Flame Espadia フレイムエスパディア(フリー・SRPG)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
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SRPG Studio製のシミュレーションRPG「Flame Espadia」の紹介記事です。
本作はまだ完成されていませんが、第10章まで遊ぶことができます(2020年10月時点)。
10章までのクリア時間は5時間でした。
作品の紹介や、プレイしてみた感想などを書いていこうと思います。

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ふりーむ!

ゲーム概要


「Flame Espadia」は、ファイアーエムブレムのような王道な作りのシミュレーションRPGです。
自警団の一員であるレオが、王子らと一緒に、帝国や魔物に立ち向かっていくという、王道で安心感のあるストーリーです。
仲間同士の豊富な会話イベントや、オリジナルの立ち絵がゲームを盛り上げます。
いくつか特徴的なシステムがありますので、そちらを紹介していこうと思います。

ステージクリアボーナス


本作ではステージクリア時に、既定のターン以内でクリアした場合や、誰も倒されずにクリアした場合、アイテムやボーナスポイントなどの報酬が得られます。
ボーナスポイントは、特別なお店で貴重なものと交換することができます。
規定のターンは、攻略中にメニュー画面から確認することができます。
(ちなみにキャラロストはありません)

スキル選択制


ユニットがレベルアップした際、スキルを習得する場合があります。
その際、2種類のうちどちらかを選択できる場合があります。
どちらを選ぶか悩ましい場合が多く、プレイヤーの個性が表れる部分だと思います。

スキルについても独特なものが多く、面白いと思います。
たとえば「投斧携帯」というスキルは、投擲斧「ハチェット」を攻撃時に選択できるようになるというものです。
1マップで4回までしか使えませんが、マップ終了時に使用回数は全回復します。
他にも、自分の周囲の敵をまとめて攻撃するコマンドが追加される「回転斬」など、多種多様なものがあります。

アイテム探索


スキル「鋭敏」を持つシーフ系などのユニットは、3マス以内に落ちているアイテムを取得することができます。
マップ上の見た目からして怪しい場所は数多く、それなりに良いものが拾えます。

また、一見通れないように見える場所でも、隠し通路を発見できる場合があります。
隠し通路は攻略上、とても役に立つものが多く、このことがシーフ系ユニットの存在感を増していると言えるでしょう。

非出撃メンバーレベルアップボーナス


本作では、出撃しなかったメンバーにも100の経験値が入り、ステージクリア後にレベルアップします。
弱いユニットの場合を出撃させると、かえって何もできずに育たない場合があります。
経験値を稼ぐのが難しいユニットは、あえて出撃させずに育てるという選択が可能です。

限界突破


本作でのクラスチェンジにあたるものです。
レベルが20になったユニットは、特定のアイテムを使うことで「限界突破」状態になり、クラス名の横に★マークがつきます。
限界突破してもレベルは変わらないので、そのまま21以上にあがっていきます。
ちなみに限界突破させなくても、レベル20がMAXというわけではありません。

範囲攻撃戦闘結果表示


これは細かい点ですが、範囲攻撃アイテムなどを使用した際に、交戦予測が個別に表示されます。
自分の見識の狭さかもしれませんが、他の作品ではあまり見られなかったような気がするので、便利だなと感じました。

このほかにも、物語だけを楽しみたい人向けの「ムソウモード」や、支援会話システムなど、様々な要素があります。
どれもわかりやすいシステムなので、誰でも馴染めるのではないかと思います。

感想(ネタバレ無し)


10章までクリアすることができました。
ゲームの難易度としては高くなく、平均するとやや易しい~普通くらいだと思います。
全体的にとても親切な作りで、攻略前に豊富なヒントがありますし、重要なメッセージは目立つよう赤色で表示されます。
ターンの途中であってもセーブできるようになっているため、SRPGに慣れていない人でも、楽しめる内容だと思います。

ユニットは全員が個性を持っており、有用でないユニットはいないように感じます。
似たタイプであっても、スキルやパラメータで差が付いており、全員を育てたくなる魅力がありました。
さらにキャラ同士の会話が豊富で、それぞれのキャラの掘り下げに一役買っていると思います。
仲間同士の会話が多く豊富なので、ストーリーが重たい雰囲気になりにくく、カジュアルな気持ちで楽しめます。

