ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン(RPG)紹介・感想・攻略メモ

ゲーム
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2024年10月に発売された「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」(以下リベサガ)の紹介・感想記事です。
本作はもともと、1993年にスーパーファミコン用ソフトとして、スクウェアから発売されたRPGです。
その作品が約30年の年月を経てリメイクされ、令和の世に出たということになります。

原作をリスペクトしつつ、現代に適合するよう快適さを追求して生まれ変わったのがリベサガだと思います。
難易度オリジナルでプレイし、1周目をクリアしたのは約47時間でした。

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Steam

ゲーム概要・感想

リベサガはバレンヌ帝国の皇帝が主人公の役回りをするRPGです。
通常のRPGと大きく異なるのは、主人公がどんどん交代していくというシステムです。
ゲーム開始時の皇帝はレオンです。
物語は、皇帝レオンとその子ジェラールが、配下の者たちと共に、モンスター封印のために出発するところから始まります。

 

リベサガのフィールド移動は、オリジナルの真上から見下ろし式ではなく、一般的な3Dゲームのような方式です。
Steam版をゲームパッドでプレイしていましたが、左スティックで移動、右スティックでカメラ回転ができます。
僕は基本、左スティックは常に上方向に入力し、右スティックで曲がりたい方向へカメラ視点を動かすという方式で移動していました。
イメージ的には、常にキャラの背中を見ている感じで、カメラは進みたい方向に向けているという、ラジコン方式です。

ダンジョン等でカメラをぐるぐる回して探索する際は、多少カメラ酔いがありましたが、特に弊害はありませんでした。
ただカメラが回せる関係上、ダンジョン少し迷いやすくなった気がしますが、オートマップが完備されているため大きな障害とはなりませんでした。

 

オリジナルに比べて、世界各地を旅している感が非常に味わえたので、ゲーム内に深く没頭できたように思えます。
草原、砂漠、氷原、森林と、様々なロケーションが最新の技術で描画され、ゲーム内世界の圧倒的な存在感が感じられました。

サバンナの乾いた空気、ルドン高原の晴れやかな日光、メルー砂漠の厳しい暑さ、サラマットのじめじめした森の匂い、それらがリアルに感じられるグラフィックとサウンドでした。

 

マップ移動時のファストトラベルに関しては、おおむね満足でした。
どこのダンジョンに居ようが、いつでも世界地図を開いて移動できるのは快適です。

個別ロケーション内の地図から、さらに細かくどこでもジャンプできれば良かったかもしれませんが、さすがにそれは緊張感がなくなり過ぎるので、これくらいがいい塩梅だったのかなと思っています。
BPを消耗しながら、何とかダンジョンの奥深くまで辿り着く感覚は、RPGに欠かすことのできない緊張感なのだと感じました。

 

リベサガの戦闘で感じたのは、驚くべきテンポの良さです。
バトルの基本方式はターン制のコマンドバトルで、行動速度が速い者から順に行動していきます。
どのような行動順になるかは、画面上部に次ターン分まで表示されています。
あくまでターン制なので、行動速度がどれだけ高くても1ターンに1行動なのは変わりません(複数回行動する敵はいます)。

行動順が回ってきたキャラはその都度コマンドを入力するのですが、【入力→行動実行→次の入力】の流れがテンポ良く、サクサク進んでいきます。
ゲーム終盤に使えるような大技になると、多少技のエフェクトが長いものはありますが、基本的にはアクションが一呼吸で終わるように作られていると思います。

 

リベサガに限らずサガシリーズは、戦闘が面白さの核にあると思っています。
ゲームの中心要素である戦闘がストレスの要因とならないよう、快適さにはかなり気を遣っていることが感じられました。

また、オリジナルと比較して嬉しい変更点は、敵弱点の可視化です。
初めて遭遇した敵の弱点は分かりませんが、色々な属性の攻撃をすることで、何に強く何に弱いかというのが少しずつ判明していきます。
技の選択画面に弱点やクリティカルを狙える場合は表示されるので、かなりユーザーフレンドリーな作りになっています。

