今年もドラフト会議の時期がやって来ました。
正直なところ、僕は高校野球や大学野球、社会人野球に詳しくありません。
そのため、毎年1位候補として話題になるような選手は知っていても、そのほかの選手はほとんど知りません。
ですが、やはり応援しているチームに入団してくる選手については、一通り知っておきたいと思っています。
毎年書いているように、各選手についての前評判と、どういった役割を期待するか、妄想込みで書いていきます。
目次
- 1 1巡目指名・石川 昂弥(いしかわ たかや・内野手・右右・高校生・東邦高校)
- 2 2巡目指名・橋本 侑樹(はしもと ゆうき・投手・左左・大学生・大垣日大高校⇒大阪商業大学)
- 3 3巡目指名・岡野 祐一郎(おかの ゆういちろう・投手・右右・社会人・ 聖光学院高校⇒青山学院大学⇒東芝)
- 4 4巡目指名・郡司 裕也(ぐんじ ゆうや・捕手・右右・大学生・仙台育英高校⇒慶應義塾大学)
- 5 5巡目指名・岡林 勇希(おかばやし ゆうき・投手・右左・高校生・三重県立菰野高校 )
- 6 6巡目指名・竹内 龍臣(たけうち りゅうしん・投手・右左・高校生・札幌創成高校)
- 7 育成1巡目指名・松田 亘哲(まつだ ひろあき・投手・左左・大学生・江南高校⇒名古屋大学)
- 8 総評
1巡目指名・石川 昂弥(いしかわ たかや・内野手・右右・高校生・東邦高校)
高校通算55本塁打の長打力が魅力のサードで、逆方向にも大きい打球が打てるタイプだそうです。
投手もしていたため、非常に強肩で送球も安定しています。
185㎝・90kgと体格にも恵まれており、将来の四番候補として非常に魅力的な選手です。
右の大砲が不足している中日にとっては、自前で育て上げたいスター候補の選手です。
ホームランテラス新設の計画をしている中日にとって、石川選手の獲得は計画の追い風となりそうな予感を感じさせます。
サードは現状、高橋周や福田が一軍で活躍していますが、将来的に二人を超えるような選手になってくれればと思います。
ついつい3番・根尾選手、4番・石川選手という将来の三遊間を妄想してしまいます。
2巡目指名・橋本 侑樹(はしもと ゆうき・投手・左左・大学生・大垣日大高校⇒大阪商業大学)
最速148km/hの左腕投手です。
小さめのテイクバックで、出所が見づらくタイミングを取りにくいフォームから投げ込みます。
変化球は120km前後のスライダーが武器で、左右関係なく空振りを奪えています。
183cmながら72kgと細身なので、中日の岡田俊哉を彷彿とさせる選手です。
現在の中日には、左投手は先発でもリリーフでも多く活躍していますが、若手では少ないため、ちょうど良い指名だと思います。
大学生での指名ではありますが、即戦力というよりも、ある程度育てることを見越した指名だと思います。
身体づくりや制球面でのレベルを上げて、一軍で活躍して欲しいと思います。
余談ですが、同姓同名で、元アイドルの地方議会議員「橋本 侑樹(はしもと ゆき)」さんもいるようで驚きました。
3巡目指名・岡野 祐一郎(おかの ゆういちろう・投手・右右・社会人・ 聖光学院高校⇒青山学院大学⇒東芝)
25歳の社会人投手です。
140キロ台後半のストレートを軸に、チェンジアップやフォークなどの多彩な変化球で勝負するタイプのようです。
二段フォームの無い中日の柳のようなフォームで、安定感のあるピッチングが持ち味のようです。
25歳という年齢なので、1年目から即戦力の先発として活躍して欲しい選手です。
特に中日の補強ポイントは先発投手なので、先発ローテに厚みを与える存在になってほしいと思います。
4巡目指名・郡司 裕也(ぐんじ ゆうや・捕手・右右・大学生・仙台育英高校⇒慶應義塾大学)
強肩強打の大学生捕手です。
長打力と広角に打ち分けるバッティング技術と選球眼があり、4番を務めてリーグでも打率は上位のようです。
捕手としての肩やスローイング技術、キャッチング能力も問題ないプロレベルで、50メートル走も6秒2と、高いレベルでまとまっているタイプのようです。
捕手が多く去ることになった中日ドラゴンズにとっては、必ず指名が必要だったポジションであり、郡司選手にとってもチャンスが多い年になると思われます。
一軍捕手は加藤や大野が有力ですが、木下・石橋・桂らとは十分争っていけるのではと感じます。
学ぶことが多いポジションなので、開幕即一軍は難しいかもしれませんが、一軍捕手の3番手は狙っていけるポジションではないでしょうか。
石橋らと争って、高いレベルへ高め合ってくれればと願っています。
5巡目指名・岡林 勇希(おかばやし ゆうき・投手・右左・高校生・三重県立菰野高校 )