作品の完成を期待して、今後応援していきたいと思います。

攻略メモ(ネタバレ有り)

詰まるほど難しい部分はないかと思いますが、ボーナスなどをすべて獲得しようとすれば、それなりの方法が求められます。
攻略の一例として、以下に自分のプレイの記録を記そうと思います。
拾えるアイテムは他にもたくさんあると思いますが、自分が発見した中で、有用なものだけ記しています。

第3章 山賊討伐

ボスのサディコに攻撃を仕掛けると、自由に動いてくるようになるので注意しましょう。
なかなかタフな上に攻撃力も高いので、クラウス・レオ・マサムネらの有利な武器で対抗しましょう。

第4章 魔の訪れ

視界が制限されている探索マップです。
ルルなら視界が広いですが、先行させると危険なので注意しましょう。
ゲストユニットのファルミアの召喚で、やられてもいいサーヴァントを呼び出して先行させると、安全に視界を確保できます。

ボスの右上の木の付近で魔防の魔符を発見できます。
また、ボスの持つ赤い宝石は3000Gで売れるので、倒す前にルルで盗んでおきましょう。

第5章 死にゆく都


画像のところに、隠し通路があります。
ルルなどで近づいて発見しましょう。
光る場所にはローグ専用のパリングダガーがあります。

最初の敵を全滅させると、クラージュら4人を加えて、脱出マップへと変わります。
途中で出現する山賊は、赤い宝石を持っているので、ルルで忘れず盗ませましょう。
20ターン目には、現時点では勝てない敵の増援が現れるので、これまでにはクラージュが脱出できる準備は整えておきましょう。

第6章 逃避行

味方4ターン目に、スタート時点付近から騎馬ユニット3体の敵増援が現れます。
その後、ちょくちょく3体ずつ現れるので注意しましょう。
バルディッシュを持たせたウォルフあたりに、攻撃後の再移動で後退させながら減らしていきましょう。

左上の崖に陣取る敵に攻撃を仕掛けると、真横から敵が3体出現します。
ある程度対応できるようユニットを集めておきましょう。

橋の部隊は、ルルで橋を起動させることにより、3ターンの間動揺状態になります。
動揺状態は命中・回避を40%低下させるので、非常に楽に戦うことができます。
敵が密集しているので、フォティアなどのマップ兵器で攻撃すると気持ちいいです。

マップ左上の角では、ゴールドリーフが拾えます。

第7章 魔闘士襲来

籠城していてもあまり良いことは無いので、右下辺りを目指して進軍しましょう。
増援が多く、少し難しいマップかもしれません。
味方2ターン目に、クラージュたちがスタート地点から右の方に現れます。

4ターン目の敵フェイズに、砦内にノクス3体の増援が現れます。
出現後、すぐに攻撃されることになるので注意しましょう。
ノクスは物理防御が非常に高いので、魔法メインで攻撃しましょう。

ターンが進むにつれ、敵の増援が段々と激しくなってきます。
四方を囲まれることが無いように、橋などを利用して迎撃しましょう。

レオとゼルゴスが交戦すると、レオがダメージを受けたあとに各ステータスがアップし、ゼルゴスは撤退します。
話しかける際は、周りの敵に注意しましょう。
ゼルゴスは移動して追いかけてくるので、安全な場所におびき寄せてから戦いましょう。

右下の骨のところで、青い宝石が拾えます。

右下の丘の岸壁に囲まれているところにリスティを待機させると、秘密のお店に入れます。
必殺率の高いレーヴシリーズの武器や、風魔法のストームエッジ、ロングヒール、力と守備のドーピングなどが売っています。
高価なものが多いので、買っておきたいものはロングヒールくらいです。
その他は余裕があり、欲しいと感じたら購入する程度で良いと思います。

第8章 ドージェン上陸

ステージ前導入が熱いマップです。
シューターが邪魔ですが、アミスター連絡船が狙われてくれるので、早めに撃破しましょう。
ヒューリックの挑発もあれば、より猶予ができます。