 

可視化と言えば、閃きシステムにしてもそうです。
戦闘中に新たな技を閃くのはサガシリーズの特徴ですが、リベサガではどの技を使えば閃く可能性があるのかわかるようになりました。

閃くかどうか分からない方が良い、という意見はあるかもしれません。
しかし僕なんかは結局、強い技を閃くために、攻略サイトを見ながら該当する技を使用し続けるような気がします。
プレイヤーの多くが、結局そういう手段を取るのであれば、最初からゲーム内に表示されていた方が、間違いなく快適だとは思います。

 

ステータス画面においても、可視化による快適さが感じられます。
武器・術に関するスキルレベルの成長度合いは、ゲージによって分かりやすくなりました。
また、物理防御・魔法防御・行動速度・状態異常耐性など、戦闘に必要な情報がきちんと開示されています。
(オリジナル版では不十分でした)

「サガシリーズの醍醐味はマスクデータの解析にある」というような言説をたまに見かけますが、確かにそういった検証や解析が好きなプレイヤーもいると思います。
しかし多くのプレイヤーは、攻略に関わる情報は普通に見せて欲しいのではないでしょうか。
オリジナル版では、閃き適性がクラスごとではなく実はキャラごとであり、閃かないキャラは一生特定の技を閃かないということがあります。
ゲーム中でそれを知る手段がないのであれば、不誠実だという謗りは免れないでしょう。

そういうわけで、情報がきちんと開示されて、それを基に攻略の計画が立てられるというのは、プレイヤーの時間を無駄にしないという点でも重要だと思います。
必要な情報を把握し、それを攻略や育成に役立てられるシンプルな楽しさが生まれていると思います。

 

陣形については、オリジナル版に比べてかなり数が増えています。
基本、全てのクラスに陣形が用意されており、選択の幅は非常に多くなっています。
効果が明記され、どういう特性を持つ陣形なのか分かりやすくなったのは嬉しいところです。

ただし、数が多くなったことで、似たような特性を持つ陣形が増えたというのは事実です。
自分なりに有用な一部の陣形をいくつかピックアップしておけば、細かく陣形を変更していく必要はないかと思います。
この辺りはパーティの編成や、プレイヤーの好みで選択していけば良いと考えます。

 

そのほか、難易度がいつでも変更可能となっています。
最初はカジュアル・ノーマル・オリジナルが用意されており、オリジナルが一番歯応えがあるモードです。
原作をクリアした経験があるのなら、難易度オリジナルを選んでも良いのではと思います。
しかしそうでないのなら、ノーマルやカジュアルから始めるのが良いと感じます。
他の方のレビューを読んでいると、カジュアルでもボスがちゃんと手強いという感覚があるそうなので、序盤のボスと戦ってみた感触で変更すると良いでしょう。
クリア後のプレイを前提とした難易度のベリーハードや、クリア可能かどうかも怪しい難易度ロマンシングというものもあります。

 

リベサガは、オリジナル版をプレイした人であっても、同じテイストを感じつつ、全く違うプレイ感を楽しめる作品だと思います。
そしてサガシリーズを一度もプレイしていない人であっても、RPGとして胸を張って推薦出来る作品だと思います。

スクショを添えた1周目感想・攻略メモ(難易度・オリジナル) 
※ネタバレ注意

この項目では、プレイ中に撮ったスクショを張りつつ、思ったことなどを書いていきます。
当然、本編に関するネタバレがあるため、閲覧する際にはご注意ください。

 

1000年 第2皇子皇帝 ジェラール

各皇帝ごとに、見出しとなるスクショを貼っていきます。
正確にはまだ工程ではありませんが、パジャマ姿(と揶揄される)のジェラール時代からです。

 