最速150キロのストレートが武器の本格右腕です。
真上から投げ下ろすタイプで、速球での空振りも多く奪えるようです。
ややシュート回転して制球に難があるようですが、早いストレートで押していけるのは魅力です。
元中日の中田賢一のようなタイプではないでしょうか。
四球を減らして速球の魅力を無くすのは怖いので、できればストライクゾーンで上手いこと散らばって抑えるタイプの投手になればと思います。
ただ中日は速球派のピッチャーの育成が上手くないと感じるので、その辺りは多少心配なところはあります。
強肩の外野手としての評価も高いので、打者転向もある程度見据えた指名と考えれば、納得の使命です。
高校生という素材型の選手ではあるので、ある程度時間をかけて、どちらかに育って戦力になってくれればと思います。
6巡目指名・竹内 龍臣(たけうち りゅうしん・投手・右左・高校生・札幌創成高校)
最速147キロのストレートとキレのある変化球が武器の右投手です。
元々体は細めだったそうですが、トレーニングにより体重を上げ、球速も10キロ近く伸びたようです。
伸びしろを大きく感じる選手なので、こういった選手を上手く育てられるかどうかが、中日の腕の見せ所でしょう。
同高校としては初のプロ指名選手となるそうなので、頑張ってほしいと思います。
育成1巡目指名・松田 亘哲(まつだ ひろあき・投手・左左・大学生・江南高校⇒名古屋大学)
ストレートの最速は148キロで、変化球も豊富な左腕投手です。
高校時代はバレー部で、硬式野球を始めたのは大学からという異色の選手ですが、それだけに今後の伸びしろも大きいのではないでしょうか。
短い期間で自分なりに工夫をし、ストイックに努力ができる選手だと思うので、個人的には今後どうなっていくかを注目していきたいと思います。
異色の経歴に話題性が先行していますが、選手として純粋に期待できる素材だと思います。
総評
全体的にはバランスが取れた指名で、それなりに納得がいくドラフトだったと思います。
点数を付けるなら、80~90点はあるのではないでしょうか。
去年、ドラフト1位に野手を指名したことや、先発投手が補強ポイントということを考えると、奥川投手にチャレンジをしたいところでした。
しかし地元のスター候補を他球団に取られて活躍されては、今後のドラフト指名にも影響が出ます。
結果、石川選手を一位公言の上で指名しましたが、3球団競合するという予想外の結果となってしまいました。
この状況で抽選を外すとかなり厳しい状況でしたが、与田監督が引き当ててくれたことで、結果的にはかなり良いドラフトになりました。
1位は石川選手という地元のスターを獲得しに行きましたが、2位以下は着実に弱点を補う指名ができたと思います。
個人的に、投手・捕手・外野手という順に補強したかったのですが、大体その通りになってくれました。
Aクラスを狙うには、まだまだ大砲や投手の補強が不可欠ですが、その前段階として今回のドラフトは、かなり良かったと思います。
何にせよ、2年連続でクジを引き当ててくれた与田監督が、今年も最高の仕事をしてくれたことは間違いありません。
コメント
今年のドラゴンズ、打撃が好調だっただけに、3位以内に入れなくて、本当に悔しいです。
エラーも断トツで少なかったですし、絶対今年は、好成績になると思ってたんですけどねえ。
こうゆう年に限ってピッチャー陣が不調とは、歯がゆいねえ。
シーズン終わりかけは、凄く強かったり、ちぐはぐ、ですねえ。
いつまで、このイライラ、我慢すればいいんだか
岡田選手が抑えになったんだけど、この選手には、血行障害があったから、あんまり無理させたくないんですよね。
それにしても、ソフトバンク強すぎ、セリーグの立場が無いよ
今年は本当に最後までCSの可能性があっただけに、悔しいと感じています。
野手もレギュラーが固まってきましたし、中継ぎもシーズン終盤は充実しており、先発はレベルは高くないながらも頭数は揃っていました。
各選手が今年の終盤のような活躍をしてくれれば、良い戦いができるのではないかと楽しみにしています。
シーズン序盤は新監督ということもあり、色々と試行錯誤して負けた試合が後に響いてしまいましたね。
ソフトバンクは本当に層が厚くて強いですね。
控えの選手が、よそのチームではレギュラーを張っていてもおかしくないレベルですし、その差がはっきりと出ていた気がします。
中日も、1番手が怪我をしたときに出てくる2番手のレベルがだいぶ落ちるので、まだまだだなと感じています。
交流戦の勝敗にも表れていますが、セとパの差はもう明らかですね・・・