2018年のオープン戦も消化が進み、開幕も近くなってきました。
キャンプやオープン戦の成績などから、個人的に気になる選手など予想をしようと思います。
シーズン終了後にこの記事を見直して、当たり外れを採点しようと思っています。
目次
①主力投手
②主力内野手
③主力外野手
④準主力投手
⑤準主力内野手
⑥準主力外野手
⑦期待枠
⑧勝負の年
①主力投手
・小笠原 慎之介
オープン戦でもっとも素晴らしい成績を挙げ、開幕候補にも挙がるほどです。
これまで順当に成長してきているので、今季で一気にエースクラスまで成長する素質は十分です。
カーブの精度が上がり、ストライクを取れるようになってきているのが大きいと思います。
・田島 慎二
去年シーズンを通して抑えを務めましたが、東京ドームなどでは打ち込まれるなど、不安要素があります。
オープン戦でもあまり振るっていませんが、開幕すればある程度はやってくれると思います。
本来ならクローザーよりも、セットアッパーで投げて欲しい使い勝手が良いタイプですが、チーム状況がそれを許しません。
・谷元 圭介
昨年の途中から加入した中継ぎエース候補です。
去年は急に環境が変わり、色々と難しい部分はあったと思いますが、さすがは実績十分のベテランらしい内容に落ち着いて来ました。
今季はシーズンの最初から、大車輪のごとく活躍を期待します。
先発が崩れたときのロングリリーフ、接戦でのリリーフ、勝ちパターンのリリーフと、何でも器用にこなして欲しいところです。
・又吉 克樹
先発に挑戦中でしたが、また中継ぎへと転向されてしまいました。
先発をやりたい本人にとっては悔しいでしょうが、ファンにとっては中継ぎに又吉が居るのは、大変心強いです。
中継ぎ時の球威は先発のときと違い、目に見えて勢いが違います。
・柳 裕也
去年は怪我で苦しみましたが、本来はもっと活躍できるはず。
その期待を裏切らず、オープン戦は抜群の安定感を発揮しています。
今季が最初のシーズンという気持ちで、1年を通して投げて欲しいところです。
安定感があり、完成度が高い先発としてローテに入ってくるのは確実だと思います。
・鈴木 翔太
スピードガンの球速表示以上の何かを持っている、伸びのあるストレートが特徴です。
ストレートで押していくタイプの先発ですが、制球に難があります。
制球を気にしすぎて、ストレートがダメになっては元も子もないと思いますが、やはり安定感には欠けます。
いいときはいいが、悪いときは悪い、そんな感じになりそうです。
・大野 雄大
期待されながらも、なかなか安定して勝てない先発です。
フタを開けてみるまでわからない部分があるので、何ともいえません。
残念ながらオープン戦でも結果はふるっていないようなので、今年も見通しは厳しいかもしれません。
・祖父江 大輔
中継ぎの中堅として、今年も30~40試合くらいは投げると思います。
スライダーの出来が悪いと、とたんにすべてダメになってしまうのが怖いですが、コローンのような新フォームは好きです。
・三ツ間 卓也
谷元、又吉と共に酷使されるイメージが強い投手です。
昨年は連投やイニング跨ぎが多く、かわいそうに感じる場面が多くありました。
苦しくなると表情に出るのは良くないと思いますが、つい応援にしたくなってしまうのも確か。
きちんとスタミナを付ければ、後半戦もしっかり投げられるはずです。
・ジー
今年から加入した、メジャーで約50勝している先発右腕です。
特徴としては、きれいなストレートはなく、基本がツーシームで、多彩な変化球を持ってるところです。
そのせいか打者が芯を外されてゴロになることが多く、内野守備が堅ければ球数も少なくなるでしょう。
制球も良いため、今のところ先発のローテ入りは確実です。
かなり活躍するのではと思います。
・伊藤 準規
オープン戦ではあまり結果は出ていませんが、去年は中継ぎとして活躍しました。
今年もロングリリーフ、セットアッパーと頼れる場面は多いと思います。
リリーフとして本格的に投げたのは去年が実質初めてだったと思うので、今年は三ツ間と並んで、もう少し良い成績になると思います。
②主力内野手
・荒木 雅博
通算400盗塁は難しいかもしれませんが、打撃守備走塁と、総合力で頭一つ分抜けた存在だと思います。
正直、若手を育てるという理由がなければ、ずっとスタメンで問題ないと思います。
おそらく左投手の際に、荒木が2塁スタメンという場面も多いのでは。
・高橋 周平
