RPGツクールMV製のアドベンチャーゲーム「決戦前のヒトリ ~主人公以外全員『カップル』がいるアドベンチャー~」の紹介記事です。
斬新な設定とギャグ要素、そして精緻な論理パズルが一体化した短編アドベンチャーゲームです。
ヒントが多く出されるため難易度は高くはありませんが、少ない周回数で真実に辿り着くことは難しい作品です。
TRUEエンドまでのクリア時間は約2時間弱でした。
ゲーム概要
勇者ヒトリ一行は魔王を倒すため、最後の村でそれぞれの決戦前夜を過ごしているシーンから、ゲームは始まります。
しかし翌日、ヒトリは魔王と相打ちになってしまい、死の淵で神と対話します。
神は、世界の『真実』を解き明かすことが出来れば、ヒトリを生き返らせてくれると言うのです。
そのためヒトリは何度もタイムリープを繰り返し、魔王決戦前夜~当日を繰り返すことになります。
神が解き明かせという世界の『真実』とは、「誰と誰がカップルなのか」というものでした。
(上の画像はゲーム開始時点のままの組み合わせです)
本作は、決戦前夜~決戦当日の短い期間で情報を集め、論理的な推理からカップルの組み合わせを当てることが目的の論理パズルアドベンチャーです。
魔王城に向かうことで、組み合わせの回答を行い、間違った組み合わせがあれば前夜に戻されます。
間違えるたびに神からアドバイスを貰うことが出来るので、それを基に確実な組み合わせを固めていくと良いでしょう。
少ないループ数でクリアすることは難しいですが、推理が苦手な人でも、何度も繰り返せばクリアに近づいていくことが出来ます。
人々に話しかけるだけでなく、モノや建物などの細かなところを調べ、パズルのピースを繋いでいくことが重要です。
感想(ネタバレ無し)
ノーマルエンドのあと、無事トゥルーエンドに辿り着き、開発室まで楽しむことが出来ました。
最初は出オチな感じのバカゲーなのかと思っていたのですが、しっかりした作りの推理アドベンチャーでした。
足を使って集めた証拠を推理して、確実なカップルを固めていき、それによって推理を進めていくということが必要でした。
プレイヤーの先入観を利用した罠や、叙述トリック的な要素もあるので、一筋縄ではいかないところが面白かったです。
推理が行き詰まってしまい、神様からのヒントが出尽くしてしまっても、一種の救済手段がありますし、誰でも楽しめる作品だと思います。
トゥルーエンドは、ノーマルエンドに到達した人であれば、誰でも簡単にいくことが出来るので、やり直し等の手間はありません。
トゥルーエンド後に行ける開発室で、カップルの答え合わせができる場所では、さながら人狼ゲームの決着後に配役が明かされていくような充実感がありました。
ゲームの性質上、ネタバレをすると面白さが損なわれてしまいます。
Read Meにも、SNS投稿における禁止事項などが明記されているので、目を通すようにしておきましょう。
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