30年の年月を超え、このセリフがボイス付で聞ける日が来るとは思いませんでした。
アニメ風にデザインされたキャラについては、特に違和感なく馴染めました。
よくネタにされるだけあって、ベアのパリィは本当に役立つと思います。

 

なぜこんな緊迫したシーンなのに「はい、はい」という選択肢があるんでしょうね?
そしてなぜかそれを選んでしまう魔力があると思います。

 

即堕ちヘクター。
ホブリンに限らず、序盤のボスは小細工が効かない分、ちゃんとボスをしているので倒すのは大変でした。

 

ジェラール即位後は、順当にヴィクトール運河の攻略を目指しました。
もちろん正面突破なんてしていられないので、シティシーフを仲間にするため情報収集します。

 

オリジナル版のキャットとは違い、可愛い系にリメイクされていました。
無限にお金を稼げるバグ技はもちろんありませんでした(無いよね?)。

 

さすがに見捨てるのは可哀想だったので救出しました。
このシーンの構図、個人的に凄く好きです。
物理的な位置も立場もキャットの方が下なのに、ジェラールを見下ろしているような小悪魔感が良いですね。

 

原作でもそうでしたが、救出したあとのキャットは礼儀正しくなり、ジェラールを認めてくれたのかなという感じがして好きです。

 

原作では短剣を目印に置いてありましたが、リメイク版では落書き風の目印に。
キャットの可愛らしさが出ていて良い改変だと思います。
原作とは異なり、目印による進路以外の場所に結構宝箱が置いてあるので、余裕があれば回収しておきましょう。

 

原作では雑魚敵の色違いでしたが、リベサガではちゃんとボイスまでついているヴァイカーさん。
パイロレクスの配下というひどい謂われようでしたが、2回行動してくるのでちゃんと手強かったです。

 

とはいえ、やはりパイロレクスの方が強かった印象です。
まず戦闘開始時に連携でリザードを一気に倒すことを狙いました。
ヴァイカーとリザードはスタンが良く効くので、なぎ払い・フェイント・切り落としなどで、積極的にスタンを狙っていきます。
ここがちゃんと効くかどうかが運命の別れ道だと思います。

リザードを倒した後は、回行動してくるヴァイカーを優先して攻撃しました。
攻撃力の高いパイロレクスを残しておくのは怖いですが、イド・ブレイクによる混乱がそこそこ効くので、うまくいけば完封も可能です。
状態異常を活用することの重要さを教えてくれるのが、このヴァイカー戦と言えるでしょう。

 

運河攻略が少し大変だったので、竜の穴のイベントを中途半端に進めたりもしていましたが、ジェラール時代には解決まではしませんでした。
インペリアルクロスで挑んで、電撃でまとめて倒されるプレイヤーが多すぎたためか、一応アドバイスをくれるようになっていました。

とはいえ、やはり原作でのゼラチナスマターのトラウマが根深かったので、積極的に行く気にはなれませんでした。

 

そんなこんなで、最初の年代ジャンプを経験しました。
時代が変わると、同じクラスでもキャラクターが一新されるので、新鮮な気持ちになります。
原作では同一クラスの別キャラは色が違うだけでしたが、リメイク版では顔の細部が違うので、ちゃんと違う人だという感じが出ていて良かったです。

 

1087年 フリーファイター皇帝 シーデー

さて、ジェラールの次に活躍した皇帝はシーデーです。
レオンが得意だった剣スキルの流れで今回選ばれました。
カンバーランドの王位継承問題が気になりますが、少し寄り道します。

 

リメイク版で追加となった陣形は非常に多いですが、アサルトファングもその一つです。
インペリアルクロスはかなり使いやすい陣形なのですが、その皇帝の陣形を使いたいという気持ちがあり、アサルトファングをメインに戦っていました。

 

今回もラピッドストリームは強いのかどうか気になったので、なるべく早く武装商船団を仲間にしたく、モーベルムに向かいました。
しかし選択肢をミスしてしまい、問題は解決したものの仲間には加えられませんでした。
もっと強く強硬な態度に出れば良かったですね。
とりあえず仲間にするのは諦め、カンバーランドへ。

