタンで箱を叩き壊して開けることも可能ですが、その場合はランタンの耐久度が低下します。
ランタンが壊れてしまうと周囲を照らすことが出来なくなるため、探索の継続が著しく困難になります。
どちらの方法を採るかはきちんと考えるようにしましょう。
館内では、異形の怪物が徘徊しています。
怪物を倒す手段は無いため、プレイヤーは避けるか逃げるかしかありません。
怪物に近付くと気付かれてしまうため、こちらから早めに見つけて避けていくことが重要です。
Shiftキーを押しながら移動することでダッシュすることができますが、スタミナゲージが減っていくため、ずっと走り続けることはできません。
ここぞというときに使用するようにしましょう。
怪物と接触すると、サラがダメージを受けてしまいます。
ダメージが蓄積していくと、画面が血で染められていきます。
体力が数値ではっきりと表示されるわけではないので、注意しましょう。
体力が無くなり倒されてしまうと、全ての所持アイテムを失い、地上に戻されます。
危険だと感じたら、早めに治療薬を使うか、帰路につくようにしましょう。
何とか探索から帰還すると、リザルト画面が表示されます。
帰還した状況によって、リザルト画面の一枚絵は様々なバリエーションがあります。
上記のスクショは、体力がかなり減った状態で帰還した場合のものです。
特定のイベントを見た直後にしか表示されないレアな絵もあり、手が込んでいると感じます。
持ち帰った材料を使って、ランタンを改造したり、最初に持ち込める支給品を増やしたりすることができます。
より深くまで探索するためには、この辺りの強化が必須となります。
強化するためにはアイテムが必要なので、無理せず早めに帰還するよう心がけましょう。
館には特定の階数ごとに「拠点」が用意されており、条件を満たせば次回の探索はそこから開始することができます。
タイミングによっては、下手に帰還するよりも、一気に拠点まで進む方がよいこともあるでしょう。
自分を強化しつつコツコツ進んでいく楽しさは、ダンジョンRPGの育成と同じような楽しさが感じられます。
感想(ネタバレ無し)
最後までクリアすることができました。
僕が普段、あまりプレイしないジャンルの作品でしたが、ゲーム開始から最後まで、ほとんど熱中してプレイしてしまいました。
物語の導入から本編開始まで、とても自然な形でチュートリアルが実施され、気が付いた時にはもう作品にどっぷり引きこまれていました。
このあたりのゲーム開始からの導線は見事だと思います。
ゲーム本編の探索については、シンプルながらとても緊張感がありました。
敵と遭遇したら基本逃げるしかないため、敵がいるかいないかビクビクしながら探索していました。
探索で見つけた材料は、探索しやすくするための強化に使えるので、高いモチベーションを保ってアイテムを回収できるので楽しかったです。
部屋によっては、「こんなに持って行っていいの!?」と思うくらい配置されている場合があって快感でした。
ただ、回収した材料が多くなれば多くなるほど、何としても生還しなければという緊張感が高まっていきます。
たくさんアイテムを集めても、敵に倒されてしまえば水の泡となってしまうので、プレイヤーが操作しているサラとの一体感が強かったなぁと思います。
攻略は運に左右される部分はありますが、基本的には個々のプレイヤーのスタイルに任されているので、マイペースで楽しめると思います。
慎重派の人は、短い探索を繰り返して確実に強化していく攻略となるでしょうし、大胆なプレイヤーは一気に奥まで進むハイリスクハイリターンな攻略となるでしょう。
シンプルなゲーム性ながら、どんなプレイスタイルも許容されている懐の深い作品だと思います。
普段、こういったジャンルをプレイしない人であっても楽しめる作品だと思います。
ゲーム本編だけでなく物語や演出面も手が込んでおり、とても満足感が得られました。
攻略メモ
それほど攻略に困ることはありませんでしたが、攻略に役立つかもしれないメモを書いておきます。

そんなことないよ
探索の基本方針
浅い層の探索であれば、適当に部屋を進んでいても特に支障はないと思います。
しかし、深い層ではフロアが広くなり、闇雲に探索していると物資の消耗が激しくなります。
僕の場合は、縦軸と横軸を意識して探索していました。
例えば、まずは右方向に進めるだけ進みます。
すると、また同じところにループするか、右には行けない部屋に行き当たると思います。
ループした場合は上か下の部屋に移動し、また横軸をクリアしていくイメージで右に進んでいきます。
右に行けなくなった場合、今度は反対側の左にずっと進みます。
すると、必然的に左もどこかで突き当たると思うので、そうなったら上下に1つだけ移動し、横軸を探索していきます。
このローラーでも見つからない場合は、今度は横軸ではなく、縦軸で同じことをしていきます。
この方法が一番優れたやり方ということはありませんが、何か方針を意識して探索をしていく方が、自分なりのリズムをつかみやすくなると思います。
ランタンの範囲を最優先で強化する
何から強化すれば良いのか迷ったら、ランタンの照明範囲を最優先で強化することをお勧めします。
視界が広くなれば、敵を早く発見でき、危険を避けられる可能性が高まります。
探索効率がとてもよくなるため、ランタン強化に必要な硫黄系の材料は優先して回収しましょう。
ピッキングのやり方について(文字で書くと逆にややこしいかも)
ピッキングのやり方は、最初は面食らうかもしれませんが、仕組みがわかれば単純です。
グレーのハンドルが正しい位置にあるときに、↓ボタンを押して紺色のハンドルを回転させると解錠できます。
グレーのハンドルが正しい位置に近ければ、紺色のハンドルの回転は深く回り、正しい位置から遠ければ浅い段階で弾かれます。
具体的な解錠手順は以下の通りです。
まずは↓ボタンで紺色のハンドルを回転させ、どのあたりで弾かれたか確認します。
次に、←→のボタンでどちらかにグレーのハンドルの位置を変えてみて、↓ボタンで紺色のハンドルを回転させます。
このとき、最初よりも深い位置まで紺色のハンドルが回転するのであれば、グレーのハンドルは正しい位置に近づいていることになります。
逆に、最初よりも浅い位置で弾かれるのであれば、正しい位置から遠ざかっているので、今度は逆に回してみます。
これを繰り返すことにより解錠します。
難易度が低ければ、グレーのハンドルの正しい位置の範囲が広いですが、難易度が高ければ、正解の位置はかなり狭いということになります。
ピッキングの耐久を強化していない序盤はツールがすぐに壊れてしまうので、ランタンで破壊するのがオススメです。
ゲーム終盤でツールを十分に強化していれば、↓ボタンを押した状態で、←→ボタンで左右に回すことで楽に解錠できます。
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