天鳳(麻雀)5段から6段へ 配牌からの戦い方 とある半荘の実戦譜より

麻雀
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ネット麻雀天鳳において現在6段で、7段を目指して打っています。

とりあえず5段から6段に再昇格したので、自分の打ち方が5段までは通用しているのかなと思っています。

今回は、とある半荘の実戦譜をもとに、点数状況・配牌からどのように戦略を立てるか書いてみようと思います。

開始時の点数状況と、配牌に重点を置きます。

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基本的な考え方

基本的には10順目くらいまでにはテンパイか1シャンテンの状態に持っていく、ということを目指して打っています。

たとえ1000点であっても、アガリきってしまえば他家の得点を防ぐことが出来ます。

そのため、10巡くらいで7700点・良形+愚形以下の1シャンテンなら、チーテン・ポンテンも必要になります。

役牌トイツは、ほぼ1鳴きします。

点数を低くしてしまうデメリットはありますが、他家を焦らせて場を安くすることができるので大事です。
ドラを重ねられれば、リーチにも対抗できる手にもなります。
ただし、明らかに安そうに見える手だとリーチで勝負されることもあります。
そういった場合は、手配が少なくても頑張ってオリましょう。
3副露していると辛いですが・・・

リーチに対しての受け方は、テンパイしていなければ、基本オリです。
ただし、現物・スジが通っている19牌くらいは押すこともあります。

掻い潜って張ったとしても得点が低かったり悪形である見込みなら、最初から全力オリです。
押す基準は点数だけで言うと、親リーチに対しては、良形3900点以上・悪形5200~8000点以上です。
子リーチに対しては、良形2000点以上・悪形5200点以上です。

ただし点差がある状況だと、下位のリーチに対しては押さない判断になることが多いです。


しかし他家のリーチが入ったタイミングで、こちらもちょうどテンパイし、押すか引くか考える場面はあまり多くありません。
大体の場合、オリることが多くなります。

 

実戦譜より

東1局


ドラ南の重なりを期待しつつ、1p、白、1s、8sあたりを切っていきます。
リーチ赤1くらいになるといいなぁという感じでやります。
クイタンドラ1もアリです。

テンパイ・リーチドラ1のカンチャンでリーチ。
カン5はあまり嬉しくないテンパり方ですが、9順目にリーチドラ1は及第点です。
ツモって裏1で7900点なので、押しの一手です。
愚形はツモりにくい分、回している相手の出上がりが期待できるので、GOです。
この後、他家から追っかけリーチが入りましたが、赤5をツモって裏1が乗り、ちょうど満貫でした(運だけ)。

東2局


親なのに重そうなチャンタ手でした。
西、北、8mを切りつつ、チャンタ・三色・ダブ東期待です。
789の形でチーできれば、突っ走ります。

ダブ東+チャンタ+三色あたりまで見えてきましたが、他家からリーチが入り、オリました。

34000点で浮いていますし、愚形残りの1シャンテンでは押せません。

手を崩す前に東が鳴ければ、9p切りで勝負します。

東3局


発を鳴いて、東・中を重ねられれば、マンズのホンイツに行っても良いでしょう。

結局、トイトイ+発+ドラドラの1シャンテンまで行きましたが、親リーチがかかりました。
テンパイまで行けば戦えたのですが、そこまではいけませんでした。
粘って流局へ。

 

東3局 1本場


まあまあ良い手配で、リーチピンフドラ1くらいいければ嬉しいかなというところ。

絶好の3s引きで、打5m。

受け入れは打9sが10種33枚で最大ですが、ピンフがつくのはそのうち5種14枚のみです。


二度受けとなる5m(または4m、赤5mの受けがある分こちらが有利か?)を切ることで、6種20枚どれが来てもピンフがつく形となります。


結果リーチで、リーチピンフツモドラ1で5200点でした。

 

東4局


西の重なりに期待しつつ、9m、1sなどを切り、三色も睨みます。
ただ、現実的にはリーチドラ1にでもなれば嬉しいなという感じです。

形にはなってきましたが、ラスの親リーチが入り、オリへ。

こちらがトップなのに、わざわざ振ってやる必要はありません。

結果、親が満貫ツモアガリしました。

 

東4局 1本場


役牌ドラ1で、さくっと流しても良い手です。
西のトイツがあるので、1s、三元牌の順に切っていき、西が出ればポンして進めていきます。

結果、西が鳴けず、3面チャンで面前リーチへ。
嬉しいことに1発で親が振り込み、リーチ一発ドラ1で、1本場5500点のアガリでした。

南1局


配牌からドラが2個の手。
白、1s、2pなどを切っていき、一応ピンフを目指していく。

愚形残りでも、ドラドラなら十分です。


結果、下家が2000点をアガリ、横移動でした。

トップが自分なので、局が消化されるのはそれだけで有利です。

南2局


微妙な配牌です。
トップでないなら役牌ドラ1あたりを目指しますが、トップであるため、やや防御重視で面前で横移動を願います。

ドラと役牌を重ねて、しかも先制なのでリーチしました。
しかしこの2mが上家の3900に刺さり、流れます。

南3局


少しワクワクする配牌ですが、トップに大きな点はいりません。
南・北でさくっと流せるよう手を進めていきます。


結果、上家がリーチを掛けたため、当然降ります。
安全牌を引き続けていましたが、万が一を避けるため降ります。
さらに下家もリーチをかけていたところ、対面がダマで満貫をアガリます。

南4局


オーラスです。
役牌重ねを少し期待しつつも、西・白・中と切っていき、クイタンを目指します。
2位の親との点差がそれほど無いため、早めにあがってしまいたいところです。

結果、対面の染め手により膠着状態になり、流局になりました。
何とか形式テンパイでも取れたのは大きいです。

南4局 1本場


これも、役牌重ねを期待しつつ、字牌を整理してクイタン狙いです。

しかしテンパイ後、なかなかアガれず、これも流局しました。
対面もテンパイで、点差は縮まりません。

南4局 2本場


そろそろ本当にあがらないとまずい展開です。
南のトイツがあるため、さくっと鳴いて終わりたいところです。

結果、下家が上家からアガって、終了しました。
点差が縮まってきたため、下家も3位を確定させたかったようです。

こういう場合は、下家に頑張ってもらうため、欲しそうな牌を捨てて手を進めてもらうことが重要です。

 

まとめ

今回の実戦譜では、無事トップを取ることができました。

大事なのは、自分がトップ目のときに、相手と同じ土俵に立たないことが大事です。
苦しいのは相手も同じで、2位以下の攻めに無理して押さえつけようとしてはいけません。

繰り返しますが、基本方針は以下の3点です。

・安くても、10順目くらいまでのテンパイを目指す
・1シャンテンからはほぼ押さない
・点数状況を考えて、押し引きを判断する

今回は、配牌と点数状況からどういう方針で進めていくかをざっくり紹介しました。
次回は、また違う側面から書いてみようと思います。

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