 

滅んでしまうと後味が良くないので、カンバーランドへ向かいました。
ホーリーオーダーは昔から好きなクラスの1つなので、早く仲間に加えたいなとウキウキしていました。

 

武力のゲオルグよりも、治世のソフィアと思って推しましたが、その場合トーマの役目は何になるのだろうと思ってしまったので、本当はトーマが良いのかもしませんね。
でもトーマを推すと、王の遺言状との食い違いが指摘できなくなったような記憶があったので、トーマ以外を推してしまいました。
女性皇帝だったためか、固有と思われるセリフがあり、作り込みに驚きました。

 

『あ う お』いただきました。
「い」「え」が無いので「言えない」とは誰が言い始めたのでしょうか。

この後、無事に内乱を収めてカンバーランドを勢力下に加えました。

 

さて、ジェラールの代から放置してきたモンスターの巣穴です。
恐る恐るゼラチナスマター(ゼラチナマスターと長年勘違いしていた)と戦います。

カンバーランドで運よく閃いた剣技「空圧波」がとても良く効いたので、拍子抜けするくらいスムーズに倒すことができました。
ファイアボール等と併用して削っていき、特に苦戦することはありませんでした。

 

竜の穴に戻ってから、また最奥まで行くのは手間でしたが、一応格闘家を仲間にしたかったので、メンツを保ってあげました。

 

その後、南の宝石鉱山も確保し、シーデー皇帝の代は終わりです。
結構戦闘回数は多い皇帝だったと思います。

 

1201年 ホーリーオーダー皇帝 ピーター、ポール

さて、次はホーリーオーダーのピーター皇帝です。
主な業績はレオンブリッジを建設したことくらいで、あとは人魚に惚れてしまったことくらいです。

 

マーメイドでイベントを起こしたものの、途中戦闘で全滅してしまい、志半ばで散った初の皇帝になってしまいました。
マーメイドのイベントは、踊り子に出会った皇帝でないと進行できなくなるため、この周回では踊り子を仲間に加えることも不可能となりました。

ここで皇帝が倒れてしまったことを良いことに、何人か皇帝を即位してすぐ退位(謀殺)することにより、陣形を収集しました。
しかし、個人的に使えると感じた陣形はそれほど多くなく、これ以降はホーリーウォールをメインに使っていくことになりました。

 

ピーター皇帝が倒れたあと、複数の皇帝を挟み、ボール皇帝が即位しました。
割と精力的に動き、業績が多い皇帝となりました。

ボクオーン撃破を見据えて帝国大学を建設し、試験を解いてお金もたくさんゲットしました。

 

まさかいるとは思っていなかったダンターグと偶然遭遇してしまいましたが、特に対策することなく、何とか倒すことができました。
流し斬りで腕力をきっちり下げて、各メンバーに回復手段を持たせ、ぶちかましのターンはしっかり防御することで耐えました。
もっと後で遭遇するものだと思っていたので驚きました。

 

ここでようやく術法研究所を建設できました。
ここまで回復手段は、傷薬か、術を覚えているクラスの回復魔法に頼っていましたが、全員に回復魔法を完備させることができるようになり、パーティの安定感が増しました。
全体攻撃魔法のストーンシャワーとギャラクシィを目指しつつ、原作でとても強力だったクイックタイム習得を目指し始めます。

 

リベサガで驚いたのは、術が結構使いやすくなっているという点です。
基礎攻撃魔法の威力が物足りなくなる頃に、その魔法の強化版を覚えるのが地味に嬉しいです。
原作では水レベルを上げるのに難儀しましたが、本作では攻撃魔法が追加されているため、鍛えやすくなっているのは助かります。
ウォーターガンLv.2は貫通ショットガンみたいで格好良いです。

