草野球チームで対戦相手を探すときに、非常に気になるのが「相手チームの強さ」です。
ネット上で、直近の試合結果などを公開しているチームなら、イニングスコアからある程度強さを推測することができます。
しかしリーグにでも所属していない限り、チームの強さを定量的に表すことは難しいです。
今回はどうやってチームの強さを表せばいいのか、その指標について考えてみます。
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勝敗数・得失点差
まず、チームの強さを推し量る材料としてオーソドックスなものは、チーム勝敗数でしょう。
そのチームがリーグ戦に所属していて、どこのリーグで何勝何敗なのかわかれば、強さは大体見えてきます。
しかし、問題はリーグに所属していないチームの場合と、成績を公開していない場合です。
成績を公開していない場合はもうお手上げです。
ただ勝敗数を公開しているのなら、あやふやながら多少は推測できます。
「4勝10敗」とかなら、それほど強くないのかもしれませんが、格上のチームばかりとやっているから負け越しているのかもしれません。
「13勝1敗」とかなら、そこが滅茶苦茶強いチームか、それとも弱い相手とばっかりやっているかもしれません。
「どんなチームと戦って、どんな成績を出しているか」というのは、割と大事な情報です。
自分のチームが過去に、Aというチームと対戦して負けているとします。
そして次に対戦する予定のBというチームが、Aというチームに勝っているとき、BはAよりも強いのかなという推測ができます。
このように少しずつでも、自チームも色々な相手と対戦して、相手の強さのデータを作っていけば、未知のチームの強さも推し量ることが出来るようになると思います。
得失点差を公開しているチームは多くないと思いますが、それがわかるとなお良いでしょう。
草野球は、レベルが低ければ低いほど点数の取り合いとなります。
しかしレベルが高くなると、1点のリードを守るような接戦になります。
失点が大体3失点以下のチームは、バッテリーや内野守備の要が、かなり固いということが考えられます。
個人成績
次に、個人成績が公開されている場合を考えてみましょう。
まず注目すべきは、ピッチャーの四球の数です。
それなりに多い投球回を投げており、四球数の割合が1イニングに1個未満であれば、草野球ではかなりコントロールがいい方です。
コントロールが良いと言うことは、四球での自滅を狙うのは難しいと言うことで、こちらもある程度打っていかなければなりません。
奪三振も1イニングに1個以上のペースなら、球速が良いか、良い変化球があると考えて良いでしょう。
打者陣の成績で注目するべきは、打率と盗塁数です。
出塁率ではなく打率を見る理由は、四球は弱いチーム相手のときに荒稼ぎできますが、打率そのものはヒットを重ねていかなければ上がっていきません。
打率の高い打者は、ヒットを打つための技術が高い選手ということで、四球に頼らなくても塁に出られるということです。
また、打者の盗塁数がみんな満遍なく高いチームは、かなり厄介です。
草野球での盗塁は、プロとは違ってしやすいです。
とはいえ慣れていない人だと、盗塁数はなかなか伸びません。
全員が盗塁数が多いのであれば、全員が野球プレーの隙を知っており、しっかり走ってくるメンバーが多いと言うことになります。
どんどん本気で走ってくるチームは、かなり厄介な相手と言えるでしょう。
経験者の人数
さて、次に考慮したいのは「野球経験者の人数」です。
多くの場合、高校野球or大学野球の経験者は、かなりの実力者と考えていいでしょう。
この経験者が、守備位置9箇所のうち、どれくらいを占めているかというのは大事です。
まず投手・捕手が経験者だと、相当強くなります。
その後、遊撃・三塁・一塁も経験者で固められると、内野はかなり固くなります。
バッテリーが経験者で固められていると、そもそも外野への打球は少なくなるため、経験者が少なくても影響は少なめです。
つまり「守備位置9箇所のうち、経験者が守っているのは何箇所ですか?」という質問ができれば、かなり精度の高い戦力分析が出来るでしょう。
相手チームに、投手・捕手・遊撃手・三塁手(・一塁手)をカバーできる4~5人の経験者が居る場合は、かなり強い相手と考えることができます。
結論
相手チームの強さを知るために一番簡単な方法は「守備位置9箇所のうち、学生野球経験者は何箇所守っていますか」と質問をすることでしょう。
チームの勝敗成績や個人成績だけでは、どのような相手と戦っているかによって、成績が左右されすぎます。
草野球チームは、9つのポジションにおける経験者の占有率を明示しておくことによって、相応のレベルの対戦相手から申し込みが来るようになると思います。
みなさんも、チーム紹介などにこの表記をしておけば、対戦相手の良いマッチングに繋がるかもしれません。
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