僕は、野球が好きな麻雀初心者に麻雀を教えるとき、よく野球にたとえて説明します。
そんなシチュエーションはなかなか無いのかもしれませんが、僕は何度か経験があります。
その際、無理やりこじつけて説明したものの、意外と的外れでもないのかもしれないと感じたため、記事に書いてみようと思いました。
和了率と打率
野球でいつもヒットを打つことは難しいように、麻雀でいつも和了することは難しいです。
野球では打率が3割あれば一流であると思いますが、麻雀では25%ほどあれば、高いほうだと思います。
ただし麻雀は、放銃率と引き換えに和了率を上げることができるため、単純に高ければいいというわけではありません。
和了率-放銃率が10以上あれば、良い成績だといえるのではないでしょうか。
ドラとランナー
すでにこじつけ感が出てきている気がしますが、ドラとランナーも似たようなものです。
野球では、ランナーがたくさんいる状態で打てば、点数がたくさん入ります。
麻雀でも、ドラをたくさん持って和了すれば高得点となります。
ランナーが多いチャンスにおいては、投手側(守備側)は慎重になります。
意表を付くような甘い球を投げることはギャンブルになるでしょう。
しかし守ってばかりでは、四球を与えてしまい、さらなるピンチに繋がりかねません。
麻雀でも、ドラを多く抱えた相手のテンパイに対しては、慎重に対応せざるを得ません。
かといって守ってばかりでは、相手が悠々とツモってしまうかもしれません。
しかし大胆にせめてもまた、自分が手痛いダメージを受けかねません。
このあたりが何となく似ていると感じます。
オリと守備
プロ野球での守備は、エラーがほとんどないのを見て分かる通り、守備は100%を目標にしても変ではありません。
麻雀でのベタオリというのも、たまに失敗することはあるかもしれませんが、100%オリ切らなければいけません。
ヒットや和了は頻繁に出来るものではありませんが、守備は100%を目指さなければいけないあたり、何となく似ていると感じます。
巡目とアウトカウント
野球ではノーアウト、1アウト、2アウトと進んでいくごとに、得点確率が低くなっていきます。
麻雀も巡目が進んでいくと、どんどん和了できる可能性は少なくなってきます。
いくらランナーを抱えていても2アウトでは得点できないことも多いように、麻雀でドラを多く抱えていても、終盤では和了できる可能性が少なくなっていきます。
巡目が浅いと言うことは、すなわちたくさん牌をツモるチャンスがあるし、誰かがアガリ牌を出す可能性があるということでもあります。
6順目あたりまでの3面待ちリーチは、さしずめノーアウト3塁ようなものと感じます。
局とイニング
局とイニングの関係は、多くのスポーツにも当てはまることのように感じます。
早いイニングに得点を得てリードしてしまえば、色々な戦略を選べるため、有利に試合を進めることができます。
追う側は、何だかんだ言っても点数を取るしかないわけですが、追われる側は、早和がりでチャンスの芽を潰したり、とにかくリーチでプレッシャーをかけたりするなど、様々な作戦を取ることができます。
そして終盤になればなるほど、野球も麻雀も得点のチャンスは少なくなっていきます。
麻雀ではリードしている側は、とにかく局を進めるのが有利になるように、野球もリードしている側が、イニングを進めていくことは有利になります。
まとめ
このように、こじつけも多い気がしますが、野球と麻雀は共通する部分が多いと考えています。
野球経験者と麻雀経験者はそれぞれ、互いの競技を試しにやってみたり観たりすると、意外と楽しめるのではないかと思います。
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