また、色々な属性に回復魔法があるのも有難かったです。
強地相で自然回復していく七英雄戦では、反対属性の術を使って地相を打ち消していきたいので、生命の水・月光・アースヒールと使い分けさせていました。

 

1348年 武装商船団皇帝 エンリケ

ラピッドストリームを習得したかったのと、コムルーン島へのルートを開いておきたかったため、武装商船団のエンリケを皇帝にしました。
コムルーン島のイベントはとりあえず後回しにして、帝国大学の軍師を使ってボクオーン撃破に乗り出しました。

ラピッドストリームは、敵を1ターンで全滅させられる攻撃方法を持っているなら、雑魚戦では有用かもと思いました。

 

地上戦艦内部は結構迷ったりしましたが、無事にボクオーンまで辿り着いて撃破しました。
本気を出した後のピエロ型人形は無視して、ボクオーンに攻撃を集中させました。
七英雄の記憶を見る限り、ボクオーンはプライド高そうな感じで、命乞いや騙し討ちをする雰囲気はありませんでしたが、これも同化の術の影響なのでしょうか。

 

1463年 軍師皇帝 ハクヤク

術の強さに味を占め、しばらく軍師を皇帝に据えて戦っていきます。
ボクオーンの居るステップを攻略したので、次は隣接するサバンナを攻略しました。

 

途中、コッペリア完成のアナウンスがあったので会いに行きました。
口の悪いコッペリアの方が生意気可愛くて好きかもしれません。

 

「アリだー!」いただきました。
地属性が良く効くので、フリーメイジや皇帝でストーンシャワーを降らせて蹴散らしていました。

 

1609年 ノーマッド皇帝 アリア

次の代では、ビジュアルに惹かれて早速仲間になったノーマッド(女性)を皇帝にしました。
しかしコムルーン島噴火の責任を被ってもらい、同じパーティの軍師が次期皇帝になりました。
すまぬ…

サラマンダーと前皇帝の退位を引き換えに入手した冥術は、結局あまり使いませんでした。

 

1609年 軍師皇帝 タンプク

前皇帝をそそのかして、計画通り冥術の魔道書を手に入れた軍師皇帝タンプクでしたが、期待していたほど有用性は無く、スービエに八つ当たりしに向かいました。
メル―砂漠でノエルを撃破しに行こうとも思ったのですが、HPが半減する砂漠がちょっと嫌で、涼しい氷海に向かいました。
特に人間に害を与えていない七英雄だと思いますが、とりあえず撃破です。

ナゼール関連で登場するダンジョン・子供と子ムーのボスはカエル3体です。
小剣技のサイドワインダーを使うと即死させられるので、驚くほど楽に攻略できました。

 

ナゼールでは、ねんがんの大剣技「乱れ雪月花」を閃き、ついにここまで来たかと感慨深くなりました。
スービエ戦においては、地相の関係で、水属性を持つ乱れ雪月花はちょっと使いづらかったです。

 

1787年 人形皇帝 コッペリア

お次の皇帝は、お待ちかねのコッペリアです。
ラスボス戦を見据えて、テンプテーションを必ず見切っておきたいという強い目的意識でサラマット方面を攻略します。

 

皇帝になると言葉遣いが変わるので、凜とした雰囲気になりました。
基礎ステータスが高く、コマンドもマニュアルになるので普通に強力なキャラクターです。

 

一応、アマゾネスの村では女性扱いされるようでホッとしました。
落とし穴には引っかかりました。

 

エイルネップの塔や沈んだ塔は、七英雄のバックボーンにかなり関わる超文明っぽさが感じられて好きです。
リメイク版では、七英雄の記憶により普通にプレイしているだけでも色々語られます。
しかし原作では、沈んだ塔での水龍との会話くらいしか核心に触れられるイベントがないので、とても印象深いです。

 

1898年 最終皇帝

そしていつの間にかもう最終皇帝の代になってしまいました。
長かった戦いも最終局面かと思うと寂しい気持ちになります。

 