チームが2塁のレギュラーに「させようとしている」期待の選手。
確かに毎年、打撃が開眼しそうな期待を抱かせてれる選手ですが、今年は2塁挑戦でどうなるかというところです。
守備はだいぶ良くなってきていると思いますが、比べられる相手が荒木と亀澤なので、そのハードルはかなり高いです(笑)
相当打たないとファンとしては納得できないでしょう。
他の二人にはない長打でアピールできれば一番いいのですが。
・京田 陽太
不動のショートレギュラーを勝ち取った昨年の新人王。
去年1年を通して出場し続けた経験をもとに、今年はさらに成績を上げてほしいところ。
去年くらいの活躍は出来ると計算できると思います。
今年は、四球を選べる粘り強さを期待したいところです。
・亀澤 恭平
チームによっては、普通にレギュラーを取っているのではと思う選手です。
今年も競争が激しいポジションですが、頑張って欲しいです。
代打、守備固め、代走と何でもできる、内野の便利屋として今年も活躍するでしょう。
・福田 永将
日本人選手の中でもトップクラスの本塁打率を誇る、今年チームで一番期待できる選手です。
ファンが口をそろえて「1年通せば30本は打てる」という長打力を持っています。
今年はそれを実現して、自信をつけて欲しいと思います。
真面目な性格が溢れ出ていますが、メンタル面で脆さが出ないよう、気を抜いてやって欲しいところです。
・堂上 直倫
京田の加入、二塁の競争激化、三塁の福田と、入り込む隙がなくなってしまいました。
しかしその鉄壁の守備技術は、試合終盤の守備固めに欠かせないものなので、今年も1軍にはずっといるでしょう。
・ビシエド
去年は市民権獲得の問題で、長期間離脱しました。
今年は1年を通して居れば、かなりの成績を残すと思います。
独特の強烈なダウンスイングで、外角の球でもライトスタンドに叩き込むので、非常に頼りになります。
一昨年は、内角を攻められて調子を崩しましたが、今年は乗り切れることを期待します。
③主力外野手
・藤井 淳志
走・攻・守、何でもできるため、スタメンに居るよりもベンチに居たほうが使い勝手が良い選手です。
そういうわけで、今年も一軍にはずっと居られると思います。
・平田 良介
怪我さえしなければ、足が速く守備も上手い、選球眼も良く一発もあるという、5ツールプレイヤー。
(元横浜の多村選手のような・・・)
怪我さえしなければ、かなりの成績を残すでしょうが、それは多分難しいでしょう。
穴を埋める選手はそこそこ居るので、そこは幸いです。
・大島 洋平
ドラゴンズで最も頼りになる打者です。
毎年3割を打てる安定感と、コンスタントに盗塁できる足、たまにある一発と、今年も活躍することは間違いないでしょう。
・アルモンテ
今年から加入の、強打のスイッチヒッターです。
小さなステップから、上半身だけを使っているように見えるスイングですが、飛距離は驚くほど出ます。
長打力とミートを兼ね備えた、日ハム時代のセギノールのようなタイプになるのではと思います。
落ちる球を上手くすくう場面も多く見られ、変化球への対応力も見せています。
守備が緩慢なのさえ目をつぶれば、レフトやDHは任せられるでしょう。
④準主力投手
・岩瀬 仁紀
去年、意外と投げられる姿は見せましたが、やはり衰えが見られました。
ただ新変化球の習得などで、オープン戦ではまだやれるのではないかという余力を見せてくれました。
黄金期を支えた選手なので、活躍するのは嬉しいのですが、岩瀬を追い出せるような選手が出てこないのは寂しいところです。
若い選手たちのコーチも兼ねて、頑張って欲しいと思います。
・吉見 一起
手術をしてからは、元々早いわけではなかった球速が落ち、苦しいシーズンが続いています。
いくらコントロールが良くても球速が140中盤はないと、1軍ではなかなか通用しないと感じさせられます。
非常に高いプロ意識を持っていると感じるので、若手にその姿勢を見習って欲しいと思います。
ローテーションの谷間に食い込んでくる可能性はあると思います。
・福谷 浩司
それなりの球速ながら、なぜかヒットを打たれてしまう不安定さがあります。
たまに登板しているのをみても、ストレートがしっかり制球されているようには見えず、いつも不安定に見えてしまいます。
・阿知羅 拓馬
2軍でのエースとして、かなりの実績があるものの、なかなか1軍に呼ばれません。
バランスが良過ぎて、これといった武器が無いのではと感じます。
