グラフィックボードの不具合により、初めて自力で交換した覚書

生活
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前書き

この記事の趣旨は、グラフィックボードの交換は、PCのパーツ交換などあまりしたことない人でも、意外と簡単にできるという趣旨です。
詳しい交換方法などを紹介しているわけではなく、自分の覚書のようなものなので、ご了承ください。

今年の前半に、ドスパラの通販で購入したBTOパソコンのモニタの調子がずっと悪く、どうにかならないかと思いながら使っていました。
症状としては、突然パソコンが操作を受け付けなくなり、しばらく固まった後に、また動くようになるという症状です。
そのまま回復することもあれば、一度モニタが真っ暗になってから起動することもありました。

ネット麻雀などをやっていると、その硬直時間中は操作ができず、意図しない打牌をしてしまうこともあるため、ずっと気になっていました。
Windowsのイベントビューアには「ディスプレイドライバが応答を停止しましたが、正常に回復しました」というエラーが出ており、どうもNVIDIAのドライバーやグラフィックボードが悪さをしているのではないかというところまでは分かりました。
しかし、ネットでの情報を頼りに設定変更をしたりしましたが、改善することはありませんでした。
不便に感じつつも致命的ではないため、何となくずるずると半年近く過ぎてしまいました。

そしてついに先週の日曜日、モニタに異常が発生しました。
黒が描画されている部分にピンクの線が入り、さらにはマルチモニタで使用しているサブモニタも映らなくなってしまったのです。
問題の切り分けを行ったところ、モニターの問題ではなく、どうもグラボが悪いという結論になりました。
そのため今回は、グラボを単品で購入し、自分で交換してみようという考えになりました。

自分のパソコンいじりレベル

僕はパソコンは好きですが、自分で一から組み上げたことはありません。
今までの経験としては、メモリをぶっ刺して増設したり、HDDをSSDに交換したり、古くなって性能が落ちてきたファンを交換したことがある程度です。
こういった機械そのものは好きなので、パソコンのフタを開けて中を見ていじったりするのに抵抗はない方です。
パーツの相性がどうとか、〇〇製は悪いだとか、そういった知識は全然ありません。

事前の下調べ

まずグラフィックボードを交換するにあたって、何に交換するかを色々と調べました。
今まで搭載していたのは、RTX 2070を搭載されているかなり無駄にハイエンド(らしい)なものでした。
僕は、3Dをゴリゴリ使うようなPCゲームをするわけではないですし、そんなにいいものでなくていいやと思いました。
価格帯や評判などを考慮した結果、3万円くらいの「ASUSのGeForce GTX 1660Ti」を購入することにしました。


購入する前に、パソコンのカバーを外し、新しいグラフィックボードが入るスペースがあるかどうか確認しました。
結構ファンの大きさなどで厚みが変わってくるようなので、現在のものと比較して気を付けるようにしました。
また電源の容量の問題や、電源コネクタも同じタイプなのかどうか確認しました。
10ピンとか8ピンとか色々あるようですが、面倒なので同じものを選びました。
グラフィックボード自体安いものではないので、購入して「やっぱり取り付けできませんでした」というのはさすがに勿体ないです。

実際の取り付け


例によってAmazonで購入し、すぐに物が到着しました。
しっかりした鮮やかな色の箱です(そこはどうでもいいですが)。


フタを開けるとこんな感じでした。
精密機械なので、あまり素手では触れない方が良いということもあり、取り付ける直前まで袋に入れておきました。


パソコンのすべてのケーブルを外して電源を抜き、カバーを外します。
これをしないと感電や故障の危険性もあるということでした。

そして、グラフィックボードに付いている電源コードを取り外しました。
力を入れるのが怖かったので、かなり慎重に抜きました。
これを見る限り、10ピンが必要なグラフィックボードも差せそうです。

電源コードを抜いたら、今度はパソコンケースにネジで固定されている部分を外しました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、2か所ほど固定されており、普通のプラスドライバーで取り外すことができました。

その後、根元の方のロックを外します。
軽く横に動くので、動かした状態でグラフィックボードを真上に引き抜けば、無事に取り外すことができます。
この際、無理な力を入れると、グラフィックボードだけでなくマザーボードも破損しかねないので、細心の注意を払いました。
もし不自然に固い場合は、まだ固定されているネジがあるのかもしれません。


そして外したところに新しいグラボを差し込んだのですが、ドキッとしたのが赤丸の部分です。
ケースのネジ穴とグラフィックボードの金具の穴の位置が合わず、ネジ固定できない状態でした。


これはまずいなと思ったのですが、単にグラフィックボードがしっかり刺さっていなかっただけのようで、しっかり刺したところ、ネジ穴が合って無事に取り付けることができました。
これが噂に聞く「パーツの相性」か?と思いましたが、そういうわけではなく、とりあえず問題なく取り付けることができました。

終わりに

取り付けを完了して起動したところ、見事に症状が改善され、問題なくモニターが映るようになりました。
これで同じ症状が出たらどうしようかと思いましたが、改善されたということは、やはりグラフィックボードが問題だったということのようです。
グラフィックボードの交換は意外と簡単だったので、そうそう交換することも無いと思いますが、今後は抵抗なく自力で交換できそうです。

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