シューターへ到達する侵入経路は、上の画像の隠し通路を使いましょう。
こちらから数人侵入させられれば、早めに倒せると思います。

ジェイムスンは、レオを狙ってきます(戦闘前会話あり)。
盾で攻撃をガードしてきて固いので、何人かで攻撃して消耗させましょう。

右下の袋は、ダニエラ本人が調べることで武器を入手できます。
ダニエラ初期位置付近のサクラには、赤い宝石があります。

敵の2ターン目に、ボス付近からローグが現れ、牢屋の市民たちに向かっていきます。
市民を守り切ればステージクリア後に報酬が貰えるので、誰か一人向かわせて守れるようにしましょう。

味方5ターン目に、左下の家屋から騎馬兵が1体現れます。
ターンが進むにつれて、右下の家屋から魔術師が現れたり、ボスの左右の家屋から騎馬兵が現れたりします。
ある程度継続的に出現するので、迎撃する地点を意識しながら進軍していきましょう。

第9章 強襲

敵の数も多く、難しめのマップです。
グリッツァ隊は北上して城を攻めていき、フレインはその場で攻撃範囲に入るまで待ち伏せしてきます。
ただしフレインは一定ターン経過すると、しびれを切らして動いてきます。
フレインを倒すと、グリッツァ隊が城攻めをやめて、こちらの方へ向かってきます。
グリッツァはスキルにより、弓の特攻は発生しないので、魔法で攻撃しましょう。
フレインは、イカロスの護符さえどうにかすれば、弓でも魔法でも有効です。

敵6ターン目に、左上の砦からゲヌヴィが現れます。
ゲヌヴィはすぐ右上の民家を狙っていき、辿り着くと民家が破壊され、「達人の篭手」(技+4)が奪われます。
ゲヌヴィは素早さが髙いため、奪われてしまうとルルで盗むことも難しいです。
民家の破壊を防ぐことができれば、クリア後に入手できるので、何人か北ルートで進軍させておきましょう。
ゲヌヴィは間接攻撃の回避率がアップするスキルや、状態異常を与えつつ、その敵に大ダメージを与えるスキルを持っています。
スキルにより追撃も不可能なので、それなりに強いメンバーでないと苦戦します。

右下の光はロングラミス、左上の光ではハイリヒアクスが拾えます。
お城の右下の、ポツンとしたサクラでは、赤い宝石が拾えます。

進軍の方針としては、北ルートは少数精鋭の数人を進ませ、本隊は東ルートでフレイン隊と戦うのが良いのではないでしょうか。

第10章 兆し

全ユニットが毎ターン2ずつダメージを受けていくマップです。
浮遊系の敵がそこそこいるので、飛行特攻の武器や、魔物特攻のハイリヒ系の武器があると楽です。
マップは左ルートと右ルートに分かれており、右ルートは一見、行き止まりのように見えます。
しかし、右上の宝箱の上に隠し通路があり、崖の上に上れるようになるため、どちらからでもボスへたどり着くことは可能です。

左右の塔に近づくと、周辺にドゥルガーが出現します。
対応できるように気を付けましょう。
さらに、ボスのいる崖の段に侵入すると、その瞬間に敵増援が現れます。

ゼルゴスは、レオを優先的に狙って追ってきます。
地形効果・支援効果を得られるポジション取りを行って迎え撃ちましょう。
レオで引き付けておけば、他の味方が攻撃されることはありません(たぶん)。
直接攻撃は反撃が痛いので、魔法などで間接攻撃しながらコツコツダメージを与えていきましょう。
グリージャフのダークヒールが厄介なので、先にグリージャフを倒しても良いかもしれません。
しかし、ボスのグリージャフを倒した後、後ろの塔に攻撃する際も、周囲に増援が現れます。
気を抜かないように注意しましょう。

秘密の店のラインナップは、上位武器や特殊武器、ロングヒール、ドーピングアイテムなどです。
体格の魔符は貴重かもしれません。
エレガン系の武器はお好みで購入しておきましょう。

左下の丸太では、直間両用武器のアサアラシが拾えます。
ボス近くの骨ではハイリヒスピアがあります。

キャラ使用感(ネタバレ有り)