1軍の先発陣が揃っている状態では、上から声がかかることは少ないと思います。
・浅尾 拓也
福谷よりは制球が良い印象ですが、やはり全盛期のストレートには遠く及ばず、力不足な印象です。
しかしきちんとやれば、祖父江と同じくらいは投げる場面があると思うので、まだ期待しています。
⑤準主力内野手
・阿部 寿樹
守備もよく、打撃も良くなってきているのに、出るポジションが無いという不遇の選手です。
荒木や周平に何かあれば、すぐに代わりになりうる選手と思います。
長打力も付いて来ましたし、代打としても活躍できると思います。
⑥準主力外野手
・遠藤 一星
打撃が売りですが、レフトはアルモンテ、センターは大島、ライトは平田となると、なかなか入り込む余地がありません。
3人のうち、誰かが怪我をしたときに食い込んでくる選手でしょう。
・松井 佑介
打撃が売りの選手です。
去年も、平田が抜けているときに穴を埋め、非常に活躍しました。
守備で比べるとどうしても見劣りしますが、打撃は同じくらい頼りになります。
平田が怪我で抜ける確率が高いので、外野の2番手の筆頭候補です。
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⑦期待枠
・鈴木 博志
去年のドラフト1位の豪腕ピッチャーです。
適度にボールが散らばるものの、四球でランナーを溜める怖さがあるため、抑えとしてはまだ怖いところです。
しかし球速には魅力があるため、変化球を磨き、ストライク先行のピッチングが出来れば、守護神もありうると思います。
・笠原 祥太郎
大きな実績があるわけではありませんが、去年後半から安定したピッチングを続けていた期待の左腕です。
ソフトバンクの和田投手のように、体の後ろで隠された左腕が、リリースの瞬間に急に出てくるイメージです。
球の出所が見づらいのか、140キロそこそこのストレートに、打者が詰まらされている場面を多く見ます。
これに加えて、制球力や変化球の精度もあり、スタミナもかなりある印象です。
ローテをきちんと守れば、10勝できると思います。
・木下 雄介
150キロ近い速球とフォークが特徴のリリーフピッチャーです。
支配下登録されたこともあり、モチベーションを保って、リリーフ陣を活性化して欲しいと思います。
支配下登録直後に満塁ホームランを浴びるなどのトラウマはありましたが、オープン戦と割り切って欲しいところです。
今後の登板内容次第ではセットアッパー、抑えも有りうると思っています。
・松坂 大輔
正直、戦力としては望めないと思います。
しかし地味な中日ドラゴンズにおいては、注目を浴びる唯一の材料ですし、観客動員数の向上には役立つと思います。
ぜひ土日祝日に登板し、ドームに客を呼んで欲しいところです。
・モヤ
今季加入の助っ人外国人です。
201cmの大柄な体で、彼もスイッチヒッターです。
アルモンテに比べ、やや粗い印象があり、内角攻めや変化球に苦しんでいる印象があります。
まだ若いので、今年1年だけの選手ではないのかもしれませんが、まだしばらく対応できなさそうに見えます。
⑧勝負の年
・野本 圭
毎年、自由契約になるのではと思いながらも、何とか残留を続けている印象です。
ドラフト1位で取っており、出身大学や企業との関係もあるので、なかなか切れないのかもしれません。
ただ、ここ数年は本当に活躍の場も減っており、そろそろまずいのではと思います。
・友永 翔太&井領 雅貴
共に同じようなタイプの選手で、年齢も20代後半です。
オープン戦などで打席を貰っているものの、結果を出せておらず、ますます厳しい状況になっています。
・小熊 凌祐
先発候補として期待していましたが、ここ数年は若手の台頭もあり、登板機会が減っています。
特に去年も、チャンスを貰いながら物にできなかったので、そろそろまずいのではと思います。
・若松 駿太
まだ若いですが、森監督の厳しいコメントが印象に残っています。
生命線のチェンジアップと制球力で、何とか返り咲いて欲しいところです。
・山井 大介
ベテランの域に達していますが、一言で言うと「不安定」な選手です。
昔は、良いときは手が着けられないほどよく、悪いときは全くダメという感じでした。
近年、悪いときの割合がどんどん増えていき、ジリ貧の印象です。
スライダーの出来次第で、その日の内容が決まります。
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