17世紀のイギリスを題材にした、リアルタイムストラテジー(RTS)ゲームです。
WOLF RPGエディター製の作品で、シンプルかつ直感的に分かりやすい操作性のため、ついついハマってプレイしてしまいます。
クリアまでは約1時間ちょっとの短編でした。
史実をベースにしており、歴史上の戦いに参加しているという感があります。
Scottish Covenanter
ゲーム概要
主人公はスコットランド軍の連隊長で、主教戦争から第三次イングランド内戦までを戦い抜いていくというストーリーです。
主人公にはデフォルト名で「カヴァナンター(Covenanter)」という名前がついていますが、これは「スコットランドの長老派教会の支持を盟約する人」のような意味であり、名前は変更可能です。
また、顔グラフィックも髭のおじさんであり、同梱のテキストファイルには「ヒゲ主人公が許せない人は差し替えましょう。」と記載されています。
顔グラフィックのファイルを差し替えれば、簡単に変更可能です。
シナリオパートが終わると、戦術マップへ移行します。
序盤のステージでは、とても丁寧に、兵科の相性や運用の仕方など、チュートリアルがあります。
操作方法も非常にシンプルなので、複雑でわかりにくいということはありません。
取っつきにくそうと感じた人でも、この導入部をこなせば、印象は変わると思います。
難易度はそれほど高くありません。
部隊に出せる指示は、移動命令と攻撃命令の2つだけです。
そして主人公の部隊は最大6部隊だけなので、たくさん指示を出さなければいけないということも無いので、そこは楽です。
槍兵・銃兵・軽騎兵・砲兵の相性を考慮しつつ、部隊の布陣や移動、攻撃のタイミングを考えていくのが醍醐味のゲームです。
少しの操作で、勝敗が大きく異なるので、上手くいったときは非常に快感です。
クリア内容に応じて、部隊に経験値が手に入ります。
戦術マップが終わると、部隊のメニュー画面に移行します。
この画面の「オプション」項目からのみセーブができますので、各ステージのクリア後は忘れずセーブしておくようにしましょう。
この画面では、部隊長たちと会話したり、強化することができます。
強化は、部隊の経験値を割り振っていきます。
お気に入りのメンバーがいれば、全部そのメンバーを強化するのに使っても良いです。
レベルが5に達すると上級職になったりもするので、よく使うメンバーを強化するのが良いでしょう。
強化は、兵力を100人増員、攻撃力+2、防御力+2、の3種類から選びます。
レベルに応じて、必要な経験値は多くなっていきます。
感想
シンプルな操作ながら、色々と工夫のし甲斐があり、失敗しても試行錯誤して楽しめる面白さがありました。
やや大味なゲームバランスかもしれませんが、気楽にプレイできるという意味では楽しかったです。
育成要素もありますし、こういったゲームシステムはかなり好きです。
プレイヤーが操作するのは、大きな軍の中のいち連隊という位置づけなので、戦場ごとに自らの役割を果たして、他の部隊との連携を意識して動くという面白さがありました。
史実をベースにしている作品という意味でも、フリーのSRPG「エウメニデス」と似た雰囲気を感じました。
コンシューマーゲームで言うと、機動戦士ガンダムの「ジオニックフロント」という作品を、何となく思い起こしました。
主人公たちの軍が、全体として勝ち続けるわけではないですし、一緒に戦った人が、別の戦いでは敵となることもあります。
そういった中間管理職的な位置づけの世知辛さも、リアリティがあり良い雰囲気を出しています。
大きな歴史の流れの中での戦いが好きな人や、世界史や歴史ものが好きな人には、ぜひお薦めしたい作品だと思います。
ステージとステージの間に入るフレーバーテキストで、キャラクターの愛着が深まっていきますし、一緒に戦った同盟軍のお礼の言葉なども嬉しいです。
顔グラフィックも味のあるタッチで、ゲームのストーリーや雰囲気ともよくマッチしています。
BGMは、ステージ攻略中に流れるスカボロー・フェアのアレンジ曲が耳に残って好きでした。
攻略メモ(ネタバレ注意)
全11ステージで、それぞれシチュエーションはバラエティに富んでいます。
しっかり毎ステージセーブしながら進めていけば、それほど難しくはないはずです。
初回プレイ時にゲームオーバーになったとしても、敵の行動パターンを覚え、それに対応できるように布陣すれば、詰むことはないと思います。
自分の場合は、基本、槍兵を最前面に立たせて、その後ろに銃兵を置いていました。
砲兵はさらにその後ろです。
騎兵は機動力を生かすために、やや離れた側方に置くなどして、最前列の槍兵を援護したり、別方向からの敵に対応する遊撃部隊として運用しました。
別の部隊が進行方向にいる場合は進んでいけないので、迂回するなどの細かい指示が必要です。
敵が続けざまにやってくると、最前線の部隊がどんどん突出してしまったりするので注意が必要です。
突出した部隊を引き戻すのはなかなか難しいので、他の部隊も合わせて上がっていくか、騎兵で援護することが必要です。
銃兵や砲兵は、遮蔽物があれば、一方的に敵を攻撃できます。
特にステージ9のダンバー捕球遮断では、砲兵を効果的に使えば、一方的に攻撃できます。
騎兵の上級兵科である竜騎兵も、射撃と白兵を選べるようになるので、機動力のある銃兵のように使えます。
部隊の強化に関しては、最前列に立つことが多い槍兵、単独で運用することが多い軽騎兵を優先して強化すれば良いのではと感じます。
上級兵科になれば攻撃力・防御力がグッと上がるので、基本的には兵力を増やせばよいと思います。兵力以外を上げるのなら、槍兵は防御力、軽騎兵は攻撃力というように、その特性を伸ばすパラメータを強化すれば良いと思いました。
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コメント
落として時間が取れるかわからなかったのでステージ1だけ二回触ってみましたが、スコアがどう算出されるかがまだわかりませんね。 損害が0でもスコアはへっていたり、解説が欲しくなるところです。
プレイしてみたくなる紹介、いつも楽しんでおります。
コメントありがとうございます。
いつも記事を読んでくださり、ありがとうございます!
確かに、スコアの算出についてははっきりとわかりません。
何となく、味方の損害、敵への損害、同盟軍の損害、時間あたりが関係しているのだろうと推測しています。
負け以外リセット無しで8万ゲットー
詰めていけば10万近くまでは狙えるかもしれませんね! 紹介ありがとうございました。
クリアおめでとうございます、素晴らしいスコアですね!
紹介を読んでのプレイ、ありがとうございます。