・レオ
主人公らしく、全体的に成長率が良く使いやすいユニットです。
剣は各種特攻武器にも恵まれており、戦闘の中心を担えます。
支援関係のあるユニットも多いので、どんどん前線に出していきたいところです。

・リィナ
魔法攻撃が使いやすい関係で、最初から頼れるユニットです。
打たれ弱いので、攻撃に晒されると危険です。
「魔導強化」のスキルは、強敵と戦う前や、敵から多く攻撃を受けるタイミングのユニットを強化するのに有用でした。

・ショーン
怒ると眼を開きそうだと思っていたら、やっぱり開いてくれました。
「遠射」スキルにより、弓の射程が+1されるのが非常に大きく使いやすいです。
「狩人」や「巧者」のお陰で、高い命中率をキープできるのも強みです。
さらに「鋭敏」スキルにより、ルルと同様、隠しアイテムや通路を発見できるという点でも、出撃させると役に立つユニットです。

・クラウス

序盤のお助けキャラ枠です。
序盤は何かと頼れることが多く、削り役や盾役として有用でした。
絵に描いたような死亡フラグを立てましたが、仮面を被って再登場すると予想しています。

・ルル
「鋭敏」によるアイテム回収や、宝箱の「開錠」など、やることが多く役に立ちます。
「窃取」により、貴重品を盗む役としても重要です。
盗むにはアイテム欄に空きが必要なので注意しましょう。
ただし戦闘能力は低いので、防御力が低い敵にしか、ダメージは与えられないでしょう。

・ガドウ
ついつい上半身に目が行く武骨な男性キャラです。
とにかく力が強く、特攻武器も頼りがいのあるユニットです。
戦闘能力はたかいですが、斧しか扱えない分、他のユニットの方が使いやすい場合もあるでしょう。

・シャーロット
貴重な回復役で、出撃させておけば非常に役立ちます。
「祈祷」スキルにより、味方の必殺回避率を上げるのも見逃せない点です。
「素質」持ちなので、回復役ながら成長は早めです。

・マサムネ
26歳にしては若く見えます。
耐久が無限のムラサメを持っていることもあり、使いやすく感じるユニットです。
攻撃力がやや物足りない気がしますが、連撃スキルの発動率も体感では高く感じ、斧相手には高い回避率を誇ります。

・クラージュ
魔法と剣が使える戦士系ユニットという異色の存在です。
魔法の方が使いやすいので、メイン攻撃は魔法ばかり使っていました。
指揮官スキルにより、誰にでも支援効果があるので助かります。

・ウォルフ
力が高く、全体的に成長率も良いユニットです。
レオに次いで2番目にレベル20に到達しました。
剣と槍を装備でき、騎馬ユニットで足も速いというところで、使いやすいユニットだと感じました。

・ソフィー
馬に乗った弓兵ということで強いはずなのですが、遠射をもつショーンには一歩及ばないイメージです。
とはいえ、騎馬ユニットなりに便利なことは多く、色々と役に立ちます。

・ヒューリック
斧と槍が使える貴重なユニットです。
進軍速度は低めですが、挑発という重要なスキルを持つので、様々なところで役に立ちます。

・リスティ
ストック&秘密の店要員です。
銃も一応装備できますが、あまり使う機会はありませんでした。

・フレデリカ
素質のお陰で成長が早い飛行ユニットです。
ステータスはバランスよく上がっていくタイプで、戦略的にも重要な役目を果たせます。
専用武器のアクィラは強力で使いやすいです。
登場時はレベル1なので、レベルアップアイテムを吟味して使い、レベルを上げたいところです。

・ダニエラ
救急、迷彩、奇襲など、単独で行動しやすいスキルを備えています。
開錠もあるので、戦闘ができるルルのような運用も可能です。
こちらも専用武器のハルピュイアが強力ですが、使い過ぎないようにしましょう。

・ユキノ
弓、杖、変身が使える、一風変わったユニットです。
弓は遠射が無い分、ショーンより使い勝手は劣ります。
しかし攻撃もできる回復役として見れば、やることがたくさんあると言えます。
変身すると、防御無視の攻撃になるほか、ステータスもアップするので、強敵相手には頼りになりそうです。

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