草野球を始めて、誰でも一度はやってみたくなるのが、投手というポジションです。
ただ、実際にチャレンジしようとして、その難しさに挫折した人もいるのではないでしょうか。
今回は、投手をやるにあたっての準備や心得、練習方法などを書いていこうと思います。
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投手の資質
まず、どんな人が投手に向いているかということを書いていきます。
はっきり言って、草野球においては「投手をやりたい」という気持ちを持っているかどうか、それが一番大きいです。
投手をやれる能力があるかどうかよりも、そのモチベーションがあるかどうかです。
次に大事なのは、メンタリティです。
失点を人のせいにしないメンタルと、打者に立ち向かっていく気迫、辛くても何とかしようとする粘り強さなどが重要です。
特に大事なのは「人のせいにしない」という部分です。
投手は極論、全部三振を取れば勝てるわけなので、誰かがエラーしたとしても気落ちせずに、「三振を取れない自分が悪い」と思えるかどうかです。
草野球はプロ野球と違って、エラーはとても多いです。
「守備がまともなら打ち取った当たり」というものはあるでしょうが、それを口に出すのは良くないです。
他人のせいばかりにしていると、チームメンバーからも愛される投手になれません。
投手として登板できる基準
精神論の次は、技術論です。
前述したようなメンタリティを持っていたとしても、ある程度の技術がなくては、試合を成り立たせることが出来ません。
投手として登板できる基準は何なのでしょうか。
僕が考える最低の基準は、1イニングで3アウト取るまでに、四球を3つ以下に抑えられるかどうかです。
テスト方法としては、キャッチャーを座らせ(可能なら打者も立たせて)投手に投げさせます。
そして1打席ごとにカウントを取って投げていき、3つアウトとればイニング終了、四球を出せばランナーが出塁して、カウントはリセットです。
早い話、9球連続でストライクを入れれば終わりのテストです。
何をテストしているのかというと、「打者が1度もスイングしないで点が入るかどうか」ということです。
もしそれで点が入ってしまうなら、誰をバッターに立たせても、振らないでいれば点数が入ってしまうため、勝負にすらならないということになります。
投手をやりたいという人は多いと思いますが、まずはこのテストでふるいにかけるといいでしょう。
練習方法
では、実際にどんな練習をすればいいのでしょうか。
僕の場合はマウンドがあまり使えなかったので、実際の距離よりも長い位置から投げ込み、練習していました。
平らな部分で練習する場合はマウンドの傾斜を利用できないので、若干遠い距離から投げると、ちょうど良い練習になります。
あと、できれば打者を置いた状態で練習したいところです。
打者がいるのといないのとでは投げやすさが全然違うので、誰かに立ってもらうといいと思います。
立ってもらう打者にも、ストライクかボールか判断してもらい、打者の練習も兼ねてお願いしてみましょう。
また、ちゃんとしたグランドで練習できないときは、打者の位置に木が生えているような位置取りで練習するのも役に立ちました。
以上、初心者向けに、投手として登板するのに必要なことを書いてみました。
少しでも参考になればと思います。
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