前書き
先日、ネット麻雀の雀魂(じゃんたま)にて雀聖2になってから、割と短い期間で雀聖3に昇段することができました。
昇段に要した試合数は、東南戦を行うこと約160試合でした。
前回の記事で「本格的にラス回避に取り組む」と書きましたが、その成果が出たのではないかと感じています。
今回取り組んだ内容やその結果について、自分なりに振り返ってみようと思います。
以前の打ち方と今回の打ち方の違い
今までの打ち方は、基本的にトップを狙う麻雀でした。
どんな時でもトップを狙うトップラス麻雀というわけではなく、現実的な範囲で順位上昇を狙っていくスタイルで、極端にトップを狙っていたわけではありません。
やや守り寄りだという自覚はありますが、一応ピラミッド型の順位分布になっていたので、基本的なスタイルとしては間違っていないのではないかと考えています。
・今までの打ち方(トップ狙い)
雀聖2になってからの打ち方は、「1位を狙う麻雀」ではなく「4位を避ける麻雀」を心掛けていました。
前回の記事でも書いたように、魂天ランカーたちの成績を見ると、4位率は20%未満の人がほとんどで、多くは16~18%というレベルです。
効率よく昇段していくには、高い1位率よりも低い4位率を優先することが重要だと考えられます。
(もちろん、両立できるのならそれに越したことはありませんが)
19%~20%のプレイヤーもいますが、その多くは2000試合越えであり、昇段するには多くの試合数をこなさなければならないということを意味しています。
・今回の期間の成績(ラス回避最重視)
自分なりにラス回避を重視した打ち方では、成績は上のようになりました。
ポイントを大きく削られる4位の回避を重視した、天鳳や雀魂に特化した打ち方だと思います。
2位と3位が多いのは、4位転落を恐れて1位になり切れなかったケースが多かったのだろうと実感しています。
試合数は少なくデータとしては頼りないですが、安定段位聖10.28という数値が出ているので、このようなスタイルが昇段への近道だということを示せたのではと思っています。
ただ、ある程度上達するまではこういった打ち方ではなく、ピラミッド型の順位分布になるような押し引きを身に付けることが重要だと思います。
それが身に付いた上で、思うようにポイントが貯まっていかないという人は、引き出しの一つとしてこういった打ち方をしていくのも良いのではと思います。
次の項目では、主な成績が具体的にどのように変化したかを詳しく見ていきます。
成績の数値変化の分析
以前の打ち方と今回の打ち方で変化した主な成績は以下の通りです。
・和了率 22.59%→21.84%
以前なら押していた場面でも、より慎重になっているため、和了率は下がりました。
さすがに攻撃力不足かなと思う点があるので、今後この数値をどのように上げていくかは課題だと感じています。
副露率の低下が主な要因だと思っています。
・ダマ率 9.81%→9.95%
大きく変化しているわけではなく、誤差程度ではありますがダマ率は増えています。
南場で、以前ならプレッシャーをかけるためにリーチしていた場面でも慎重になりました。
点数が浮いているのであれば、良形ならリーチ、悪形なら手役重視でダマというように、下位が攻めてきても対処できるように心掛けてはいました。
・副露率 32.97%→28.48%
だいぶ下がってしまいました。
東場での安い鳴きや、他家立直が入ってからの無理な攻めは控えるようになった影響だと思います。
流石に鳴かなさ過ぎと思っているので、もう少し他家の手の進み具合や打点を精密に見積もることができれば、もう少し踏み込んでいけるのかなと思っています。
そうなれば和了率も向上し、他家のアガリを潰して1位を狙える場面が増えるのだと感じます。
・平均和了点 6610→6749
安い悪形になりそうなら、手が遅くなっても手役狙いなどで打点を重視した結果、多少上がっているのかもしれません。
これくらいの数値は誤差かなと思います。
・飛び率 6.38%→3.73%
だいぶ慎重に進めているので、飛び率も下がったのだと思います。
親番が残っているのなら、トビ寸前でも粘ってオリられるようになったのが成長なのかもしれません。
・放縦率 10.85%→9.57%
和了率が0.75%下がっている分、放縦率も下がっていなくては意味がありません。
放縦率は1.28%と和了率の下がり幅より大きいので、成長はしていると思います。
しかしいくら何でも低すぎる気がするので、副露率を上手く上げていければ、和了率と共に改善されていくのだと思います。
低和了率&低放縦率は地蔵ラスになりがちなので、他3人が高和了率&高放縦率タイプだとキツいです。
序盤に高いアガリができれば、先行逃げ切りしやすいスタイルだとは思っています。
・立直率 19.31%→19.20%
ややリーチは控えめにしている意識はありますが、思ったほど下がってはいないので、誤差のようなものだと思います。
東場では積極的にリーチしていっているので、南場での意識を多少変える程度ではあまり変化は無いのかなと思います。
終わりに
今回の成績は上振れもあり、出来過ぎた成績だったと思います。
安定段位で聖10以上というのは普通出ない数値なので、試合数が少ないということと運の良さで、出た数字だと思っています。
しかし、現状結果が出ているのは事実なので、しばらくこの打ち方で壁にぶつかるまで続けていこうと思います。
壁にぶつかった後、副露率あたりの改善が必要になるだろうと予想しています。
前回の記事で「ラス回避に本格的に取り組む」と宣言し、ひとまずはその通りに打てているので、その点は有言実行できて良かったと思っています。
次の段位である「魂天」は、雀魂では一番上の区分なので、そこを目標に引き続き頑張っていこうと思っています。
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