とりあえずクジンシーを倒しに行きました。
最終皇帝(女性)は凛々しい感じのボイスで、とにかくカッコ良いと感じます。
ヴィクトールとレオンが倒されたころは強大な敵という印象でしたが、多くの七英雄と戦ってきた今になっては、小物感を感じました。

 

最後に残すのはワグナスかノエルか迷いましたが、迷った末にノエルを残すことにしました。
ヤウダ地方はイーストガード、忍者、イーリスなど、仲間になるクラスが豊富なので魅力があります。
デザートガードは、この3クラスほどの魅力は感じられなかったです。
おじさんだし…

 

詩人の楽器は、原作に比べるとだいぶ回収しやすくなったと思いました。
心地よさげに演奏を聴いているシティシーフとインペリアルガードの表情が可愛いです。

 

奥ゆかしい種族と思いきや、意外と積極的なイーリスでした。
最終皇帝に負けないくらい際どい衣装です。

 

古代人の街では、七英雄たちに関する詳しい情報が得られました。
七英雄たちの背景について、詳しく説明するのは野暮ではという思いもありましたが、「リベンジオブザセブン」と銘打たれているので、この辺りの事情をしっかり描くというリメイク目的があったのだと思います。
結果的には、彼らの魅力がより伝わってきたので、良かったと感じています。

 

七英雄が同じ画面内に揃っているシーンはあまり無い気がするので、ちょっと珍しいと思ってスクショしました。

 

サグザーがなぜ移動湖にいたのかという理由が語られていました。

 

忍者は、ほぼFF7のユフィだなと思いながら見ていました。
シティシーフ的なクラスかと思いきや、大剣と体術というかなり攻撃に特化したクラスでした。
かわいい。

 

原作でも格好良かったですが、本作でも格好いいセキシュウサイ殿でした。
最終皇帝の時代だったので、術による攻撃手段が豊富になっており、苦戦はしませんでした。

 

無能ムーブを続けていたアト王でしたが、自分のために命を懸けたセキシュウサイを見て、感じ入るものがあったのでしょう。
原作通り、急に潔い言動になり反省していました。
セキシュウサイに王の助命をお願いされていたので、さすがに約束を違えられませんでした。
(ただし選択肢はどちらを選んでも変わらない模様)

 

イーリス族の力を借りて浮遊城へ向かいました。
到着後、「私は大丈夫です」と言いながら、力尽きて落下していく姿が可哀想でした。
単純に疲れただけだと思いますが、死んでしまいそうな雰囲気で後ろ髪を引かれる思いでした。

 

原作通り「もう帰る。」を選ぶと本当に返してくれるのでしょうが、それは面倒なので選びません。

 

さて、次はみんなのトラウマイベント・リアルクィーンの襲来です。
強制的に始まるわけではなかったので、発生させる時期は少し引っ張りました。

 

流石にリアルな描写は出来ないせいか、規制された演出となりました。
エイリアンのように体内で育ち、食い破って出てくるということなのでしょうか。
文官に限らず、仲間になるクラスのみんなも餌食になるため恐ろしいです。
安全でほっとできるはずの場所で始まるのが怖いですよね。

 

あまり語られることの無かったヴィクトールの人となりが掘り下げられていて嬉しいですね。
別に流し斬りが最強の技ということでもないようです。

 

受けて立ちますわと言いながら、ヴィクトールの剣技をソードバリアで完全シャットアウトする皇帝。

 

そして剣で勝負せずにビームで燃やすという。
真剣勝負で手段は選んでいられないので仕方ですね(無慈悲)。

 

各種遺跡を探索しつつ、残したイベントを消化してラストダンジョンへ向かいます。

 

もうノエルはラストダンジョンに向かっているので特に意味は無いのですが、一応テレルテバで河馬人間さんのイベントを見ておきました。
このイベントは何だかコミカル臭がするので好きですね。

 

