Luna Plena（フリー・短編ＲＰＧ）紹介・感想・攻略メモ

最近、たまたまですが、パズル的な戦術を求められるゲームをプレイする機会が多いです。
今回プレイした「Luna Plena」も、パズルのような思考が求められる短編ＲＰＧでした。
ついつい熱中してしまうゲーム性で、１時間ほどで一気にクリアしてしまえる作品です。

ゲーム概要

月世界の姫であるプレーナが眠りから覚めて、異変を解決していくお話です。
基本的には謎解きなども無く一本道で、道を塞ぐ固定の敵を倒しながら進んでいきます。

個人的に新しいなと思ったのは、歩きながらメッセージが表示される点です。
その状態で決定ボタンを押すと歩きながらメッセージ送りができるため、どんどん先へ進みたいプレイヤーにとっては、ストレスを緩和させるアイデアかもしれません。
昔プレイした「クロノ・トリガー」でも、街の人との会話がこのような感じなのを思い出しました。
ちなみに、製作者は海外の方のようなので、日本語は少し怪しいところがあります。

本作では、敵と自由に戦うことはできません。
必ず定められたころに敵が配置されており、その敵を倒さないと進めません。
従って、レベル上げをする必要はなく、決まったところでレベルアップします。
マップ上に、ステータスアップアイテムがいくつか配置されており、キャラの強化はレベルアップか、そのアイテムの取得でしかできません。

戦闘は、プレーナが行動するごとに時間が進んでいく形式です。
プレーナが選択できる行動には、詠唱ターンと遅延ターンが設定されています。
詠唱ターンは発動までにかかるターン数で、遅延ターンは行動後の硬直ターン数です。
敵の行動も画面には表示されているため、敵の行動に対応した技や魔法を使うことが大切です。

例えば、７ターン後に強力な攻撃を放ってくる敵がいるとします。
その攻撃をまともに受けると倒されてしまうため、５ターンの間攻撃を無効化する「エクリプス」を使用して凌ぐ、という行動が必要になります。
しかしエクリプスは詠唱ターンが５のため、敵の攻撃が来るまでのターン数に注意して使用する必要があります。
これは一例ですが、プレーナの技が増えてくるにつれて色々な戦術が可能になりますし、敵も様々なパターンが増えてきます。

もし倒されてしまっても、このような画面になってすぐにリトライできます。
その際、難易度の変更もできますので、どうしても勝てない場合は、下げて挑戦することもできます。
しかし本作ではレベル上げをする必要はありません。
パラメータアップアイテムを拾い忘れている場合はあるかもしれませんが、それでも影響は小さいと思われます。
戦闘に勝てない責任が、純粋にプレイヤーに課せられるという意味では、シビアなゲームと言えるかもしれません。

感想

難易度３の「頭悩ませ」でクリアしました。
ところどころ手こずるところはありましたが、詰め将棋というまでの難易度ではなく、まだ自由に戦える余地があったと思います。
これが難易度４になると、もっと難しくなるのかなと思います。

敵の出現順は、終始プレイヤーへの優しさを感じられました。
例えるなら、基本問題１、基本問題２の敵をそれぞれ倒した後に、その２つを複合した応用問題が出てくるようなイメージです。
初戦は手探りで戦いながら、少しずつ有効な技や、敵の攻撃への対処法を見つけていく試行錯誤が面白いなと思いました。
最初に「どうやって倒すんだ、これ」と思った後に、何となく勝ち筋が見えてきて、実際に上手くいったときはかなり達成感がありました。

短編の作品ですし、すぐにゲーム本編に入っていけるので、サクッと楽しめるゲームを探している人にはお勧めします。
ちなみに「luna plena」とは、ラテン語で「満月」の意味だそうです。

もし本作が気に入った方は、本ブログで紹介している「カルエナダンジョン」や「イリスのゲーム」なども楽しめるかもしれません。

手こずった敵の攻略（「難易度３．頭悩ませ」）

あまり詰まったところはありませんでしたが、リトライ回数が多かった敵は、以下の２点でした。
詰まりそうなときは、積極的に特殊を使うことで、かなり楽になると感じました。

・タイタンゴーレム、リフレクトコア・Ｍ、リフレクトコア・Ｐ
タイタンゴーレムの大地崩壊だけ「エクリプス」で回避します。
その合間に、リフレクトコア・Ｍを「月影・三日月貫き」で攻撃し、倒します。
リフレクトコア・Ｐは「フルムーンデトネイト」ならダメージを与えられますが、隙が大きくなりすぎます。
特殊の「フェイク・ジャッジメント」に「ちょっと待った！」などを絡めて倒すのがお勧めです。
タイタンゴーレム撃破時に、リフレクトコアが残っていると、自爆してくるので注意しましょう。
自爆は一応、エクリプスで回避できます。

・魂の残像・粘、魂の残像・卒×２
しばらくの間、３～４体ほどはお供の卒を倒すことに専念します。
毒は「リカバーライト」でこまめに回復し、「星に恵まれた剣」で攻撃と回復を兼ねます。
途中追いつかなくなる時は特殊を使って何とか凌ぎます。
タイミングを見て、「フェイク・ジャッジメント」を粘に使用して撃破しました。