メジャーでは、セイバーメトリクスと呼ばれる指標があります。
これは、選手の能力を色々な視点から査定したもので、その選手の能力や個性を現したりします。
指標の意味が分かってくるのと面白いのですが、非常に多く種類がありとっつきにくいと思います。
今回はYahoo!プロ野球の、「個人成績」のページで見られる程度のデータを利用して、選球眼の良い選手を探す方法を書いてみます。
はっきりいって、そんなに大した内容の記事ではないです。
・選球眼が良い選手の見つけ方
個人成績のページで、「出塁率」をクリックしてみましょう。
すると、出塁率が良い順に、選手が並びます。
基本的に、出塁率から打率を引いた数が、.080~.100の選手は、選球眼が良い選手候補です。
.060~.080くらいの選手はやや良い、.040~.060は標準くらいのイメージです。
打率以外で出塁する方法としては、四球がメインですので、打率からの上積み分が多いだけ選球眼が良いといえます。
しかし、この中でも本塁打数が多い選手については、投手が勝負をしていないために、四球が多くなっている可能性があります。
その場合は、必ずしも選球眼が良いとはいえないので、注意しましょう。
2017年6月7日現在のセリーグ打者で例を挙げると、出塁率上位3人は、丸.409、エルドレッド.40206、鳥谷.40201です。
しかし、打率の上積み分としては、丸.095、エルドレッド.099、鳥谷.103です。
さらに、本塁打はそれぞれ丸が8本、エルドレッド15本、鳥谷2本です。
以上より、丸・エルドレッドよりも本塁打を打っていないにも関わらず、四球が多いということは、鳥谷の選球眼が非常に優れていると言えるでしょう。
このように、一つのデータだけで比べるのではなく、複数のデータを比べることで、より選手の個性・魅力が分かってきたりします。