七英雄の本体を守るノエルを倒し、ついにラスボスです。
何度か挑戦したところ、これは勝てないなと感じたため、いったん引いて必要な準備をしました。

 

まず、せんせいスタンプを完成させることから始めました。
仲間のアビリティ装備枠+1や、連携ゲージが1本増えるという報酬は非常に大きいので、ぜひとも揃えておくべきだと感じます。

そのほか、必要だと感じる技や術を書いていきます。
まず、アバロンの園の奥で手に入る天と地の合成術「光の壁」はとても強力です。
ターン序盤、敵に攻撃される前に、常にこの術を使う役目のキャラを用意しておきたいところです。
全ての属性のダメージを半分にするというのは非常に大きいです。
敵より先に行動するのが難しい場合はクイックタイムを使い、先に行動できるようにしましょう。

次にほしいのは、天と風の合成術「レストレーション」による全体回復です。
光の壁でダメージを抑えていても、HPは満タンをキープしておかないと危険です。
一人一人わざわざ回復しているヒマは無いので、全体回復できる術はとても大事です。
戦闘不能の回復はできないので、ちゃんと単体回復術も用意しておきましょう。

そして次に重要なのは、火術「リヴァイヴァ」です。
レストレーションによって回復していても、運悪く攻撃が集中してしまえば倒されてしまい、立て直すのに時間がかかります。
そうならないように、2人ほどリヴァイヴァ役を作っておき、全員に使用していきます。
リヴァイヴァ状態をキープしておけば、まぁまぁ安全に戦えます。

陣形については、鳳天舞の陣を使っていました。
皇帝一人に攻撃を集中させ、オートパリィや盾で耐久性を高めることで、パーティ全体を維持していました。

以上の手段によりパーティのダメージを抑えつつ、相手の弱点を突く攻撃で連携ゲージを貯めていき、連携技で削っていくことが重要です。
主に使用していた技は、乱れ雪月花、ツバメ返し、スカイドライブなどです。
リヴァイヴァで余裕ができたらで良いので、しっかりと攻撃していきましょう。

連携ゲージが溜まったら、タイミングを見計らって5連携を目指して発動していきます。
七英雄側も最終的には連携行動をしてくるようになるので、長期戦は避けて、後半は一気に攻勢に出られるようにしておきましょう。
とにかく敵の行動回数が多いので、一度崩されると立て直すのが本当に難しくなります。

 

ラスボス撃破後に、ゲームの冒頭に戻ってくるという演出が良いですね。
七英雄はタームを倒した後にその力を危険視されて追放されましたが、皇帝は七英雄を倒した後に退位して力を捨てるという対比が感じられます。

 

これまで出会って来た人々や仲間たちを幻視し、皇帝は決して忘れられた存在ではないということを示してくれます。

 

お疲れさまでした。
素晴らしいリメイク作品をどうもありがとうございました。

クリア後は七英雄への挑戦、裏ボス撃破などをこなして、難易度ベリーハードやロマンシングへの道が開かれました。
相当な難易度のようなので、1周目で相当稼がないとベリーハードへ挑戦することは難しそうです。

 

とりあえず2024年11月13日時点で、1.9%のプレイヤーが実績を全て獲得しているようなので凄いなと思いました。
もちろんこれは今後時間が経ち、攻略法が確立していけばどんどん増えていくのでしょう。

 

そのほか、本ブログで紹介しているゲームをまとめた記事はこちらです。

本ブログで紹介しているゲーム系の記事まとめ
ゲーム

コメント

  1.   より:

    最終皇帝の名前……www

    • losspass より:

      ロマサガ3の主人公の一人に「ユリアン」というキャラがいますし、ロマサガ2でも帝国猟兵(女)にユリアナと名前のキャラクターがいます。
      響きが好きなので、「ユリア」という名前にもう一文字付け足したいなと試行錯誤していたところ、この名前を天啓のように閃きました。
      良い名前だと思います 他意はありません